投稿者「JMDS」のアーカイブ

広く健康に関わる記念日について紹介します。

12月20日 ブリは師走の魚で、20日はブ(2)リ(0)の語呂合わせで「ブリの日」と制定。毎月20日は「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)。

12月21日 バスケットボール解説者の島本和彦氏がアメリカで正式ルールでバスケットボールの初試合が開催された1891年12月21日にちなんで「バスケットボールの日」と制定。毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。

12月22日 高橋助作酒造店が冬至は杜氏を連想させることから酒風呂で健康増進をしてほしいと「酒風呂の日」と制定。日本スープ協会が温かいスープをより温かく感じることができる冬で、1つ(12)もフーフー(22)とスープを飲むという語呂合わせで「スープの日」と制定。東京都蒲鉾水産加工業協同組合が冬至の日に「ん」の字が2つ以上ある食べ物を食べると運が向上して無病息災に効果があると言い伝えられていることから、はんぺんを食べてもらうことを目的に「はんぺんの日」と制定。ジェネリック医薬品協議会がジェネリック医薬品承認のための科学的根拠を厚生労働省が定めた1997年12月22日にちなんで「ジェネリック医薬品の日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)。

12月23日 毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)。

12月24日 「クリスマスイブ」。BTLjapan(大阪府大阪市)が尿失禁治療機器のエムセラの普及を目的に尿(2)失(4)と禁にちなんで24日が金曜日になる日を「エムセラ・尿失禁改善の日」と制定。毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京鰹節類卸協同組合)。

12月25日 北海道米販売拡大委員会(北海道札幌市)が高級ブランド米の犯罪促進のために12月第4日曜日を「冬のごちそう『ゆめぴりか』の日」と制定。
「クリスマス」。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)。

12月26日 毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。

禅の世界の修行というと“座禅”があまりにも有名ですが、座って集中力を高めたり、瞑想することだけが禅の修行ではありません。禅には“動禅”という、あまり聞きなれない修行の方法もあります。

さまざまな方法があるうち、私たちは歩くことを動禅としてすすめています。ウォーキングというと、全身を動かす有酸素運動で、酸素を吸い込んで身体も脳も機能が高まります。座って深呼吸をするのもよいのですが、歩いて多くの酸素を取り込み、身体のエネルギー代謝を高めて、そのエネルギーを精神安定にも充てようとしています。

ウォーキングは、何も意識をせずに歩いたとしても身体の機能向上とともに、季節ごとの、また地域ごとの景色を愛でながら、一緒に歩く人との交流を楽しみながらという精神面でのケア効果も期待されます。
しかし、せっかく歩くことに時間をかけるのなら、より健康になりたい、なってほしいという思いもあって、これまでは身体機能を重視しすぎることもありました。生活習慣病などに応じた安全な歩き方をするだけでなく、血圧や血糖値が高い人のため、中性脂肪値やLDLコレステロール値が高い人のための改善に効果があるウォーキング法の普及もしてきました。

しかし、歩くことは動く禅である動禅とすることもできることから、集中力を高め、精神的な安定を目的として歩くことも重要ではないか、との考え方もするようになってきました。歩いているときにアイディアが浮かんできたり、思わぬ発想をすることができるのも、歩くことによって余計なことを考えず、周囲に注意しつつ歩くことに集中することによって、精神の解放をはかろうとしています。

動禅で精神集中をするあまりに、足元への注意がおろそかになって転ぶようなことがないように、ポールを手にして歩くノルディックスタイルのウォーキングもすすめています。ノルディックスタイルのウォーキングは北欧発祥のスポーツ感覚のノルディックウォーキングと、日本発祥の安全性と健康づくりを重視したポールウォーキングに大きく分けられています。動禅では後者を採用しています。

悟りを開くまで長時間の座禅をするということがあったとしても、歩く動禅では完全な集中力を得るために、いつまでも歩いてしまうこともあります。私たちでも気づいたら2万歩を超えていることもあるので、膝や足腰の安全も考えて、2万歩以内で済ませることをすすめています。

精神的な集中を求めて続けていると、だんだんと短時間の動禅ウォーキングでも結果が得られるようになってきます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

犯罪はもちろん悪いことで、犯罪まではいかなくても他人に迷惑をかける行為はするべきではないし、少なくとも悪いことだとわかっていてやってはいけないことです。自分では悪いことではない、むしろ正しいことだと確認して“犯罪的行為”を行う人もいます。

そんな人のことを“確信犯”と表現することがあります。こういった話をすると、「確信犯は悪いことだとわかっていながらやる質(たち)の悪い人のことではないか」と間違いを指摘する発言をされることがあります。

健康に関するセミナーのときに、そのような発言をされて攻めるような口調になり、確信犯の意味を言わないと気が済まないような気分にさせられたこともあります。

確信犯の意味を辞書で調べると、「信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪、その行為を行う人」と「悪いことだとわかっていながらなされる行為、その行為を行う人」の両方が記載されています。
どちらでもよいのかというと、後者のほうは俗な使い方とされている辞書もあります。本来なら前者が正しいのに、後者の意味で使う人が増えてきたことから、そちらも掲載しているということです。

文化庁の「国語に関する世論調査」の結果では、後者の「悪いことだとわかっていながらなされる行為、その行為を行う人」が正しいと思って使っている人が圧倒的に多くなっています。結論としては、前者の「信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪、その行為を行う人」が正しくて、辞書には政治的信念や宗教的信念が例示されています。

健康に関することで“確信犯”と指摘されるのは、悪いことだとわかっていながらも身体によくない生活を過ごしてしまう行為のことです。その健康を害するような行為・行動が、それこそ信念に基づいて行われているなら口出しすべきことではないかもしれませんが、信念もなしに惰性で実施しているとなると、これは“確信犯”の意味を伝えて、修正してもらいたくなるのも当然のことといえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康食品は1種類の素材だけでなくて、複数の素材を組み合わせるのが一般的ですが、それに対して医薬品は1つの種類には1つの成分しか使われていないのが原則です。複数の働きが必要な場合には、複数の医薬品が使われます。

それぞれの医薬品の成分はターゲットとなる臓器や器官などが定められています。例えば肝臓の機能を高める医薬品成分の効き目を高めようとしたら、肝臓そのものが元気な状態であることが求められることから、肝臓によいとされる健康食品を同時に摂ろうとする人が少なからずいます。

医薬品は肝臓で分解されて、残ったものが体内で使われるようになっています。そのために医薬品は肝臓に負担をかけています。健康食品の成分なら安心できるように思われがちですが、肝機能を高める健康食品の中には医薬品的な成分もあり、中にはウコン(鬱金)のような東洋医学の医薬品として使われているものもあります。そのために、かえって肝臓に負担をかけるものも存在しています。

肝臓に負担をかけずに、全身の細胞の働きを高める成分としては代謝促進成分のL‐カルニチンがあげられています。L‐カルニチンは細胞内のエネルギー産生器官であるミトコンドリアに脂肪酸を通過させるために必要な成分で、脂肪酸と結びつくことによってミトコンドリアの膜を通過させています。

生命維持には欠かせない成分であることから、必須アミノ酸のリシンとメチオニンから肝臓で合成されているのですが、合成のピークは20歳代前半で、それを過ぎると合成量が減っていきます。その結果としてミトコンドリアへの脂肪酸の取り込みが減り、ミトコンドリア内のエネルギー代謝が低下していくことになります。

全身の細胞の働きを高めて、医薬品成分が効きやすくする成分としてL‐カルニチンは注目されています。

L‐カルニチンが、もともとは医薬品の成分であったということを聞くと、複数の医薬品成分が重なることによって起こる副作用が心配されることもあります。その心配に対しては、体内で合成されない成分でされることで応えています。L‐カルニチンのように体内で合成される成分については副作用が起こらない成分として認識されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

体脂肪が蓄積されると同じように太っていくというのが一般的な感覚です。初めに皮下脂肪が蓄積されて、ある程度の量が溜まっていくと次に内臓脂肪が多く蓄積されるようになります。そして、蓄積された体脂肪が減るときには、先に内臓脂肪が減り、次に皮下脂肪が減るようになります。

つまり、内臓脂肪は増えやすくて、減りやすいという特徴があるわけです。太ってきたかどうかは、内臓脂肪に着目して、ウエストサイズの増減で確認することができます。

これは原則であって、肥満遺伝子のタイプによって蓄積の度合いが違ってきます。肥満遺伝子のβ3アドレナリン受容体遺伝子タイプは一般にはリンゴ型と呼ばれる内臓脂肪が多く蓄積されやすいもので、脱共役タンパク質遺伝子タイプは皮下脂肪が蓄積されやすいことから洋ナシ型と呼ばれています。

この他に筋肉が少ないために、太り始めるとやせにくい特徴があるβ2アドレナリン受容体遺伝子タイプもあって、これはバナナ型と一般に呼ばれています。

このどれに該当するのかによって、太り方、やせ方に差が出てくるのですが、これは若いときの特徴であって、中年になると変化が起こります。その変化というのは背中に皮下脂肪が蓄積されていくことです。この背中の皮下脂肪はダイエットをしても、なかなか落とせないので、中年女性の特徴的な体験とされています。

背中に皮下脂肪がつくのは、腹部に多く脂肪が蓄積されると子宮などを圧迫して妊娠に影響を与えるからで、生理がある女性の特徴です。生理がなくなって更年期に入ると、今度は内臓脂肪の蓄積が急に増えて、男性と同じような太り方をするようになります。

これを防ぐためには、まだ背中に皮下脂肪がついていない段階で、内臓脂肪が多くなってきた、つまりウエストサイズが増えてきたときに、積極的な体脂肪を減らすダイエットを始めることがすすめられます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

肝機能が低下した場合には、肝臓を休めて機能を回復させることが一番とされるので、運動よりも、まずは休むことが必要になります。ところが、肝機能の低下の原因が脂肪肝であった場合には、むしろ運動をして、肝臓にたまった脂肪を減らすことで肝機能を改善することができます。

正常な状態では肝臓の中には3~5%の中性脂肪が含まれています。肝臓には体内で余分となった脂肪を蓄積する働きがあって、血液中の中性脂肪が低下したときには肝臓から放出されてバランスを取るようになっています。

ところが、脂肪肝と診断されたときには、肝臓に含まれている中性脂肪は5%を超え、悪化すると30%以上に達することもあります。これは世界の三大珍味の一つとされるフォアグラのようなものです。ガチョウに過剰に栄養を与えて肝臓に脂肪を蓄積させて肥大させたのと同じ状態が脂肪肝なのです。

脂肪が蓄積された肝細胞は、本来の働きが低下します。そのため、体内の脂肪を減らして、肝臓の脂肪を減らすことができる運動は、健康の維持のために積極的に取り組むべきことといえます。中でも効果があるのは、脂肪が代謝しやすい有酸素運動です。

肝臓は肝細胞と血管が集合したような構造になっています。内臓肉のレバーの色を見ればわかるように、多くの血液が流れ込んでいます。肝臓は、胃と腸を通過して食品から摂った栄養成分が流れ込むところであり、全身の臓器から流れ込んでくる有害物質を解毒する器官です。また、全身に必要なたんぱく質や脂肪、コレステロール、グリコーゲンを合成して運び出すところであり、血液を溜め込むことによって全身の血液量の調整も行っています。

そのような働きをする肝臓を通過する血液の量は、通常では1分間に約1.5ℓ、1日に約2160ℓで、これは一升瓶なら1200本分にも相当する量です。これだけの量の血液が流れ込むことで、肝細胞の酵素が500種類もの働きをしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

DNAといえば、デオキシリボ核酸の英語表記のDeoxyribo Nucleic Acidの頭文字を並べたものです。人間の身体では細胞の核の染色体の中にあって、アデニン、チミン、グアニン、シトシンの4種類で構成されています。ごく簡単にいうと、身体を作る設計図です。

健康維持のための基本中の基本となる重要なものということです。

これに対して、私たちが使っているDNAはDevelopmental Nutrition Adviserの頭文字を並べたもので、「発達栄養アドバイザー」のことです。このDNAも成長のための基本となる栄養について知るということで、健康維持のための基本中の基本の設計図となってほしいという思いを込めて、DNAと呼んでいます。

発達栄養アドバイザー(DNA)は、発達障害児の理解と支援を目指す複数の団体での活動の中から誕生しました。普及については団体の協働活動の発達支援推進協議会の役割としていますが、講習を担当するのは臨床栄養研究と発達障害児支援を行ってきた日本メディカルダイエット支援機構(理事長:小林正人)です。

発達栄養は、心身の特性から食事に困難さを抱える発達障害児にも対応できる栄養アドバイスを中心に据えていますが、生理学研究に基づいていることから、もちろん成長過程にあるすべての子どもにも対応できる栄養対策となっています。

発達障害の食事の困難さの特性を知り、栄養学の基本的な知識と組み合わせで、栄養改善を図ることが第一です。しかし、栄養成分は摂取すれば(口から入れれば)、それで心身の源となる、エネルギー源になるわけではありません。

消化、吸収、血液循環、細胞内の代謝、腸の蠕動運動、排泄までの一連の流れが正常に保たれることが大切になります。これらの働きは自律神経が調整していて、副交感神経が働きを高めています。発達障害では自律神経の調整が乱れやすく、副交感神経の働きを盛んにする神経伝達物質が不足しているという特徴があります。

このことが発達障害児でも、他の成長過程の子どもでも栄養代謝、エネルギー代謝を低下させることになっているため、全体的に食事に関わることにもアプローチするのが、他にはない発達栄養アドバイザーの特徴となっています。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕

偏食がみられるのは発達障害に限ったことではありませんが、発達障害の場合には“極端な偏食”と言われるほど食べられないもの、食べられない調理法があり、栄養摂取の偏りが起こりがちです。

好き嫌いがあって、味覚や食感がしっくりとこないために食べにくいというような状況ではなくて、食べられないものは絶対に食べられないということが発達障害ではよくみられることです。

味覚や食感だけであれば、食材の形や味がわかりにくくなる調理法の工夫や、野菜をすり潰したり、ジュースにして混ぜるという工夫で対応することも可能です。ところが、発達障害では味覚や嗅覚が敏感で、これまでと違ったことをすると、すぐに気づかれることもあります。

特に感覚過敏がある場合には、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚の五感の反応が過敏すぎることから、これを耐えられない刺激と感じて、食べようとしても喉を通らない、刺激を嫌って食べようともしないということもあります。感覚過敏は、自閉症スペクトラム障害の特徴と考えられてきたこともありますが、他の特性でもみられるようになってきました。

五感の過敏な反応だけでなく、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥・多動性障害のために気分や感情のコントロールがうまくいかなくて、食べ物に極端な偏りが生じることもあります。野菜がまったく食べられない、肉が食べられない、牛乳が飲めない、卵が食べられないといったように、健康維持の基本となるビタミン、ミネラル、たんぱく質が摂取できないという子どもも少なくないのです。

このことが子どもの成長にも、生活面でのエネルギー産生にも大きな影響を与えてしまいます。その改善法を知るためには、先に発達障害の食事面での特性と、身体の働きに必要な栄養素の知識が必要となります。そのための講習を、私たちは実施しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

そうめん(素麺)には“お”をつけて呼ぶことがあるのに、ひやむぎ(冷麦)は“おひやむぎ”とは言いません。“お”がつくのは、おうどん、おそばなどで、似たもので“お”がつかないものとして、にゅうめんもあります。

単なる語呂の感じなのか、それとも意味があってのことなのかということですが、“お”がつくものは高級なイメージがあるものに多くなっています。おはぎには“お”がついても、ぼた餅には“お”がつかないということが例としてあげられることがあります。

おはぎとぼた餅の区別がつかない人もいますが、基本的には同じものです。おはぎのほうが上品な感じで、ぼた餅は上品とは呼びにくい形状をしていることもあります。おはぎは細長い俵形で餡は粒あん、ぼた餅は大きい丸型でこしあんとなっています。しかし、まったく同じものを季節で呼び分けている例が多くなっています。萩の花が咲く秋の彼岸に食べるものがおはぎで、牡丹に季節の春の彼岸に食べるものがぼた餅です。

話はそうめんとひやむぎに戻しますが、歴史的な背景は置いておいて、日本農林規格(JAS規格)の乾めん類品質表示基準で明確に分類されています。その分類の基準は太さです。それによると直径が1.3mm未満のものはそうめん、直径が1.3mm以上1.7mm未満のものはひやむぎ、直径が1.7mm以上のものはうどんとなります。

徳島の半田そうめんは1.4〜1.6mmと、ひやむぎ並みの太さですが、手延べの場合は1.7mm未満のものは、ひやむぎでもそうめんでも、どちらでもよいとの特例があるので、太くてもそうめんでよいわけです。

きしめんは、うどんの一種なのかというと、形状の特徴から別に基準があって、幅が4.5mm以上、厚さが2.0mm未満のものとされています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

病気を予防して健康を維持するためには、健康なときから健康づくりに取り組んでほしいところですが、これまで続けてきた生活習慣を変えることは難しくて、健康面に不安を感じないと踏み切ってもらえないところがあります。

その“健康面での不安”は、病気になったときが最も高まっているはずですが、病気の段階まで進んでしまうと、健康な状態に戻ろうと思っても手間取ることになります。場合によっては、元の健康な状態に戻れないこともあります。

未病については、日本未病学会が定義しています。同学会の会員として初代、二代目の理事長と深く付き合ってきて、未病は実感をもって受け入れ、それを多くの方に伝えてきました。

未病は一般には病気と健康の間という認識ですが、それだけではなくて自分の行動で健康に戻れるのが未病で、医学に頼っても元の状態に戻れないのが病気となります。
例えば、糖尿病と診断されたら、医薬品を使うしかないということではなくて、食事療法と運動療法に取り組んで、それでも効果が得にくいときに医薬品を併せて使うというのが治療の基本となっています。それなのに、初めから医薬品を使う医師が多いのが実態です。

病気の最大の原因は加齢であることを教えてくれたのは日本未病学会の歴代の理事長ですが、年齢を重ねていくと誰もが発症のリスクが高まり、未病状態であっても改善にも手間取るようになります。それは事実であっても、誰もが同じように加齢によって発症するわけではなくて、また未病状態から健康に戻るための期間や状態が変わってくるわけでもありません。

その違いとして考えられるのは、身体のエネルギー量の違いです。健康の維持のためには、全身の細胞の中で作り出されるエネルギーが必要です。そのエネルギー産生が不足していると細胞レベルでの改善のためのパワーが不足することになります。
エネルギー代謝が充分に行われていれば、全身の臓器も活性化された状態になっていて、食事や運動の効果も現れやすくて、その結果が改善として現れやすいということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕