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発達障害がある人は、感覚過敏に加えて、人とのコミュニケーションが苦手なこともあって、顔の近くで刺激的なことが起こると、恐怖を感じて強い拒否反応を起こすことがあります。その一つが先端(尖端)恐怖症で、先が尖った針、刃物、ハサミ、鉛筆などが視界に入ると恐怖や不安を感じる状態を指します。

発達障害ではハサミが怖いためにヘアカットができないということがあります。髪を伸び放題にして、たまにカットしてもらう、それも美容院や理容院にいくのではなく、信用のおける人(保護者など)にカットしてもらうしかないということも少なくありません。

ヘアカットでも恐怖症が起こるようであると、歯科治療の恐怖は激しいものがあり、まるで拷問のように感じることさえあります。歯科治療を受けたことがある人なら、歯科治療に特有の触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚を刺激することを思い浮かべることがあるかと思います。その苦しさは治療によって異なってきますが、発達障害の自閉症スペクトラム障害に多くみられる五感の感覚過敏があると苦しいことばかりです。

自閉症スペクトラム障害は好き嫌いの感覚が激しくて、誰しも好きとは言えない歯科治療を避けよう、その場から逃げたいという感覚が強いだけに、その子どもを座らせて、治療することには歯科医は相当の苦労をしています。

注意欠陥・多動性障害の子どもは、そもそも動かないでいることが苦手で、嫌だと思うこと、じっとしていることを強要されるのは逃げ出したい気持ち、そこに行かない、歯科医院に向かう前に家庭や学校から脱走して予約の時間に来ないということもあります。

「虫歯の痛みが続くよりも痛さを我慢するのは短い時間だけだから」、「歯の痛みのために大事な栄養が摂れなくなるから」という説得をする保護者もいます。それがわかってくれる子どもであればよいものの、嫌なことを強要する保護者のことが嫌いになる、嫌がることをしようとする歯科医が嫌いになって、治療に断固として行かないということも起こっているのです。

歯科治療が必要な発達障害児に対して、どのような理解をすればよいのか、どのように対処すればよいのかということを歯科医療に関わる方には、発達障害に詳しい専門家とともに、一緒に考え、対応策を一緒に考えるようにしていくことが必要と認識しています。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕

脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖であることを前回説明しましたが、脳細胞に必要なものだけを通過させる血液脳関門を一部のアミノ酸も通過することができます。これはエネルギー源として脳細胞に取り込まれているわけではなくて、脳細胞を構成するタンパク質の材料として通過しているからです。

これは脳細胞に限ったことではなくて、三大エネルギー源のうちアミノ酸は身体を構成する重要な成分であることから、エネルギーとして使われるのは相応しいことではありません。そのために生活習慣病対策やダイエットのためにエネルギー摂取を制限するときには、糖質(ブドウ糖)と脂質(脂肪酸)を減らすことはあっても、たんぱく質(アミノ酸)を減らすようなことはあってはいけないということです。

血液脳関門はビタミンもミネラルも通過します。ビタミンもミネラルも細胞を正常に働かせて、細胞内で起こる生化学反応に欠かせない成分となっています。特に重要なのは、全身の細胞がエネルギーを発生させるときの代謝促進成分としての働きがあるからです。

エネルギー源のブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸は高エネルギー化合物のアセチルCoAに変化してから、エネルギー産生器官のミトコンドリアでエネルギー化されます。その変化の段階で多くの種類のビタミンが必要になります。

ブドウ糖がアセチルCoAに変換されるときにはビタミンB₁、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸が必要となります。脂質が脂肪酸に分解されるときにはビオチンが働き、脂肪酸がアセチルCoAに変換されるときにはビタミンB₂、ナイアシン、パントテン酸が必要になります。

たんぱく質がアミノ酸に分解されるときにはナイアシンが、アミノ酸がアセチルCoAに変換されるときにはビタミンB₆が必要になります。アセチルCoAからエネルギー産生が行われるときにはビタミンB₁、ナイアシン、葉酸、ビタミンB₁₂が必要になります。このようにビタミンB群が組み合わされて、代謝が進められているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

栄養機能食品は、次のような表示をすることが許可されています。

【脂肪酸】
n‐3系脂肪酸「n‐3系脂肪酸は、皮膚の健康維持を助ける栄養素です」

【ミネラル】
亜鉛「亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です」「亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」「亜鉛は、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です」

カリウム「カリウムは、正常な血圧を保つのに必要な栄養素です」

カルシウム「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です」

鉄「鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です」

銅「銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です」「銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です」

マグネシウム「マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です」「マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です」

【ビタミン】
ナイアシン「ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

パントテン酸「パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビオチン「ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンA「ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です」「ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンB₁「ビタミンB₁は、炭水化物からのエネルギー産出と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンB₂「ビタミンB₂は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンB₆「ビタミンB₆は、たんぱく質からのエネルギー産出と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンB₁₂「ビタミンB₁₂は、赤血球の形成を助ける栄養素です」

ビタミンC「ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です」

ビタミンD「ビタミンDは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です」

ビタミンE「ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンK「ビタミンKは、正常な血液凝固能を維持する栄養素です」
葉酸「葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です」「葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です」
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

機能性表示食品は、機能性(血圧降下や血糖降下など)を表示して販売できる制度で、その機能の数値をグラフ化して広告に使っている会社もあります。それを見ると、機能性表示食品の本製品と、その成分が含まれていないプラセボ(偽薬とも呼ばれる)を比較すると、本製品のほうが数値の下がり方が大きくて、その効果を確認することができます。

そのときに注目してほしいのは、プラセボを使った人の数値の変化で、有効成分が含まれていないにも関わらず、変化は少しであっても数値の改善がみられています。試験をする人には本製品なのかプラセボなのかは知らされていないのですが、本物を摂っていると思っただけで変化が起こる人がいます。

これが機能性表示食品の“機能性”を“気のせい”などと揶揄する人が出てくることにもつながっています。

有効成分が含まれたものを摂っていても、検査結果に影響を与えるような生活をしていてはいけないので、食事や運動、生活習慣が同じになるように摂取者には条件がつけられます。グラフの横か下に小さな文字で書かれている但し書きを見ると、適度な食事と運動をした人の結果だと書かれていることがあります。

有効成分が含まれていないものを摂っても健康効果が現れるのなら、それを多くの人にすすめるのがよい方法だと考えることができます。血圧、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値は、食事によるエネルギー摂取コントロール、運動や生活習慣を盛んにするエネルギー代謝促進によって、よい結果が出ることは臨床栄養でも運動科学でも確認されていることです。

食事と運動の効果は試験対象者によっても異なるので、どのような食事、運動がよいとは言い切れないのですが、それだけの改善でも効果があるということです。そして、機能性表示食品を使うにしても、検査結果と同様の効果を得るためには、ただ摂取すればよいわけではなくて、食事や運動にも気を使わなければならないということがわかります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

健康食品の効能効果を述べただけで、商品名も出ていない、もちろん販売会社の名前も問い合わせ先も出ていない本は“バイブル本”と呼ばれます。書籍であっても実質は広告になっているということで、何度か取り締まりを受けています。以前は、バイブル本は書店の健康コーナーの棚の多くを占めていましたが、今では随分と少なくなっています。バイブル本を発行する出版社は以前は10社以上もありました。

一般の書籍の発行形態は、著者は原稿を書くだけで、販売数に応じた印税を受け取ることができるというスタイルです。印税は通常は8〜10%となっています。これに対してバイブル本は通常の書籍の発行とは違って、著者は原稿の買い取りが多く、場合によっては資料をもとにライターが原稿を書いて、著者が目を通して内容の確認をするという場合もあります。

この場合には著者として書籍に名前は出ていても、実際は監修者のようなもので、監修料というか名前貸しのような形で10万円ほどを受け取るだけという例もあります。

著者もしくは著者に関わる健康食品の販売会社が出版社に協力費などの名目で、お金を支払って発行するというスタイルもあります。「書籍の定価×部数」を支払う形のほかに、1部あたり1000円として3000部を買い取り、300万円で発行してもらうというのが、よくある形です。

書籍としては5000部を印刷して、そのうち2000部を書店で販売して、残りを買い取るという形になるわけですが、これでも書店で販売されるだけよいほうです。書店では販売されずに、広告を書籍の形にしただけということもあります。

このようなことがあるので、健康食品の有効性について書かれた書籍を見せられたときには、どのようなスタイルの発行なのかを確認するのが業界の常識になっていて、書籍を示して健康食品を販売するための広告でも厳しくみられるようになっています。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

栄養摂取は、食品に含まれる栄養素の質と量が確保されていることが大前提となりますが、安全な食品であることも大切です。有害性がある物質が含まれていると、それを体内で分解、解毒するために多くの栄養素が消費されてしまいます。

発達障害では極端な偏食が起こりやすく、極端とまではいかなくても、味覚、嗅覚、聴覚、視覚、触覚の感覚過敏から食べられない、食べているとしても困難さを抱えたままの食事となります。そのために摂取できる栄養素が減っているので、少なくとも分解、解毒に大切な栄養素が使われないようにすべきです。

そのような状態があることを考えると、食べ物の安全性とともに、食器の安全性も考慮する必要があります。食器の安全性というと、食器そのものの素材が注目されがちですが、食器を洗う洗剤のことも考えなければなりません。

食器を洗った中性洗剤は、しっかりと洗い流していれば洗剤は食器には残っていないというのが前提ではあるのですが、食材と洗剤の関係で、どれくらいの時間、流せばよいのか、どのような水流の量が必要なということは実験してみないとわかりません。

そのための実験に使われるのが普段から使っている油を食器に塗って、そこの上に中性洗剤を落として、こすってから水を流す方法です。このときに使うのは白い食器ではなくて色付きの食器です。油と中性洗剤が混ざると乳化して食器から離れにくくなります。白い食器だと中性洗剤と脂肪が混ざった状態でも残留していても見えないのです。

最も残留がわかりやすいのは鏡です。少しでも残っていると曇り状態になって、目で確認できます。まずは水流だけで流してみて、どれくらいの時間で流れ落ちるか確認します。思ったよりも長い時間、勢いのある水流でなければ落ちなかったとしたら、それが食器に残ったままになっていて、その上に食べ物を乗せて食べていることに気づきます。

水流を当てるだけでは落ちなかったら、手やスポンジでこすることになります。どのような洗い方なら安心できるのか、子どもの健康(家族全員の健康)を考えるときには、実験をして確かめるべきです。

広く健康に関わる記念日について紹介します。

4月1日 ティーペック(東京都台東区)がメンタルヘルス相談サービスを始めた1993年4月1日にちなんで「こころのヘルスケアの日」と制定。居酒屋甲子園(東京都文京区)が良(4)い(1)と酔(4)い(1)の語呂合わせで「居酒屋で乾杯の日」と制定。サッポロビールがサッポロびん生の誕生日の1989年4月1日にちなんで「黒ラベルの日」と制定。サントリーワインインターナショナルが赤玉ポートワインの発売日の1907年4月1日にちなんで「サントリー赤玉の日」と制定。ジャパニーズウイスキーの日実行委員会が日本初の国産本格ウイスキーが販売された1929年4月1日にちなんで「ジャパニーズウイスキーの日」と制定。熊本県果実農業協同組合が4月に販売量が増えることから「熊本甘夏の日」と制定。毎月1日は「釜飯の日」(前田家)、「あずきの日」(井村屋グループ)、「Myハミガキの日」(ライオン)。

4月2日 富士金属興業(静岡県浜松市)がシー(4)オー(0)ツー(2)の語呂合わせで「CO2の日」と制定。OCAjapan(京都府京都市)が歯(4)列(02)の語呂合わせで「歯列の日」と制定。木曽路がしゃ(4)ぶ(2)しゃぶの語呂合わせで「木曽路しゃぶしゃぶの日」と制定。

4月3日 全国清水寺ネットワーク会議が、し(4)み(3)ずの語呂合わせで「みずの日」と制定。母子の健康を考える会が葉(4)酸(3)の語呂合わせで「葉酸の日」と制定。小林製薬がシ(4)ミ(3)の語呂合わせで「ケシミンの日」と制定。毎月3日は「くるみの日」(カリフォルニアくるみ協会)。

4月4日 サントリー食品インターナショナルがシー(4)シー(4)レモンの語呂合わせで「C.C.レモンの日」と制定。全日本福祉写真協会が4と4が重なることで、し(4)あわせの語呂合わせで「しあわせ写真の日」と制定。肉の鈴木屋(長野県飯田市)がシ(4)シ(4)の語呂合わせで「猪肉の日」と制定。goodbye perioプロジェクトが歯(4)周病予(4)防の語呂合わせと2012年4月4日のプロジェクト開始にちなんで「歯周病予防デー」と制定。日本ルナ(京都府八幡市)が脂肪(4)0%(0)ヨーグルト(4)の語呂合わせで「脂肪0%ヨーグルトの日」と制定。丸京製菓(鳥取県米子市)が3月3日の桃の節句と5月5日の端午の節句にはさまれた4月4日に、あんこを間にはさむどらやきを食べて皆んな幸せ(4合わせ)として「どらやきの日」と制定。木村屋総本店が1875年4月4日に明治天皇にあんぱんを献上したことにちなんで「あんぱんの日」と制定。毎月4日は「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

4月5日 アスラボ(東京都港区)が横丁の横(45)の語呂合わせで「横丁の日」と制定。毎月5日は「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

4月6日 エイワ(長野県安曇野市)がマシュマロ=ま(0)し(4)ま(0)ろ(6)の語呂合わせで「マシュマロの日」と制定。クリスタルジェミー(東京都渋谷区)がシ(4)ロ(6)の語呂合わせで「白の日」と制定。味のちぬや(香川県三豊市)が春が4月、巻きがロール(6)から「春巻きの日」と制定。天塩が塩(4)む(6)すびの語呂合わせで「天塩 塩むすびの日」と制定。毎月6日は「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)。

4月7日 プラスプ(東京都千代田区)がWHOの定めた国際保健デーに合わせて「セルフケアの日」と制定。アイオニック(千葉県流山市)が電子イオン歯ブラシで歯垢をなくして歯周病を予防することを目的に歯(4)垢な(7)しの語呂合わせで「歯垢なしの日」と制定。明治がプリン体と戦う乳酸菌の発売日の2015年4月7日にちなんで「プリン体と戦う記念日」と制定。花王が世界保健機関が設立された1948年4月7日を記念して設けられた世界保健デーに合わせて「花王グループ健康の日」と制定。ビオフェルミン製薬が4月7日を407と読んで、よい(4)おなか(07)の語呂合わせで「おなかと腸活の日」と制定。樋屋製薬(大阪府大阪市)が夜(よ=4)泣(な=7)きの語呂合わせで「夜泣き改善の日」と制定。毎月7日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)。

4月8日 日本乾燥おから協会が、おからの別名の卯の花から卯月の4月と花祭りの4月8日にちなんで「おからの日」と制定。木曽路が、す(4)きや(8)きの語呂合わせで「木曽路すきやきの日」と制定。銀座仁志川(東京都中央区)が高級食パンの普及を目的に食パン=し(4)ょくパ(8)ンの語呂合わせで「高級食パン文化の日」と制定。エム・ヴイ・エム商事(兵庫県神戸市)が幼葉=よ(4)うば(8)の語呂合わせで「ベビーリーフ記念日」と制定。渥美商工会(愛知県田原市)が貝がおいしい季節で貝は目と八になり、目は横にすると四と似ていることから「貝の日」と制定。サッポロ飲料が炭酸の飲み口のシュ(4)ワ(8)の語呂合わせで「炭酸水の日」と制定。日本指圧協会が指(4)圧(8)の語呂合わせで「指圧の日」と制定。コーセーがシロ(4)ハダ(8)の語呂合わせで「白肌の日」と制定。クリスタルジェミー(東京都渋谷区)がシ(4)ワ(8)の語呂合わせで「シワ対策の日」と制定。まぼ屋(宮城県仙台市)がホ=フォー(4)ヤ(8)の語呂合わせで「ホヤの日」と制定。毎月8日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「にわとりの日」(トリゼンフーズ)、「ホールケーキの日」(一柳)。

4月9日 日本鍼灸協会が鍼(4)灸(9)の語呂合わせで「鍼灸の日」と制定。がんばる国産ピーマンプロジェクトが、よい(4)とPが9の形に似ていることからP(9)マンで「よいPマンの日」と制定。日本野菜ソムリエ協会が、し(4)ょく(9)の語呂合わせで「食と野菜ソムリエの日」と制定。子宮頸がんを考える市民の会が子(4)宮(9)の語呂合わせで「子宮頸がんを予防する日」と制定。毎月9日は「クレープの日」(モンテール)。

4月10日 カゴメが、よい(4)トマト(10)の語呂合わせで「よいトマトの日」と制定。たべるじゃんほうとう推進協議会が、ほう(4)とう(10)の語呂合わせで「ほうとうの日」と制定。ニチレイフーズが弁は数字の4に似ていて当(10)の語呂合わせで「お弁当始めの日」と制定。日本農産工業(神奈川県横浜市)がヨー(4)ド(10)の語呂合わせで「ヨード卵の日」と制定。浅田飴が酔(4)い止(10)めの語呂合わせで「酔い止めの日」と制定。農心ジャパン(東京都千代田区)が辛ラーメンの辛いの英語のホッ(4)ト(10)の語呂合わせで「辛ラーメンの日」と制定。毎月10日は「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)。

栄養機能食品は、健康の維持等に必要な栄養成分の補給を目的として摂取する人に対して、特定の栄養成分を含むものとして、定められた基準に従って、その栄養成分についての機能を表示することができる食品です。

個別許可型の特定保健用食品とは異なり、1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が、国が定めた上限値・下限値の規格基準に適合している場合に、審査を受けることなくサプリメント製品に表示できる規格基準型となっています。規格基準型というのは、個別の商品で許可申請を行う必要がないもので、いわば自己認証制度です。栄養機能食品であると表示して販売して、その成分量に達していないことが後に判明したときには、製造停止、販売停止といった厳しい対応がされます。

栄養機能食品に該当する規格基準が定められている栄養成分は、脂肪酸1種類、ミネラル6種類、ビタミン13種類に限られています。

脂肪酸:n‐3系脂肪酸

ミネラル:亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム

ビタミン:ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、葉酸

栄養機能食品は、栄養成分の機能だけでなく、注意喚起表示も行うことが義務づけられています。上限値を超えて摂取した場合には、脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)が体内に多く蓄積されることによる過剰症を起こす可能性もあります。

日本でサプリメント(不足する栄養素を補うもの)の範疇となるのは、狭義の意味では保健機能食品の制度によって定められている栄養機能食品となります。栄養機能食品は、健康の維持などに必要な栄養成分の補給を目的として摂取する人に対して、特定の栄養成分を含むものとして、定められた基準に従って、その栄養成分についての機能を表示することができる食品を指します。

個別許可型(特定の商品で有効性を確認)の特定保健用食品(トクホ)とは異なり、1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が、国が定めた上限値・下限値の規格基準に適合している場合に、審査を受けることなく製品に表示できる規格基準型となっています。同じ成分が、同じだけ含まれていれば、同じ有効性があるという考えに基づいています。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

発達障害児に特徴的な極端な偏食は、自閉症スペクトラム障害にも注意欠陥・多動性障害にもみられることですが、その割合となると大きな違いがあって、圧倒的に自閉症スペクトラム障害のほうが多くなっています。

それは自閉症スペクトラム障害に感覚過敏が現れやすくて、五感(味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚)が過敏に反応しすぎるために食べることが難しいことが起こりやすいことがあります。そのことが極端な困難さを説明するときに例として出されることが多いものの、極端な偏食は五感の過敏だけで起こるわけではありません。

五感の刺激だけでなく、精神的にショックなことがあったときに、それが心に強く刻まれて、それが大きな壁となって食べられない、食べることに抵抗があるといったことが起こります。

それでも成長や発達障害の改善のためには栄養摂取は重要で、少しでもよいから食べさせようとして、味に慣れさせるといったことを栄養関係者や教育関係者はすすめようとします。しかし、それが通じないのが自閉症スペクトラム障害の特性といえます。

自閉症スペクトラム障害は好き嫌いが激しくて、それも極端な反応がみられます。「0か100か」「白か黒か」「敵か味方か」といった反応で、少しくらいなら受け入れられる、少しくらいなら我慢ができるといったことは期待しにくくなっています。0点と感じたことは10点や20点か加算されても、0点の判断をします。

食べられないというものを、なんとか工夫して食べられるようにするのではなくて、代わりのものを探して、それによって不足する栄養素を補うという発想です。それができずに無理強いをする、保護者としては無理強いではなくても子どもが無理強いと感じるようなことをしてしまうと、その人が0点、黒、敵と判断されて、その人が作ったもの、提供したものは食べられない、食べないということにもなってしまいます。

注意欠陥・多動性障害の場合は、感覚過敏の子どもは少なくなっています。少ないといっても存在しているのですが、感覚過敏があっても、食材や調理を工夫をすれば食べられるということがあります。「0か100か」といった極端な反応はないので、少しずつ変化をさせていくという方法が通じやすくなっています。
〔発達栄養指南:小林正人〕

景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)と健康増進法による健康食品の虚偽誇大表示についての規制は、「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法の上の留意事項について」に掲載されています。この留意事項の改訂版が消費者庁から公表されたことから(令和4年12月5日)、その改定された部分について、景品表示法上と健康増進法上の問題となる表示例(保健機能食品以外の健康食品において問題となる表示例)の解説をしています。

〔保健機能食品以外の健康食品(いわゆる健康食品)において問題となる表示例〕が新設され、以下の項目が掲載されています。

〔最上級またはこれに類する表現を用いている場合〕について、以下のことが新規に掲げられています。

『健康食品の広告等において、例えば「ダイエット部門売上No.1」、「顧客満足度ランキング第1位」などと強調する表示(いわゆるNo.1)が行われることがあるが、その商品等の内容の優良性または取引条件の有利性を表すNo.1表示が合理的な根拠に基づかないなど、事実と異なる場合には、虚偽誇大表示等に該当するおそれがある。さらにNo.1表示の根拠となる擬態的な調査条件や出典等が明瞭に示されておらず、一般消費者に実際のものよりも著しく優良なものまたは有利なものと誤認させる表示をする場合には、虚偽誇大表示等に該当するおそれがある。』