投稿者「JMDS」のアーカイブ

広く健康に関わる記念日について紹介します。

12月6日 日本オーディオ協会がトーマス・エジソンが蓄音機フォノグラフを1877年の12月5日に発明したことから「音の日」と制定。毎月1日は「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜飯の日」(前田家)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)。

12月7日 紙芝居文化の会が国際交流を目指して創立日の2001年12月7日にちなんで「世界KAMISHIBAIの日」と制定。毎月7日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)。

12月8日 過去の写真や思い出のアルバムを使って自分自身を発見することで本当の自分の幸せを見つけるアルバムセラピーの普及をする日本アルバムセラピー協会が設立記念日の2015年12月8日に合わせて「アルバムセラピーの日」と制定。農を変えたい全国運動関西地域ネットワークが有機農業の推進に関する法律が成立した2006年12月8日にちなんで「有機農業の日」と制定。ベストアメニティ(福岡県久留米市)が食育の一環として子どもの料理教室などを推進するために12と8でジュニアシェフと読む語呂合わせで「ジュニアシェフの日」と制定。毎月8日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)。

12月9日 障害者の完全参加と平等を目指して障害者団体が「障害者の日」と制定。毎月9日は「クレープの日」(モンテール)。

12月10日 森永乳業がアロエヨーグルトを1994年12月10日に販売されたことから「アロエヨーグルトの日」と制定。毎月10日は「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)。

12月11日 日本OTC医薬品協会が胃腸薬のPRのために胃に(12)いい(11)の語呂合わせで「胃腸の日」と制定。毎月11日は「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)。

12月12日 丸富士(東京都大田区)が高齢者や障害者の外出を促す目的で杖を持ってイッチニ(12)イッチニ(12)の語呂合わせで「杖の日」と制定。アクトス(岐阜県可児市)が元気に歩く声がけのイチ、ニ、イチ、ニを1212と読んで「あるこう!の日」と制定。ラサンテ(東京都立川市)が1974年12月12日に元祖5本指ソックスの実用新案を提出したことから「5本指ソックスの日」と制定。日本漢字能力検定協会が、いい字(12)一字(12)の語呂合わせで「漢字の日」と制定。前田海産(山口市下関市)が日本で初めて明太子が新聞に掲載された1914年12月12日にちなんで「明太子の日」と制定。毎月12日は「育児の日」(神戸新聞社)。

糖尿病の最大の原因は血糖値の上昇で、血糖値を上昇させなければ糖尿病は予防・改善できると考える人が多くいます。それは医師にしても同じことで、血糖値を上昇させるブドウ糖が含まれる糖質さえ減らせば糖尿病は予防できる、改善できると思い込んでいる人も少なくありません。

血糖は血液中のブドウ糖のことで、ブドウ糖が含まれる糖質が少なければ、血糖値が上昇しにくいのは当然のことです。そのために糖質制限をさせて、これによって血糖値が下がれば糖尿病が治ったかのように発言する医師もいます。しかし、血糖値が下がれば糖尿病が治ったわけではなくて、糖尿病の原因になる膵臓から分泌されるインスリンの分泌量が平常の状態に戻らなければ治ったとは言えないのです。

元の生活をしても、血糖値が保たれる状態であるのが治ったという状態で、治療中と同じ食生活が強いられるような状態を治ったとは認めにくいということです。

血糖値が急上昇して、なかなか下がらないのはインスリンの分泌量が減ったからです。高血糖状態が長く続くと膵臓への負担がかかりすぎて、膵臓が疲弊してインスリンの分泌が大きく低下します。インスリンはブドウ糖を細胞に取り込ませるために欠かせないもので、インスリンが不足すると血糖値が下がらなくなります。

インスリンの働きはブドウ糖の取り込みだけではなくて、肝臓で脂肪を多く合成して、これを脂肪細胞に取り込む働きもしています。食事で摂取する脂肪が多くなると、インスリンが多く分泌されて、そのことも膵臓に負担をかけます。肉食が歴史的に多い欧米人はインスリンを多く分泌させてきたので膵臓の能力が高くなっています。

それに対して日本人は歴史的に脂肪の摂取が少なくて、また糖質を多く摂取することもなかったので、膵臓の働きが弱くても生き抜くことができました。そんな体質なのに、急に食生活が変わったので、脂肪とブドウ糖が多いことで、対応しきれなくなり、糖尿病になりやすくなってしまいました。「国民健康・栄養調査」によると、日本人(成人)の5人に1人は糖尿病か、その予備群という状況になってしまったのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

健康食品は、いつ摂取すればよいのかのタイミングを表示することも、広告や言葉で伝えることも禁止されています。摂取タイミングを表示できるのは医薬品に限られると法律に定められているからです。

脂溶性の成分は食事をして胃の中に脂肪分があるときでないと吸収されません。水溶性の成分は胃の中の水分で分解されるので、いつ摂っても吸収されます。脂溶性成分と水溶性成分の両方が使われた健康食品は、食後に摂ればよいということになるわけですが、そんなに簡単なことでもありません。

例えば、細胞内のミトコンドリアにブドウ糖を取り込む作用がある代謝促進成分のα‐リポ酸は、水溶性ではあるものの、胃液によって分解されやすいという弱点があります。食後に摂ると分解されて、α‐リポ酸ではなくなってしまうので食べたものが胃の中にないときに摂る必要があります。

α‐リポ酸によってミトコンドリアに多く取り込まれたブドウ糖は、ミトコンドリアのエネルギー代謝によってエネルギー物質のATPからエネルギーが発生します。そのときに作用するのがコエンザイムQ10です。そこでα‐リポ酸とコエンザイムQ10が一緒に使われたダイエット商品も数多くあります。

組み合わせると効果が高まるという発想は間違っていなくても、コエンザイムQ10は脂溶性成分で、食後に摂取しないと吸収されません。ということになると、いつ摂取してよいかわからない商品ということになります。

ダイエットでいうと、脂肪を吸着して吸収を阻害する難消化性デキストリンがありますが、その効果を高めようということで、他のダイエット成分が加えられた商品も数多く販売されています。難消化性デキストリンが吸着するのは脂肪だけではなくて、健康食品の他の成分も吸着して吸収されにくくなります。

吸収されないのに、成分として加えても意味がないことになりますが、このことに気がつくためには、素材の摂取タイミングや特徴を知っておく必要があるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

消費者庁の機能性表示食品制度ができてから、機能性がある食品は、それを証明する研究成果を消費者庁に示して、届け出をすれば、機能性を表示して販売することができるようになりました。そのため、機能性があるサプリメント・健康食品は機能性表示食品の届け出をしているのが当たり前と考えられるようになりました。

それもあって、機能性表示食品でなければ有効性が信じてもらえない、なぜ機能性表示食品の届け出をしないのかと質問をされるようになりました。しかし、機能性があっても、機能性表示の届け出をしていない健康食品があります。その代表的なものはL‐カルニチンを使用した健康食品です。

L‐カルニチンは、以前は医薬品成分でしたが、今では食品成分としても使用が認められていて、医薬品成分であったことから、その機能性は明らかです。体内でL‐カルニチンが不足しているためにエネルギー代謝が低下している人が、代謝を高めるために使われてきました。

病気のレベルでの代謝低下には医薬品が使われますが、それ以前の状態では医薬品を使うわけにはいきません。そこでサプリメントとしてのL‐カルニチンを使用することになります。

医薬品成分というと、体内にはないものを摂取するというのが通常ですが、L‐カルニチンは体内で合成されている成分です。L‐カルニチンは脂肪酸と結合して、細胞のミトコンドリアの膜を通過します。L‐カルニチンがなければ、脂肪酸がミトコンドリアに取り込まれなくて、脂肪酸のエネルギー代謝も起こらなくなります。

L‐カルニチンの体内での合成のピークは20歳代前半で、それ以降は年々合成量が少なくなり、脂肪酸の取り込み量も低下していきます。これが年齢を重ねると代謝が低下して、同じ食事、同じ運動では太っていく大きな要因となっています。

これだけ機能性が明らかになっているので、機能性の表示をする必要はないということです。ちなみに日本メディカルダイエット支援機構の副理事長はL‐カルニチン研究の第一人者です。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

人間の身体の土台というと足底(足の裏)だと思われがちです。普通に歩けば、足底が左右ともに同じように地面(路面)に着地して、同じ負荷がかかり、歩くときにも左右の足が同じように踏み出せるというイメージがあるかもしれませんが、そのようになる人は案外と少数派です。その理由は、骨盤の傾きになります。

骨盤が左右ともに同じ高さになっていれば、足底も同じように地面に着地します。ところが、左右の傾き(右か左が上がっている)があると、上がっている方の足底には負荷がかかりにくく、下がっている方の足底には強い負荷がかかります。片方の靴底だけがすり減りが早い、片側の膝や筋肉にだけ負荷がかかるというのは、そちら側の骨盤が下がっていることが考えられます。

骨盤に傾きがある状態で歩くのは、身体のバランスがよくないわけで、歩くほど健康になるつもりで、実際には歩くほど不健康になっている可能性もあるのです。

骨盤の傾きを確認するためには、椅子に座って、左右の足を組んでみるとわかります。例えば、右足の上に左足を乗せて組んだときにスムーズに組めたのに、逆にしてみたら組みにくい、もしくは組めないということがあったとしたら、組みやすいほうの骨盤が上がっています。

こういった状態で歩くと、目を開けているときには身体が勝手に調整をしてくれるのですが、目を閉じて歩いてみると骨盤が下がっている側に曲がっていきます。骨盤の傾きが大きいほど曲がりが大きくなります。

これを修正するための方法として「組みにくい側で組むようにする」ということが指導されることがあるのですが、それよりも筋肉に負荷がかかりにくい方法で、筋肉を緩めて、徐々に骨盤の高さを整えていく方法がすすめられます。その方法として用いられるのがバランスボールを使ったバウンド運動です。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

生活習慣病の種類によって、改善のための効果的な歩き方があります。初めに全体のエネルギー代謝の促進の歩き方ということで、肥満対策について紹介します。

歩き始めて10~15分間は、すぐにエネルギーになるブドウ糖が主に代謝していて、脂肪酸の代謝量は少なくなっています。その割合は、ブドウ糖60%:脂肪酸40%くらいとされています。ブドウ糖が主にエネルギーとなるのは時間が限られているため、10~15分を超えると、今度は脂肪が多く代謝するようになります。その割合はブドウ糖35%:脂肪酸65%くらいとなります。

脂肪酸は長く代謝し続け、大きなエネルギーを作り出すことができます。歩き始めてから少なくとも10分を超えないと脂肪の代謝は盛んにならないため、歩く時間を30分間にすれば20分間ほど、40分間なら30分間ほど脂肪を代謝させることができます。

長めに歩くと脂肪が多く代謝するといっても、ゆっくりと歩いたのでは消費エネルギー量は少なくなります。脂肪代謝が効果的に行われ、しかも疲れにくいのは、時速7kmほどでスタスタと勢いよく歩いたときです。

ウォーキングなどの有酸素運動は、初めは血液中の脂肪酸をエネルギーとして代謝させますが、それが少なくなってくると中性脂肪が分解されてエネルギーとして使われます。脂肪を分解する酵素はリパーゼです。

リパーゼは筋肉細胞の中に多く含まれていますが、リパーゼは血流が盛んになって温まることで分解の効率が高まります。歩き始めてから脂肪が代謝するまで10分以上かかるのは、筋肉が温まるまでの時間でもあるわけです。

運動を終えてからも、筋肉が温まっている間はリパーゼが活性化していて、30分間ほどは徐々に効率が下がりながらも脂肪は代謝しています。体脂肪の減少を目指すなら、この運動をしなくても代謝させられる時間を有効に使いたいものです。

運動後に入浴をして筋肉が温まりすぎるとリパーゼの働きは低下します。リパーゼは働きやすい温度帯があります。そのため、運動直後にはシャワーだけにしておきます。シャワーなら身体の表面を温めるだけで、筋肉の温度を高めるほどではありません。そして、30分たってから入浴するようにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害がある人を発達障害者(18歳未満は発達障害児)にしているのは社会的障壁であるというのが、発達障害者支援法の根幹的な考え方です。

発達障害がある人は、それだけで発達障害者となるわけではありません。発達障害があって、それに社会的障壁が加わることによって日常生活や社会生活に制限を受けていることで発達障害者となります。社会的障壁さえなければ発達障害者ではなく、社会に馴染めないために生きにくさを感じたまま生活をしなければならない発達障害者でないようにするには、社会的障壁を取り除くことが大切になります。

社会的障壁は定義としては、日常生活や社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものを指しています。発達障害者支援法に書かれていることで、わかりにくい表現となっていますが、身体障害に例えてみます。

車椅子を使っている人が、自力では乗り越えられない段差は目に見える障壁で、これは周囲にいる人が1人手助けすることで、その段差は乗り越えられるかもしれません。しかし、段差は一つだけでなくて、周囲の手助けを求めようとしても誰もいないこともあるでしょう。また、手助けがあったとしても乗り越えられない段差や坂もあります。

歩道橋では2〜3人の手助けが必要です。常に障壁を乗り越えるためには、移動中に、ずっと手助けしてくれる人が付き添うことも必要で、これがかなえられる人は多くはないはずです。このように段差を乗り越えることが、いつでも可能で、乗り越えるために苦労を感じないことが必要ですが、このような苦労を感じてしまう道路の状態が障壁です。

さらに、そのような苦労を感じずに済むように地域の方々が見守り、違うルートを示してあげる、場合によっては車椅子で移動しなくてもよいように代わりに用事を済ませるというようなことが障壁を取り除くことになります。

発達障害では、なかなか目に見える障害ではないことがあり、この社会的障壁についても理解されにくいことがあるのですが、これを理解して、解決に手を差し伸べることがないことも社会的障壁です。そのような状況に気づかす、放置しておくことも社会的障壁だということができます。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕

体内には数多くの神経伝達物質がありますが、脳の機能に大きく影響するのはセロトニンです。セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから5‐ヒドロキシトリプトファンを経て、セトロニン(5‐ヒドロキシトリプタミン)に合成されます。セロトニンは体内には約10mgがあり、腸内に約90%、血小板中に約8%、脳内の中枢神経系に約2%が存在しています。

セロトニンは脳の神経伝達物質であることから脳幹の縫線核で合成されますが、多く合成されているのは腸内です。腸内細菌の善玉菌の働きによって合成が進むことから、善玉菌を増やすことが重要とされています。

しかし、腸で作られたセトロニンは血液脳関門を通過することができません。血液脳関門は血管と脳の間で物質を交換する部分で、脳に有害となるもの、必要でないものは通過させないようにして、脳の正常な働きが保たれています。

それにも関わらず、腸内環境が整えられると脳内のセロトニンが増加して、認知機能が高まることが確認されています。その理由として考えられているのは、セロトニンの前駆体である5‐ヒドロキシトリプトファンのまま血液によって血液脳関門まで運ばれることで、5‐ヒドロキシトリプトファンは血液脳関門を通過することが確認されています。

脳内で合成されるセロトニンと腸内で合成される5‐ヒドロキシトリプトファンを増やすためにはトリプトファンが含まれる食品を摂ることが必要になります。トリプトファンは肉、魚、豆(特に納豆)、チーズ、そば、アーモンドなどに多く含まれています。

これらの食品を食べてトリプトファンを多く摂っていれば脳内でセロトニンが多く合成されると一般に説明されていますが、血液脳関門はアミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、メチオニンと共通の輸送体によって脳内に取り込まれます。

バリンはマグロやカツオ、レバー(豚・牛)、牛肉、チーズ、豆腐に多く含まれています。ロイシンはカツオ、レバー(豚・牛)、鶏むね肉、鶏卵に多く、イソロイシンはマグロ、豚ロース、鶏卵、牛乳に多く含まれています。フェニルアラニンは牛レバー、マグロ、鶏むね肉に多く、メチオニンはマグロ、鶏むね肉、豚ロース、豆乳に多く含まれています。

これらは体内で合成できないために食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。チロシンは体内で合成される非必須アミノ酸で、マグロ、豚ロース、豆腐などに多く含まれています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

情報を受け取るだけのWeb1.0から情報を発信するWeb2.0の時代になり、今はネット社会を活用するWeb3.0の時代になったということを以前に紹介しました。手順を踏んで進んでいく見本としてWeb3.0は使われていますが、一足飛びにWeb3.0から始まることは今の時代にはあり得ることです。

音楽を聴くにはレコードからCDになり、音楽配信の時代になりました。映像の世界もDVDから映像配信になったというように、歴史の積み重ねの上に成り立っているのが、これまでの社会であったとすると、一気にモバイルで配信されるのがスタート地点という時代にもなっています。

どこの話なのかというと、今はアフリカでの事業の例としてあげられることが多くなっています。電波の通信の世界どころかも通信線も通っていない、場所によっては電気も通っていないという地域では、銀行では通帳という金融システムが始まった時代から続いていることでしか金の出し入れができないという状況でした。わずかな金に出し入れに往復何時間もかけて移動するという地域に、ATMを導入しようと動いていた企業がありました。

日本でATMが出回り始めたばかりのときに、金融機関ではATMの説明会があり、なんでも聞いてほしいと言われたときに、使い方ではなくてATMの意味を聞く人がたくさんいました。

ATMは、「automatic teller machine」の略で、現金自動預け払い機と訳されています。今では現金の出し入れだけでなく、さまざまな機能が設けられて、自動取引装置、自動窓口機に様変わりしています。

日本に初めて登場したのは1969年のことで、住友銀行の東京と大阪の店舗でした。銀行の店舗が減り、その分だけATMが増えて、コンビニも銀行の代わりになる時代となっています。そのような道のりを一切なしで、アフリカでは一気にスマートフォンのモバイル決済が進んでいます。ATMの必要性もなく、ATMに関わるサービスをアフリカに持ち込もうとしていた企業の仕事は無になってしまいました。

まだまだ一足飛びの事業が始まる時代に、これまでの歴史を知っておくことは少しは価値があるとしても、一気に変化する時代に対応できる発想は重要です。アフリカの食糧問題を討議するときも、これまでの世界的な流れを踏襲するようなことをしていたら、それこそ時代に取り残されることにもなりかねません。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

健康食品は形状的には医薬品と同じ錠剤だと、医薬品と同じタイミングで摂ってしまいがちです。同じタイミングというのは一般的には食後ですが、そのほかに食前、食中、食間というタイミングがあります。言葉の意味がわからなくて、冗談のようなことも起こります。

食間というのは食事と食事の間の、いわゆる空腹時なのですが、食事の途中で箸を置いて、薬を飲んでから再び食べるということをしていた人がいます。この摂取は食中です。摂取タイミングが細かく決められているのは、食事との関係で吸収度が違ってくるからです。

それなら健康食品も、さまざまな成分が使われているので、摂取タイミングがあるのに、「いつ飲む(摂取する)のか」は表示されていません。そのために、食品なので、いつ摂ってもよいと思われがちですが、そんなことはありません。

例えば、水溶性の成分は胃の中の水分に溶けてから吸収されるので、いつ摂ってもよいものの、脂溶性の成分は胃の中に脂肪分がある食後に摂らないと吸収されないという特性があります。そのことだけでも摂取タイミングが重要であることがわかります。

効果的に使うためには必要な情報であるのに、それを伝えることは禁止されています。いつ摂取すればよいかの“用法”は医薬品にだけ許されている表現です。どれだけの量を摂取すればよいのかの“用量”も医薬品だけに許可されています。それは用法用量を表示すると医薬品と勘違いをして、病気の予防や治療を目的として使う人がいるからという理由です。

健康食品の表示の規制というと、医薬品的な効能は言えない、医薬品的な形状のものは使えない(アンプル剤、噴霧剤など)、医薬品的な摂取法は伝えられない(舌下錠の服用)ということが知られているのですが、摂取タイミングも重要な規制の事項です。

そのために自分に合った健康食品、最良の商品に巡り合えても、摂取タイミングが違っているために、せっかくの効果が得られないという、実に勿体ないことをしている人が少なくないのです。それについては勉強をして学ぶしかないということで、健康食品の基礎的なことは、このホームページの中でも説明しています。また、セミナーなどでも解説しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕