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身体の機能として消化・吸収について話をするときに、難しい話や馴染みがない話をされると全体的な理解がしにくくなるということで、簡単な話で済ませることがあります。例えば、食べたものは唾液と胃液で消化されて、糖質がブドウ糖に、脂質が脂肪酸に、たんぱく質がアミノ酸に分解されれば、それで小腸から吸収されるというように話をすることがあります。

この流れに間違いはないとしても、消化・吸収の仕組みを知って、それを健康づくりに活かそうとするときには、簡単すぎる話では理解が進まないことにもなります。それが間違った健康法を実践させてしまうことにもつながりかねません。

同じ食事量であっても、朝食のほうが吸収がよいというのはよく知られていることで、その理由として一般的には「空腹時間が長いと多くの量を吸収しようとして」というような説明がされます。この説明に対して、「誰が吸収しようと考えているのか」という疑問が投げかけられることがあります。

このときに作用しているのは栄養の運び屋と呼ばれることもあるトランスポーターです。これは物質の輸送役をするタンパク質で、小腸壁にあって、栄養素が不足したときには働きが高まり、栄養素の体内濃度を調整しています。空腹時間が長くなると、トランスポーターの働きが盛んになって、吸収率が高まります。

朝食では、前日の夕食(もしくは夜食)からの時間が長くて、その栄養素も不足しているはずで、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)は、どれも足りていません。だから、すべてのエネルギー源の吸収率が朝には高まっていてよいはずですが、最も吸収率が高まるのは糖質です。

糖質のブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源で、脳が全身のコントロールをしているので不足することは全身の機能に影響します。そこでブドウ糖を早く吸収させるわけですが、ブドウ糖は素早くエネルギー化されて、このエネルギーを使って全身の細胞が働くようになるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

リテラシー(literacy)は読解記述力(読み書きの能力)を意味しています。これは元々の意味であって、今では「特定の分野に関する知識や能力を活用する力」を指すようになっています。情報を適切に理解・解釈・分析して、表現することを意味する場合も多くなっています。

本来のリテラシーの意味するところは、江戸時代の寺子屋や学問所の「読み・書き・そろばん」の能力ということになりそうですが、ことダイエットの知識に関しては、リテラシーが足りていない状況です。自分に直接関わることであり、一生涯の健康を左右することであるのに、正しくない情報を受け入れて、それを実践して失敗して、また他の情報を手に入れて実践するということが多く見られます。

ダイエットの理論というよりも、当たり前の栄養知識と運動知識、身体の構造と仕組みがわかっていれば、間違いは犯さないはずなのに、間違いを犯す前におかしいと気づくことであるはずなのに、間違いダイエットのために望む結果を得るどころか、不健康の道に突き進んでいるだけという人も少なくないのです。

日本メディカルダイエット支援機構が実施するメディカルダイエット講習は、特別なことではなくて、当たり前のところから始めています。ある程度の生理学的な知識が得られてからは、他では聞いたことがない(かもしれない)食事と運動のタイミング、食事と入浴のタイミング、運動と入浴のタイミングという、どちらを先にするかで体脂肪の増減が変わってくるという身体のメカニズムも講習しています。

この増減の仕組みがわかると、ダイエットのために食べたいものを我慢して、運動も頑張ってきたのに体脂肪が減らせなかったのは、実は太るようになる身体の仕組みに従ったことをしていたことに気づくことになります。その気づくことこそが、リテラシーの高さであり、間違ったことをしない、無理をしない、無駄をしないという結果につながってくるのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

パワーポイントのスライドショーを使って、そこに示される図表などを指し示して話を進めるというのは講演の基本的な姿です。図表を書き写すわけにはいかなくても、重要ポイントだけを書き写すことならできます。しかし、その内容が複雑になるほど書き写すのには手間がかかり、話に集中できないということもあります。

そんなことにならないように、書き写すことがないような内容、書き写すとしても少なくて済む内容にしようという工夫をしている講演者もいます。一番よいのは、書き写さなくてよいようにしておくことで、私たちの講演では書き写したくなることは事前にプリントして渡すようにしています。

それが行き過ぎると、講演なのかテキストを使った講習なのかわからなくなってしまいますが、プリントを配布することでも苦情が出ることがあります。その苦情は、プリントを配られる側ではなくて配るほうからで、作業量が多くなる、経費もかかるということが一つの理由です。

もう一つの理由が、あまり考えたくはないことなのですが、他の講演者からの苦情です。受講者へのサービスを一人だけで行うと、他の講演者の配慮が足りないように見えてしまうので(実際にそうかもしれないのですが)、配布を控えるように、配布をしないように言われることがあります。

そんな理由のときには、自分が勝手にプリントして持っていく、自分やスタッフで配布して主催者に迷惑をかけないようにする、ということでもしにくくなります。

そんな状況もあるので、余計にメモなどしなくても済むように、プリントを用意するのは、他に講演者がいないとき、自分だけが話をするときだけに限るようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

子どもの身体と脳の健全な発育のためには充分な量の栄養素と、バランスが取れた摂取が第一条件となります。しかし、栄養バランスの取れた料理を出して、それをすべて食べていれば健康が保たれて、成長に必要な栄養素が吸収されて、体内で効率よく使われるわけではありません。

これまで乳幼児の栄養指導は生理学を基本として、それに発育段階の特性を加味して実施されてきました。しかし、原則的な栄養理論が通じにくい子どもが急激に増えてきたことから、新たな考えによる栄養面でのアプローチが検討されてきました。そのアプローチとして注目されているのがエネルギー代謝学に基づく発達栄養の研究成果です。

これは栄養素だけでなく、食べ方や消化・吸収に大きく影響してくる自律神経の働きも重視されていて、栄養摂取や自律神経調整が大きく乱れているために生活に困難さを抱えている発達障害児にも対応することが可能な内容です。

人間は栄養素だけで生命維持と発達が行われているわけではありません。この栄養素を効率よく取り入れ、効率よくエネルギー化して、そのエネルギーを心身の発達に役立てるためには、それぞれの子どもの状態に合わせた生活リズム改善、睡眠、休養、運動といった全方位的な対応が求められます。

食品に含まれる栄養素を中心とした食物栄養学は、体内の生理学的な仕組みに注目した細胞栄養学へと移り、人間の活動を中心に考える人間栄養学へと変化してきました。そして今、子どもの発達について栄養を中心に据えながらも全体的に考えていく発達栄養学へと進展してきました。

すべての子どもたちを対象とするものの、中でも栄養摂取に困難さを抱える発達障害児への対応については重点的に探求しています。発達障害がある子どもは、極端な偏食による栄養不足が成長に影響を与え、それがさらに発達障害の困難さを増強させるという悪循環を起こしている実態があります。

発達栄養学を学ぶ、それぞれの方が経験や知識を活かして、子どもたちの未来のために取り組めるように、各方面に及ぶ内容を含めた講習体制を構築しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

細胞のミトコンドリアの中に脂肪酸を取り込む働きをするL‐カルニチンは肉類に多く含まれています。中でも羊肉、牛肉に多く含まれているので、肉を多く食べていれば体内のL‐カルニチンの量が増えて、エネルギー代謝も高まるように思われるかもしれません。

しかし、これらの肉を多く食べている人であっても、年齢を重ねるにつれて脂肪酸の取り込みの量が減り、代謝が低下していきます。
その理由の一つは、体内のL‐カルニチンのうち食事に由来するものは3分の2ほどで、3分の1ほどは体内で合成されたものが占めているからです。脂肪代謝を促進するのは肉に含まれているL‐カルニチンだけではないのです。

とはいっても、肉に含まれているL‐カルニチンの割合が多いので、やはり肉の量に影響するように思われがちです。しかし、L‐カルニチンは必須アミノ酸のリシンとメチオニンから合成されているので、これが不足していたのでは体内の合成量は減ってしまいます。

リシンはリジンと以前は呼ばれていたもので、肉のほかに魚、大豆製品にも含まれています。メチオニンは肉のほかに魚、乳製品、大豆製品に多く含まれているので、これらの食品からもバランスよくたんぱく質を摂っていることが大切になります。

肉を多く食べると、中性脂肪も多く摂取することになります。この中性脂肪は胃で分解されると脂肪酸になり、これをL‐カルニチンがミトコンドリアに取り込んでいくので、肉を食べていればエネルギー代謝が高まるように考えられます。

しかし、年齢を重ねると体内でL‐カルニチンを合成する能力が低下していくために、体内の合成量と保持量が減っていきます。また、肉のたんぱく質を分解してアミノ酸にする能力も低下していくので、年齢を進んでいくほどL‐カルニチンは不足することになるのです。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

ダイエットは、体脂肪を減らすにしても、筋肉を増やすにしても、脂肪の摂取量を減らすことを考える人が多いかと思います。現在よりも太りたいという考える人でも、ただ体脂肪を増やせばよいということではなくて、体脂肪の量は変えずに筋肉をつけたいという願いを抱くことが多くなっています。

そのため、脂肪の摂取量を増やすことを考えるのではなくて、脂肪の摂取をそのままにして、筋肉を増やすために必要となるたんぱく質を多めに摂ることになります。たんぱく質が多く含まれる食品といえば、肉、魚、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品があげられます。これらのたんぱく源は、必須アミノ酸のバランスが取れている“良質なたんぱく質”で、このうちのどれかを食べていれば、筋肉を増やすための栄養源となります。

どれでもよいと言われても、肉を選ぶことが多く、それは魚に比べて肉のほうが1食分の価格が安いというだけではなくて、料理のパターンも多く、手軽に作ることができることもあげられます。

筋肉を増やす健康な身体づくりのための食品としても、私たちは肉をすすめています。肉といっても、飽和脂肪酸が多い牛肉、牛肉の次に飽和脂肪酸が多いものの不飽和脂肪酸も含まれる豚肉、飽和脂肪酸が少なめで摂取エネルギー量も少なめの鶏肉もあります。この中で、あえてすすめるようにしているのは豚肉です。筋肉を増やすには鶏肉の中でもササミがよいとされていますが、あえて豚肉としているのは、適度に脂肪が含まれているからです。

脂肪はエネルギー量が高く(糖質とたんぱく質の2.25倍)、同じ活動をしても細胞の中で作り出されるエネルギー量が多くなっています。このエネルギーを使って、細胞の生化学反応を起こして、筋肉細胞(筋繊維)を増やそうとしています。筋肉が増えるためにはエネルギーが必要なのです。そのエネルギー源と、たんぱく質の両方を摂れるということで、適度な脂肪が含まれる食品をすすめているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

「卵は血液中のコレステロール値を高めるので1日1個まで」と言われた時期があります。

1日に摂取するべき栄養素の量については厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」に掲載されています。これは5年ごとに改定されていて、今使われているのは2020年版(2020年4月1日〜2025年3月31日)です。

2010年版ではコレステロールの1日の摂取目標量は成人男子が750mg未満、成人女性が600mg未満となっていました。鶏卵の卵黄に含まれるコレステロール量は1個あたり約250mgとなっています。そのため1日に1個が理想とされ、2〜3個が限度とされていました。

「日本人の食事摂取基準」2015年版では、コレステロール摂取と動脈硬化の関連性が証明されていないとのことで、食事によるコレステロールの摂取基準(目標量)がなくなりました。このことから、以前の常識が変わって、卵は何個食べてもよいと言われるようになりました。

ところが、「日本人の食事摂取基準」2020年版では、人によって摂ってよいコレステロールの量が変わりました。脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)の人は1日に200mg未満にすることが示されました。これ以下に抑えることで脂質異常症の悪化による動脈硬化を予防することができる、というのが理由です。

血液検査を受けて指摘されなければ卵は何個でも食べてよいのかというと、「患者調査の概況」(2017年)によると日本人は男性が約64万人、女性が156万人と合計で成人人口の5人に1人が脂質異常症となっています。だから、「何個でも」というのは間違いといえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

栄養摂取は生命維持の基本であり、成長にも身体の機能を正常に働かせていくためにも重要なことです。

栄養摂取というと一般には誕生後の授乳、生後5〜6か月の離乳食、そして離乳後の通常の食事から始まるものと考えられがちです。しかし、受精直後から胎盤を通じて母親から栄養成分を受け取ることによって、身体と機能を正常に発育させるための細胞レベルでの生命維持活動が始まっています。

その細胞を増殖させ、全身の細胞を機能させるために、母親が食べたものをエネルギー源として細胞内でエネルギーを作り出しています。このエネルギーが多く作り出せるかどうかは、母親の栄養摂取の内容にかかっているのです。

そして、誕生後には、自らの消化器を用いて、飲食したものの消化、吸収を行い、循環、代謝を経て、排泄までの経路をたどります。この一連の流れの中で、特に発達に必要なこととして注目されているのが全身の細胞の中で行われている代謝です。

エネルギー源からエネルギーを発生させる生化学反応は、それぞれの細胞の中で起こっていて、発生したエネルギーは、その細胞の中でしか使うことができません。そのため、全身の機能を高めるためには、全身の細胞に必要となる栄養素を摂らなければならないのです。

栄養摂取は、すべての年齢層に必要なことですが、発達栄養学は離乳後から高校生までの子どもを対象としています。これは成長期の子どもの期間を切り取っただけでなく、大人とは異なる身体を作りながら活動をするという特徴があり、特に成長のためのエネルギーを多く作り出す必要があるからです。内臓や器官が、まだ完成していない段階では、心身に害を与えるものに対する抵抗力が弱く、その対応も考えなければなりません。

脳の発育と感情の発達段階にある子どもは、食べ物への慣れが充分ではないことから、好き嫌いや、食べようとしても食べられない偏食が起こりやすくなっています。偏食の中でも極端な反応がみられるのは、発達障害児の感覚過敏が大きく影響していて、一般の栄養学ですすめるバランスのよい栄養摂取が困難な場合も多くみられます。

発達栄養の講習では発達障害による極端な偏食と、その対応法についても取り上げていますが、最も困難とされる発達障害の偏食に対応できる栄養摂取の手法は、すべての成長段階にある子どもにも応用できることです。そこで、講習では、発達障害と食事に関連する項目を増やしています。

この講習を学んだあとに、「栄養の話題がメディアで増えていますね」という感想が寄せられることがあります。そのような都合のよいタイミングがあるわけではなくて、知識を得ることによって食事や栄養に関わる情報が自然と目や耳から飛び込んでくるようになっているだけです。

講習で学んで終わるのではなく、子どものための栄養摂取は子どものときだけのものではなくて、一生涯にわたる食事と健康の基盤を作るものです。学んだあとの長い期間に、どれだけ正しい情報を得て、正しく活用できるかが重要です。そのための基本中の基本を学ぶ場が、この発達栄養の講習であるということを認識して、学び、実践していってほしいと願っています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「羊肉は太らない」と言われて、人気になったことがあります。それは羊肉に多く含まれているL‐カルニチンの量が関係していました。L‐カルニチンは細胞のミトコンドリアの膜を脂肪酸が通過するときに必要となるため、エネルギー代謝を高めて、そのために太りにくいというのが人気の理由でした。

これは事実であっても、羊肉には脂肪が多く含まれていて、食べ過ぎればエネルギー源の摂りすぎになってしまいます。ミトコンドリアに多く脂肪酸が取り込まれても、運動や活動によってエネルギー化させなければ、太ることにもなります。それなのに羊肉ブームのときには、「ラム肉を食べるとやせる」ということまで言われました。

L‐カルニチンの量を肉類100gあたりで比較すると、マトン肉は208mg、ラム肉は80mg、牛肉(ヒレ肉)は60mg、豚肉は35mg、鶏肉は部位によって大きな違いがあって4〜9mgとなっています。

同じ羊肉であっても、ラムは生後1年未満の子羊肉で、マトンは生後2〜7年の羊肉です。マトンは独特のにおいと味があって、肉質も硬めであることから、人気の羊肉はラム肉のほうでした。しかし、L‐カルニチンの含有量が2倍以上も違っています。ラム肉でも牛肉よりも多いとはいっても、マトン肉に比べると3倍以上の違いです。

L‐カルニチンが多いといっても、マトン肉ばかりを食べているわけにはいきません。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)によれば、脂肪の摂取は全エネルギー量の20〜30%とされ、そのうち飽和脂肪酸の割合は7%以下にすることが求められています。飽和脂肪酸が多い肉を食べすぎないように求められている時代に、L‐カルニチンをサプリメントとして摂ることがすすめられる理由となっています。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

信と者を合体させると、信者ではなくて「儲」になるということを書いて、儲けて、それを社会還元するには信じてもらえる人間にならなければならない、信じるに値する講習をしなければならないということを前回書きました。

これだけでも宗教の儲けが社会問題になっているときに、言い過ぎではないかとの意見もありましたが、これにかぶせて(上乗せして)こども家庭庁の話を書いたら、家庭を団体名に入れている団体の影響があったのではないか、という噂も出ているだけに、あらぬ疑いを抱かれてしまうかもしれません。

こども家庭庁は、2023年4月1日に設置される行政機関ですが、当初の名称は子ども庁でした。それが急に変わったのは、どこかのプレッシャーがあったのではないか、それは子どもに関わる行政機関(厚生労働省、文部科学省、内閣府、警察庁)からのものではなくて、外部の影響ではなかったのかと、かなり前から噂が飛び交っていました。

辞書的には「子供」が基準で、読み方として「こども」と書かれています。子供という表記に対して、「子供の共はお供えの意味で、大人の付随物、所有物」ということで以前から反発がありました。“共”は当て字なので、子どもでよいではないかという意見は出ていたものの、メディアでは多くが子供と表示しています。ただし、NHKは「子ども」を優先的に使っています。

文部科学省の常用漢字も「子供」となっていて、公用文や公文書でも「子供」が多く使われています。それなら子供でよいのではないか、という意見がある中で、「子ども基本法」「子ども・子育て支援法」は「子ども」を使っています。また、「こどもの日」「認定こども園」は「こども」となっています。

私たちが健康問題を扱うときにも、健康づくりの対象とするときに「子ども」を使っています。別にNHKに合わせたわけではないのですが、実際の子どもと触れ合う仕事をしていると、子供では固すぎるし、こどもでは柔らかすぎて幼い乳幼児の印象があります。子どもは通常は18歳未満を指していて、今や18歳からが成人となって、選挙権も与えられる時代には、中間的なイメージがある「子ども」がふさわしいように感じています。

要は、自分たちの活動のイメージに合ったものを使うということですが、子ども庁からこども家庭庁に名称が変更されたときに、「子どもの責任を家庭に押しつけるのか」という議論が湧き上がり、“子ども”では年齢が上の印象があるので、家庭と結びつけるのに“こども”のほうがマッチしやすいと考えられました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)