投稿者「JMDS」のアーカイブ

広く健康に関わる記念日について紹介します。

4月21日 川根お茶街道推進協議会が立春から数えて七十七夜になることが多いことから「川根茶の日」と制定。毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。

4月22日 ピップが夏目漱石の朝日新聞連載の『門』の1910年4月22日に肩コリに関する記述があり、しんどい(4)コリつらい(2)つらい(2)の語呂合わせで「肩コリを労わる日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)。

4月23日 日本シジミ研究所(島根県松江市)がシ(4)ジ(2)ミ(3)の語呂合わせで「シジミの日」と制定。明治が明治おいしい牛乳の発売日の2001年4月23日にちなんで「明治おいしい牛乳の日」と制定。毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ主産県協議会)。

4月24日 毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京鰹節類卸協同組合)。

4月25日 日本失語症協議会が、し(4)つ(2)ご(5)の語呂合わせで「失語症の日」と制定。キューサイが100歳まで楽しく歩こうプロジェクトを推進して、しあわせ(4)ニッコリ(25)の語呂合わせで「しあわせニッコリ食で健康長寿の日」と制定。ゴールドリボンネットワークが4(しょう)2(に)5(ゴールドリボン)の語呂合わせで「小児がんゴールドリボンの日」と制定。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)。

4月26日 日本入浴協会が、よい(4)ふ(2)ろ(6)の語呂合わせで「よい風呂の日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。

4月27日 駒ヶ根ソースかつ丼会が結成の1993年4月27日にちなんで「駒ヶ根ソースかつ丼の日」と制定。毎月27日は「ツナの日」。

4月28日 よつ葉乳業が、よ(4)つ(2)ば(8)の語呂合わせで「北海道よつ葉記念日」と制定。毎月28日は「にわとりの日」(日本養鶏協会)。

4月29日 カゴメが昭和生まれの日本の洋食のナポリタンから昭和の日に合わせて「ナポリタンの日」と制定。花王が歯(4)肉(29)の語呂合わせで「歯肉ケアの日」「歯肉炎予防デー」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Piknikの日」(森永乳業)、「クレープの日」(モンテール)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)。

4月30日 宝酒造がサ(3)ワ(輪=0)ーの語呂合わせで「サワーの日」と制定。日本ロレアルが、し(4)み(3)ゼロ(0)の語呂合わせで「しみゼロの日」と制定。毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)。

発達障害児の支援活動を岡山で3年前から取り組み、今は3法人の役員を務めています。

1つは児童発達支援施設で、医療スタッフの理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と保育士、児童指導員などが感覚統合療法を主とした支援をしています。岡山市内の瀬戸町、東古松、牟佐と毎年1施設ずつ増やしてきて、今秋には備前市で4施設目が開設できるところまで進みました。

あと2つはともに瀬戸町にある一般社団法人とNPO法人で、生活面からの発達障害児の改善支援、親世代と祖父母世代を巻き込んだ家庭支援に取り組んでいます。

こういった活動をして、他に県内で活動している法人と交流していて強く感じるのは、発達障害児に対する理解の不足です。

発達障害児の数について、文部科学省は2022年に『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査』を実施して、通常教育を受けている子どものうち発達障害の可能性がある小中学生は8.8%と発表しました。これは知的発達に遅れはないものの学習面や行動面に著しい困難を示すと担任が回答した児童で、担任の主観に基づく調査結果です。

10年前の調査では6.5%だったので、いかに増えているかがわかります。その当時でも実際には10%に達していると推定されていました。

こういった状況で、少しでも発達障害児の理解と支援を始めようと、発達障害サポーターの講習を始めました。このモデルとしているのは国の認知症サポーターです。認知症について理解して、できるところから支援をしてもらおうという主旨で、認知症患者は2025年には675万人になると推計されています。

子ども(15歳未満)の数は1400万人ほどなので、このうちの10%を占める発達障害児は140万人となります。認知症に比べたら少ないように見えますが、発達障害の特性は生涯にわたって続きます。単純計算にはなりますが、全国民の10%が対象なら1200万人、その保護者(親)は2倍の2400万人となります。

そのような状況を考えると、50人が集まれば、そのうちの15人は発達障害児・発達障害者が身近にいることになります。だからこそ、できるところから始めようということで、近いところから発達障害の理解を進める活動に取り組んでいるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

3歳のときから小学校に入る前の期間、親元を離れて母の実家の寺で暮らしていたことは前に書きました。その寺があったのは新潟県出雲崎町で、良寛和尚の生まれ在所ということで、移住先の岡山との結びつきを感じているところです。

そのことを前に書いたときに、倫理のメンバーから、なぜ親元を離れることになったのか聞かれて、父が山奥の駐在所勤務で、母も仕事があったときに、弟が生まれて子ども2人を育てるのが大変だったから、ということを公式見解的に言っています。

倫理のメンバーになって、自分の今あるのは過去の積み重ねという考えから、自分の“三つ子の魂”を作ることになった生活環境を振り返り、実際のところを書き残すことにしました。

私が生まれたのは母の実家でしたが、時期を置かずに父の勤務地の松之山温泉(県南の山奥)に行きました。私が2歳のときに、警察の事件としてはあまりにも有名な松之山事件が起こりました。松之山は、坂口安吾の推理小説「不連続殺人事件」の舞台となったところです。

松之山温泉から、さらに奥に進んだ駐在所の新人巡査が住民3人を射殺する事件が起こりました。これをきっかけに、新人、独身者は駐在所に勤務させないことになったといいます。

父は現場に最も近いところにいたことから、その駐在所に向かったところ、すでに巡査は自殺していました。その時代の警察の最大の不祥事ということで、後任配置について相当に検討されたということでしたが、父が現場地域も知っていることから、その事件現場の駐在所に家族で転勤することになりました。

警察官が通るだけで子どもは泣き出す、住民も避けるようになっている中での勤務と子育ては大変だったということで、私は母の実家に預けられることになりました。子ども心にも親元を離れることは寂しいと言えるような雰囲気ではありませんでした。

小学校からは親元に戻り、父の別の転勤先の山奥の村で3年間、その後は都市部に1年間、農村部に3年間、再び都市部に3年間と転校を繰り返しました。高校は父の出身校に親戚の家から通い、大学で上京してから岡山移住まで44年間、東京暮らしをしていました。

転校のたび、移動のたびに友人・知人と離れ、今もLINE仲間として連絡を取り合っているのは大学時代のサークル(合唱団)の仲間だけです。東京にいたときは仕事仲間はいても友人という関係ではなく、飲食の付き合いも避けてきました。

岡山に移住して、移住のきっかけを作った人との断絶はあったものの、発達障害児支援を通じて友人関係として付き合える人との出会いがあり、倫理のメンバーにもなって、レベル68(100歳現役を目指しているので)の今、やっと安心して付き合える人との交流ができるようになりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康食品の成分の吸収率は成分によって大きく異なります。最も吸収しやすい条件が整っていたとしても半分も吸収されないというのは普通のことです。

最も吸収率に影響するのは成分の脂溶性の性質に関わるもので、脂溶性の成分は油の成分に溶けてから吸収されるので、胃の中に脂肪がある食後に摂ることで吸収されます。その脂溶性の性質がある成分を空腹時に摂ったとすると、胃の中で分解されないので、小腸で吸収されることもなく、そのまま素通りしてしまいます。

ビタミンではビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが脂溶性です。健康食品に使われることが多いコエンザイムQ10はビタミン様物質(ビタミンに似た性質)で、脂溶性であるので、空腹時の摂取は素通りして意味がないことになります。

ここまでは食事をしたあとか、それとも空腹時かという話であって、食事の内容とは、あまり関係がありません。もちろん、脂肪が多く含まれている食事のほうが胃の中に脂肪が多い状態なので、脂溶性の成分は分解されやすく、吸収もされやすいことになります。

だからといって、脂肪を多く摂れば、それだけ吸収される量が増えるということでもありません。適度に脂肪があれば、それで脂溶性成分は分解されます。

これに対して水溶性の成分は、水に溶ける性質なので、いつ摂っても胃の中には水分があるので分解されます。水で健康食品を飲めば、その水だけでも分解されます。

この理屈からいうと、どんなタイミングで摂ってもよいのが水溶性成分ということになるのですが、成分の特性によっては必ずしもそうではないものもあります。

コエンザイムQ10と並ぶ代謝促進成分のL‐カルニチンは、水溶性ではあるのですが、たんぱく質と一緒に摂ったほうが吸収性が高まります。ということは食後、それもたんぱく質が多い肉、魚、卵、乳製品、大豆製品を食べたときに摂るのがよいことになります。

もう一つの代謝促進成分のα‐リポ酸は、胃液で分解されて別の成分になるので、胃液が多く分泌されていない空腹時に摂らないといけないことになります。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

脂質異常症のうち、LDLコレステロール値が高くなった場合が高LDLコレステロール血症です。

血液検査では、LDLとHDLの値が調べられます。

コレステロールや中性脂肪は、脂肪であることから、そのままでは水に溶けにくい分子構造のため、親水性のタンパク質と結合してリポ蛋白として血液の中を流れています。コレステロールはLDL(低比重リポ蛋白)やHDL(高比重リポ蛋白)などによって血液中を輸送されています。

LDLコレステロール値は、各人の状態(リスクの数)によって目標値が異なります。心臓病を起こしたことがない人(一次予防)で、LDL以外の危険因子がない低リスク群の場合にはLDLコレステロール値は160mg/dl未満、危険因子が1~2の中リスク群の場合には140mg/dl未満、そして、危険因子が3以上の高リスク群の場合には120mg/dl未満となっています。

心臓病を起こしたことがある人(二次予防)では、より厳しく管理して再発を防ぐために、LDLコレステロール値は100mg/dl未満とされています。

どの段階においても、HDLコレステロール値は40mg/dl以上、中性脂肪値は150mg/dl未満となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖質過剰で中性脂肪値が上がる仕組みについて前回、紹介しました。それに続いて今回は表題にあるように「脂質過剰で血糖値が上がる」ことについて書いていきます。仕組みについては同じなのですが、見た目で起こることが違っているので、あえて書き残すことにしました。これは生活習慣病の合併症にも関わることです。

脂質過剰というのは、中性脂肪が多く含まれる食品を食べすぎることを指しています。中性脂肪は脂肪酸が3個結びついた貯蔵タイプの脂肪のことで、食品に含まれている脂肪の基本的な形状です。私たちの身体の脂肪細胞の中に蓄積されているのも中性脂肪です。

中性脂肪は体内で消化されると脂肪酸に分解されて吸収されます。脂肪酸としてエネルギー化されなかったものは肝臓で中性脂肪に合成されます。エネルギー源として使われずに余分となったものは中性脂肪になって、脂肪細胞に蓄積されていきます。

そして、体内で必要な脂肪酸が不足したときには、脂肪細胞の中の中性脂肪は分解されて、脂肪酸として血液中に放出されます。

脂質過剰になると、肝臓では中性脂肪を多く作り出すために膵臓からインスリンが多く分泌されます。インスリンは血糖値を下げるホルモンとして一般に知られていますが、余分なエネルギー源を取り込むためのホルモンで、ブドウ糖が多くなったときには細胞に取り込ませることと同時にブドウ糖を脂肪酸に合成するように働き、中性脂肪が多くなったときには中性脂肪を脂肪細胞に取り込ませるように働きます。

日本人は歴史的に低栄養の時代が長かったことから、インスリンが多くは必要ではない民族で、膵臓の働きも弱くなっています。脂肪の摂取が多くなると(77年前の終戦後に比べて肉食は6倍以上に増加)、それだけインスリンが多く必要になります。脂肪細胞に取り込むべき中性脂肪が多い間は膵臓はインスリンを分泌し続けます。そのために膵臓が疲弊して、急にインスリンが多く分泌されなくなります。

そのためにブドウ糖も細胞に取り込まれなくなって、血糖値が高くなりすぎます。そのために糖尿病になりやすいのが日本人の体質なのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

使用前・使用後の状態を伝えることは法規制の対象とされると言われていますが、それは比較することと、比較する内容(検査結果など)によって対応が異なります。例えば、よくあげられるのがダイエットに関する健康食品やサービス(運動や美容系の手技など)で、体脂肪が多かったときの数値(体脂肪率や体重)や画像を示して、健康食品やサービスを利用した後の結果と比べて、有効性・優良性を主張するものです。

太っていることは病気ではないので、ダイエットによってやせることは医薬品医療機器法の規制には該当しません。それを知っていてダイエットの使用前・使用後を比較する人がいるのですが、その示した数字や画像が真実と異なるものだと、これは景品表示法や健康増進法で規制されている不実表示、虚偽表示となります。

実際には数か月かけた結果なのに1か月の結果と示したり、今どきは画像の加工が簡単にできるので、実際よりもスリムに見せるといったことがされています。本来なら規制されないはずのダイエットで取り締まりが行われているのは、要は言い過ぎだということです。

使用前・使用後で取り締まられた例として最も多いのが、膝の軟骨の再生です。軟骨が磨り減った写真を示して、通常の状態の軟骨の写真を並べて健康食品の効能効果を伝えようとしているわけですが、健康食品を使う前にレントゲン画像を撮って、それを持っている人は少なく、改善した結果と比較するというのは、あまりないことです。

健康な状態の写真と、軟骨がすり減った状態の写真を他から持ってきて、それを使っているのは明らかですが、この膝軟骨の改善は医薬品に認められているものなので、健康食品で表示することはできません。

以前に、健康な状態の膝の写真を出して、すり減った状態では、このようになるということで比較写真を表示して取り締まられた例があります。当事者の言い分としては、通常の状態からすり減った状態を示すために矢印(→)を使ったのですが、校正の段階で矢印の向きが逆になっていたことに気づかなかったということでした。

よい状態と比較して悪い状態では膝の軟骨が磨り減っていると示すつもりだったのに、悪い状態から軟骨が戻ってよくなったということを示す矢印になってしまった、という言い分というか言い訳でした。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

体脂肪は脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪のことで、これを単純に増やすだけなら、太りやすい生活をしていればよいことになります。しかし、それでは不健康な太り方になってしまいます。

中性脂肪は脂肪酸3個が結びついた貯蔵型の脂肪で、食品に含まれている脂肪も、私たちの体内の脂肪細胞の中の脂肪も中性脂肪の形となっています。中性脂肪は胃で消化されて脂肪酸になり、小腸から吸収されたあとは肝臓に運ばれて中性脂肪に合成されます。

余分に食事をすると、体内では糖質もたんぱく質も余った状態になり、これをエネルギー源として体内に保存しておくために中性脂肪に合成されます。多くの量を食べて、その割には運動をしなければ、体内(脂肪細胞や血液中など)の中性脂肪が増えるのは当たり前のメカニズムです。

体脂肪は余計なものと考えられがちですが、飢餓状態に備えてのエネルギー源、寒さに対する保温、体外の刺激などからの身体の保護などの重要な役割をしています。体脂肪は免疫の維持にも重要で、体脂肪が平均よりも5%ほど多いほうが免疫は高いとされています。

体脂肪を増やすと同時に、いつでも体脂肪をエネルギー化して多くのエネルギーを作り出せるように筋肉を増やしておくことも必要です。運動で体脂肪が減るのは、有酸素運動によって脂肪酸を消費したときで、筋肉運動の無酸素運動ではブドウ糖が多く消費されています。

体脂肪を適度に増やしながら、筋肉を増やすには筋肉運動が効果的ということです。筋肉運動は興奮作用があるアドレナリンを分泌させますが、脂肪細胞に蓄積されている中性脂肪はアドレナリンによって分解され、脂肪酸が血液中に放出されます。

この脂肪酸が筋肉細胞に取り込まれて、効果的なエネルギー源として使われます。このエネルギー源を使って多くのエネルギーが作り出され、そのエネルギーが細胞を代謝させていくので、筋肉を増やすための運動は脂肪を減らすことにもなるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

夜道は路面が見づらいので、足元に気を配って、明るいときと同じように勢いよく歩くというわけにはいかないのが普通のウォーキングです。明るいときであっても、凸凹した道も、雨上がりのぬかるんだ道も普通の勢いでは歩きにくいものです。

その点、ポールを使ってのウォーキングは、4点歩行になるので、安定性があります。後方にポールのゴムパッドをついて勢いよく前進するノルディックウォーキングでも4点歩行となりますが、前にポールをつくポールウォーキング(ノルディック・ウォーク)では左右の足と2本のポールで、しっかりと地面を捉えることになって、より安定性がある歩き方ができます。

夜道を1人で歩くのは、危険なこともあります。女性の夜道の一人歩きは危ないと言われるのと同じことですが、ポールを用いてのウォーキングは、いざというときに武器にもなるものを持って歩いているのと同じことです。

もちろん危険性があるようなところは、いくら武器(?)を持っているからといっても避けたほうがよいのは当たり前のことですが、少なくとも安心感があるというのはよいことです。

一般のノルディックスタイルのポールには(安すぎる輸入物などを除けば)一部に反射処理がされています。一部だけなので、反射テープを貼るか、夜間ウォーキングの点滅ランプをつけることもすすめられます。

帽子に装着するヘッドライトも販売されていますが、そこまではしたくないときときには、ポールや腰などに装着する小型の点滅ライトもあります。こういったものも使って、より安全に歩くことも大切かと思います。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害がある人は、子どもに限らず、入浴嫌いが多いことが指摘されています。その一つは感覚過敏の触覚過敏があって、お湯を実際の温度以上に熱く感じることがあります。感覚過敏による熱さの過敏反応は、飲料にも起こりやすく、お茶も熱くて飲めないという反応があります。

実際の温度ではなく、家庭以外で入浴したときに非常に熱く感じたことが原因になっていることもあります。

また、温度だけでなく、シャワーの水流が痛く感じて、シャワーを避けようとすることもみられます。シャンプーが目に入って痛かったという記憶がシャワー嫌いにさせていることもあります。

身体を洗うことに苦手で、こすって洗うのが上手にできない、それを指摘された嫌な記憶が消えずに、入浴そのものに抵抗感があるという子どもも少なくありません。

発達障害があると顔にお湯がかかること、髪が濡れることに抵抗感がある場合もあり、他人に触れられることを嫌って、親や兄弟姉妹などとの入浴を避けようすることがあります。

こだわりが強くて、自分が決めた順番に、決めた通りに進まないと気が済まないところがあり、それが乱されることを嫌って、一人で入浴したいのに、家族と入浴しなければならないことに抵抗を示すこともあります。

入浴は短時間のうちにこなさなければならないことが多く、どのような順番で取り組み、どこで終えるのかがわからないことから入浴が嫌いになることも少なくありません。

入浴するのは身体をきれいにすることだという、普通に考えたらわかると思われることが理解できないことがあるのも発達障害の特性の一つです。不潔にしていたら、友達や先生から嫌われるということを話しても、清潔の観念がないこともあり、なぜ入浴しなければならないのか、わかるようになるまで抵抗が続くこともあります。

入浴そのものは嫌いではないものの、入浴前にやっているゲームやテレビ番組を中断されることが嫌で、入浴は後回しになり、入浴しなくてもよいという反応が見られることもあります。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕