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2)LDLコレステロール値と中性脂肪値が高い場合
◎甘いものを控える
糖質を多く摂りすぎると中性脂肪の合成が進みやすくなります。糖質の中でも特にショ糖(砂糖)、果糖、ブドウ糖などは体内で中性脂肪に合成されやすいため、果物、清涼飲料、菓子類は控えめにします。

◎アルコールを控える
アルコール飲料を多く飲むと、肝臓での中性脂肪の合成が促進されます。飲酒によって中性脂肪が増加した場合には、禁酒することで減らすことができます。

3)HDLコレステロール値が低い場合
◎エネルギー量を適正にする
HDLを増やす食事は確定されてはいませんが、肥満ではHDLが減少することが知られ、食事量を制限して体重を減らすと逆にHDLは増えていきます。

◎適度なアルコールの摂取
日本酒では1合、ビールでは中ビン1本、ウイスキーではダブル1杯程度の飲酒量はHDLを増やす傾向があります。ただし、たくさん飲んだからといってHDLコレステロール値が上昇するわけではないので、飲みすぎには注意が必要です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

〔景品表示法上問題となるおそれのある広告その他の表示の要素〕には、機能性表示食品は容器包装の表示とともに、さまざまな広告媒体においても、その食品の機能性を訴求する表示が行われています。

実際のものよりも著しく優良であると示す表示をしてはならないとする景品表示法上の定めにおいて、具体的に何が一般消費者に実際のものよりも著しく優良であると誤認される場合に該当するかの判断は、個々の広告などの表示に即してなされるべきです。

例えば、それら広告などの表示において、顧客を誘引するために用いられている表示要素別に届け出された機能性の範囲を逸脱して景品表示法上問題となるおそれのある事項を整理すると以下のとおりとなります。

2 保健機能食品以外の健康食品において問題となる表示例
(1)解消に至らない身体の組織機能等に係る問題事項等の例示
届け出された食品または機能性関与成分が有する機能性では解消に至らない疾病症状に該当するような身体の組織機能などにかかわる不安や悩みなどの問題事項を例示して表示することや、当該食品または機能性関与成分が有する機能性ではおよそ得られない身体の組織機能などの変化をイラストや写真を用いるなどによって表示することは、一般消費者が表示全体から受ける印象によって当該食品を摂取するだけで当該身体の組織機能等にかかわる問題が解消されるものと認識する蓋然性があり、そのような表示は届け出された機能性の範囲を逸脱したものとして景品表示法上問題となるおそれがあります。

父の仕事の関係で転校が多く、小学校が3か所、中学校が2か所、高校のときには住まいが2回、東京の大学のときには4回の引っ越し、社会人になっても6回、そして岡山に移住後も2回と、引っ越しの連続でした。そのたびに体調を崩していました。

新たな住まいに移るたびに「住めば都」と周囲に言われていたのですが、「本当に都と感じることができるのだろうか」と感じることばかりでした。

長く住んでいる人には気にならないことでも、初めて住んでみると苦痛ということもあります。初めて通った小学校は山奥で、静かすぎる環境でしたが、都市部に移ると近所の音が気になって眠れない、田園部に移ったときにはカエルの鳴き声で眠れないという状況でした。中学生のときには国道沿いで、夜にも大型トラックが頻繁に軒先を通過するということで、1週間は不眠状態で新たな学校に通うという経験もしました。

社会人になってからも音楽家が上の階で楽器を弾く、外国人が下の階で騒ぐ、深夜と早朝に救急車が毎日通過するといったように、引っ越しをするたびに悩まされていましたが、そんな音であっても慣れてくと平気になってくるので、なんとか“住めば都”と感じないわけでもありませんでした。

ところが、臭いだけは慣れるということがなくて、大学生のときに初めて住んだアパートの隣が豆腐屋で、早朝(ほぼ深夜)から仕込みに入るので、臭いで目覚めるという日々でした。迷惑をかけているというので、早朝から豆腐を持ってきてくれたことから、栄養摂取に困ることはありませんでした。

岡山に移住してからはビール工場の酵母の臭いが漂い、隣の畜産会社の牛の臭いが混ざって、さすがに長くは住めなくて、逃げ出すように今の住まいに移りました。だから条件をつけて探すことができず、今の住まいは目の前が救急搬送もある病院で、救急車は毎日のようにやってきます。それ以外にも別の救急病院に向かう救急車も通過します。

山陽本線の列車の音は日中は気にならないのですが、夜から朝までは貨物列車の通過音で目が覚めることはあるものの、音は慣れるので平気という感覚です。

新たな仕事が始まり、岡山市東区に居続けてよいのか、仕事の場に近い中央に移動するのか、それはまだわからないのですが、臭い以外であれば、きっと慣れて「住めば都」になるはずだと思って、変化に合わせて目の前の仕事をこなしているところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

岡山市南倫理法人会に入れてもらったとき、いきなりモーニングセミナーの前の朝礼に参加させてもらい、体育会系のノリに触れました。入会以前から知り合いだった方からは、「体育会系でビックリしたでしょう」と声かけされたのですが、体育系は慣れっこでした。

父が警察官であったことと、叔父が居合の達人であったこともあって、小学校5年生からのクラブ活動で剣道と柔道を始めました。たまたま父が転勤した古い派出所の2階が道場になっていて、そこで週に2〜3回ずつ剣道と柔道の教室がありました。住まいの2階に行くだけなので、ほぼ毎日、武道をやっていました。

派出所が近くに新築されることになり、元の派出所は近くに移動させて(建物を引いて移動させるのを初めて目にしました)、自治体の道場となりました。自分が住んでいた家が、そのまま道場になり、道を挟んで目の前だったので、自分の家のように時間さえあれば通っていました。

小学5年、6年、中学1年、2年と学校のクラブ活動で剣道、道場で剣道と柔道を続けました。さらには道場は派出所の目の前だったので、まるで警察の道場のようにも使われていて、そこで逮捕術も学ぶこともできました。

逮捕術は転校先の中学3年でも、高校(父の出身校)に通っていたときにも警察署の道場に通って、剣道の稽古のあとに続けていました。

高校では空手も始め、大学生のときには、弟子入りした文学の先生の息子さんの影響で少林寺拳法も始めました。

並行して複数の武道を続けていたので、それぞれ2段になるのがやっとでした(逮捕術は警察官でないと級が取得できないので何もなし)。その複数の経験が逮捕術の腕前をあげたこともあったので、父も周囲も卒業後は警察官になるのではないかと思っていたようです。しかし、大学生のときにアルバイトをしていた社団法人の仕事の関わりで、健康分野の執筆と編集を始めたことで、武道は趣味程度になってしまいました。

複数の武道を経験して、組織体制の重要性を学び、さらに健康関連の団体(臨床栄養、運動科学など)でも、アスリートを支援するスポーツ医学研究の世界でも体育系のノリのところが多かったことから、それと通じるノリの倫理法人会のモーニングセミナーの前の朝礼は楽しい機会となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

栄養摂取は発達障害の状態を左右します。中でも発達障害で大きく影響を与えているのは神経伝達で、神経細胞の状態(配線状態のようなもの)は通常どおりであっても、神経細胞から次の神経細胞に情報を伝えていく神経伝達物質の量が不足していると、神経の働きを正常に保つことができなくなります。

そのために、脳の機能調整がうまくいないことにもなるのですが、発達障害がある人(子どもも大人も)の場合には、神経伝達物質のセトロニンが不足していることが知られています。

セロトニンは自律神経の副交感神経の働きを盛んにして、心身の働きを抑制する方向に導いてくれます。セロトニンが不足していると、興奮系のドーパミンやアドレナリンの働きが高まり、交感神経の働きを盛んにしてしまいます。

そのために心身ともに興奮しやすくなっている状態で、これに対して精神を落ち着かせる行動だけで対処しようとしても、なかなか困難なことです。

セトロニンを増やすには、その材料となる必須アミノ酸のトリプトファンを摂ることが必要で、トリプトファンは大豆や豆類、乳製品に多く含まれています。

これらの食品を多く食べればよいのかというと、そう簡単なことではありません。セトロニンはトリプトファンから脳内で作られているものの、その割合が10%ほどでしかありません。残りの90%ほどは腸内で作られています。

腸内環境は腸内細菌の善玉菌によって保たれていて、腸内の血流促進によって善玉菌が増えやすい環境を作るのも、大腸の蠕動運動を盛んにして善玉菌が増えやすい酸性傾向の状態にするのも、副交感神経の働きが重要になります。

副交感神経は蠕動運動を盛んにするとともに、腸内の血流を盛んにして善玉菌が増えやすい温度にすることにも関わっています。副交感神経の働きをよくするにはセロトニンが多く作られる必要があるということで、この関係をよい循環にしていくためには、腸内環境を整えることが重要ということになります。
〔発達栄養指南:小林正人〕

細胞を働かせるためのエネルギーを作り出しているのは、細胞の中にあるミトコンドリアです。ミトコンドリア内でエネルギー産生が行われているのはTCA回路(Tricaboxcylic acid cycle)で、TCA回路では9段階の代謝回路によってエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)を作っています。

エネルギー源によってATPの発生数が違っていて、ブドウ糖は1分子あたり36分子のATPが発生します。脂肪酸は構成される炭素数によってア発生するATPの数が違っていて、不飽和脂肪酸のパルチミン酸の炭素数は16個で、脂肪酸1分子についてATPは131分子が、ステアリン酸の炭素数は18個でATPは146分子が作られます。

ブドウ糖のエネルギー量は1gあたり約4kcalですが、脂肪酸は約9kcalと、同じ重量なら2倍以上のエネルギー量となっています。それだけに、多くのエネルギーを作り出して、そのエネルギーを健康や活力のための使うことを考えたら、脂肪が重要な成分となります。

そして、脂肪酸をミトコンドリアに取り込むために必要な代謝促進成分のL‐カルニチンも重要な位置付けとされます。

L‐カルニチンは重要な成分であることから体内で合成されているのですが、合成のピークは20歳代前半で、それ以降は年齢を重ねるにつれて減少していきます。このことがエネルギー代謝を低下させて、同じ生活をしていても、つまり同じ食事量(摂取エネルギー量)、同じ運動量(消費エネルギー量)であっても、年々太りやすくなり、やせにくくなるという結果につながります。

L‐カルニチンは以前は医薬品の成分として使用することが許可されていたものが、今では食品の成分としても許可されて、サプリメントとして摂取できるようになっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

支援のスタートは理解することです。これは発達障害の支援に限らず、少なくとも支える必要がある方々に対して何か行動を起こそうと考えるときには、まずは実態を把握して、どんな困難さがあるのかを理解することから始まります。

発達障害に関しては、子どもの8.8%に発達障害があり、それも通常学級で学ぶ子どものうち教師が把握している(おそらく発達障害であろうと考える)数であって、認識不測による見逃しを加えれば10%を超えているはずです。さらに、特別支援学校、特別支援学級に通う子どもを加えたら、実際には、どれだけの数になるのかわからないという状態です。

私は児童発達支援施設を運営する団体の役員を務めて、施設に通う子どもの保護者と話していて、その兄弟姉妹でも発達障害の可能性が高いと思われても、それを認めない、医師の確認を得ていないという保護者の例も少なくありません。

支援する側の立場だけでなく、地域全体の支援を考える立場でも、もっと知ってもらい、理解してもらわないことには改善の支援が遅れて、せっかくのチャンスを逃しかねないと感じることも多々あります。

3歳児検診で発達障害の疑いが指摘された場合、最大のチャンスは未就学の期間、つまり小学校に入学する前の期間です。この期間にこだわるのは、小学校から集団生活が始まること、学ぶことが急に多くなることだけではありません。

脳の発達の凹凸を改善するには、脳の中心部の脳幹の機能を高めることが重要で、早くアプローチするほど好結果につながることがわかっているからです。

発達障害者支援法によって、早期発見、早期支援、早期改善の重要性が訴えられているものの、法律の存在も知らず、発見のための理解もできていない実情に直面して、なんとかできないかと常に考えています。

その理解のためには、まずは発達障害の実態と、どのような特性があるのか、そのために何ができるのかを考えることから始めるべきですが、そこまで至っていないのが事実だと認識しています。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕

メディカルダイエットは、私が代表を務める特定非営利活動法人(NPO法人)の名称に使われています。メディカルダイエットのあとに支援機構とつけているのは、私たちがメディカルダイエットを実践する団体というよりも、メディカルダイエットを実践している人、実践してほしい人を支援するという思いが込められています。

メディカルダイエットを冠した資格認定ができる唯一の団体として、メディカルダイエットアドバイザーの資格認定講習と資格認定者への情報発信を実施しています。メディカルダイエットアドバイザーの講習はダイエット指導を目的とする方の受講が多いこともあって、「メディカルダイエット=医学的なダイエット」という印象が抱かれることもあります。

しかし、メディカルダイエットは、やせたいと願っている人、それを支援する人のためでもあるのは間違いないことですが、健康の維持増進を願う人を食事を通じて支援するのも重要な役割だと認識しています。

私が初めて臨床栄養の仕事を始めたのは、国立病院出身の管理栄養士が代表を務める研究所の主任研究員になったときのことで、その研究所はHDS研究所といいます。設立当時はH.D.S.研究所と英文字が略称であることを示していました。

臨床栄養の関係者は「Hospital Diet System」の略だと誰も(ほとんど?)が知っていました。病院の栄養管理は「Diet System」で、栄養士は「Dietitian」であるので、HDSは簡単に通じていました。「Diet System」は食事療法であることも理解されていました。

私は病院出身ではないこともあって、病院を利用していない人(入院前、退院後)を対象としたダイエット(栄養管理)を手がけるということで、そのときから「メディカルダイエット」を活動名として使っていました。

このコラムの169回目では、ダイエット(diet)は、もともとは方針、戦略、作戦などの意味だと紹介しましたが、健康づくりの正しい方針に沿って医学的な手法を活用して進んでいくことを、私たちはメディカルダイエットと説明するようにしています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

健康食品の一つの機能性表示食品は、その名のとおり機能性を表示して販売することが許可されている食品です。その広告などを見ると、有効性が示されていますが、広告に図表を出すときには小さな字で調査対象についても示されています。どんな人を対象にしたのかも気になるところですが、どんな生活をしていたのかも重要で、食事と運動を心がけた上で摂取していたことが書かれているものがあります。

その生活をしているからの結果であったら、正しい食生活と運動習慣なしに、ただ摂取すれば好結果が得られるわけではないことに気づくはずです。これは各人が、これまでの食生活や運動習慣を改めることなく、自由に生活をしてもらっていると凸凹が多すぎて、比較試験をするのにふさわしい対象者ではなくなるからです。

太っている、血圧が高い、血糖値が高い、中性脂肪値が高いという人が、すべて本人の食生活などに問題があると言うつもりはないのですが、食事内容が関係していることが多く、これを一般的な状態にすることで、ある程度は改善がみられるものです。

ということで、有効成分が含まれた本製品(本物)を摂っている人だけでなく、有効成分が含まれていないプラセボ(偽物)を摂っている人でも改善がみられることも当然のように起こります。

生活の改善は生活習慣病の予防にも改善にも役立つことなので、機能性表示食品を使うときには、試験をしたときに実施したことと同じ生活をすれば、同じような結果が得られることは当然のように期待できます。生活が乱れた状態で、ただ摂取すれば期待される効果が得られるわけではないということです。

もう一つ言えることは、生活を改善するだけでも好結果が現れる可能性があるということで、どんな改善が求められたのかを知ることも、機能性表示食品の試験結果を見るときの楽しみの一つにもなっています。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

「世のため、人のため」は活動を始めるときの重要なスローガンの一つです。私たちのメディカルダイエットに関わる健康、食事、運動、発達障害児支援なども、できるだけ多くの方々がメリットを得られるように考えて、活動に取り組んでいます。

そうはいっても、「世のため、人のため」を長続きさせるためには、自分たちが核とすることを揺らがせることがないようにして、それが継続可能な仕組みになっていなければなりません。

要は、“自分”が精神的にも経済的にも支えられないようなことは、世のためにも人のためにも結果として役立たない、役立ったとしても期待と大きく違ったということになりかねない、という認識をしています。

そこで「世のため、人のため」と正面を切って言うときには、後ろを向いて「自分のため」と言うようにしています。

というのは、「〜のため」と言うのは、時と場合によっては偽りになることを、いろいろと経験する中で味わってきたからです。

“ため”を漢字にすると為となります。人と為という漢字を合体させると“偽”になります。漢字遊び、言葉遊びをしているわけではなくて、人の為だと言いながらも実施している人たちが自分たちの為になることを優先させている人や団体もあれば、初めのうちは本気で人の為にやっていたのに続かなくなって途中から自分の為になってしまったところも多く目にしてきました。

だからこそ、自分の為でもある、ということを意識して、共によくなる方法を続けていくことを考えているのです。

自分のため、自分たちのためになることが、周囲の人たちのためにもなり、それが社会のために役立つことであれば嬉しいことであり、これが継続させていく力となります。それだけに、このような考えを使えるときに、「人+為=偽」という話をさせてもらっているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕