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発達栄養学は、発達障害児を支える保護者に覚えてほしいことです。子ども食堂のように、実際の食事を提供して、栄養不足や栄養の偏りを修正することは不可能ではないのですが、多くの子どもを対象にして実施するのは大変な苦労と実施体制が必要です。

というのは、発達障害のために抱えている食の困難さは、五感(味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚)だけでも、それぞれ反応が異なり、1クラス分の発達障害児がいたとして同じ状態の子どもがいることは稀だからです。また、状態が同じでも(酸っぱいものが食べられない、食感が刺激的など)、そのレベルが個人によって違っています。

その状態もレベルも日によって変化する、料理の内容によって反応が異なるということがあって、これが正解というものを示すことができない状況だからです。

このようなことから、子どもの状況を知っていて、日々の変化を察知して、その変化への対応が細かくできる保護者でないと、極端な偏食によって食べられないものを少しでも食べてもらう、どうしても食べられないものがあるときには代わりの食材、調理法、食べさせ方の工夫をするということができなくなります。どうしても直接支援ではなくて“間接支援”にならざるを得ないのです。

そのための状況把握、対応法などについては講習として学んでもらい、困難さを抱える子どもを支援する保護者を支援するという、「支援する人を支援する」という形で進めていくしかないのが発達栄養の限界であり、役割でもあるということです。

ただ講習をするだけでなく、質問にも応じ、子どものためのアドバイスを実施します。どんな質問をしてよいのかわからないという保護者がいるのも事実です。その支援のために、いろいろな問題点を提示することを目的として、日本メディカルダイエット支援機構のサイトで「発達栄養」の連載を始めました。

このテーマでは、まだ少ないのですが、発達障害に広く関わる情報は、「最新情報」の中だけでも800本以上を詰め込んでいます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

運動は資格認定講習に向いていて、ただ歩くだけと思われがちなウォーキングでも複数の資格認定が行われています(日本ウオーキング協会の健康ウオーキング指導士など)。有酸素運動のバウンドボールによるバウンド運動も、資格認定に向いた運動になると考えています。それくらい効果があり、有効性を高めるためには一定の知識と技術が必要になるからです。

バウンドボールは、一般にはバランスボールと呼ばれているものです。

日本に初めて持ち込まれたときにはBボールと呼ばれて、バウンド(Bound)、バランス(Balance)、バルーン(Balloon)の3つの運動の頭文字をとって3Bとも呼ばれていました。しかし、先に3B体操があったことから3Bは使われず、Bボールをメディアで広めた団体が体幹トレーニングのためのバランスボールとして紹介したことから他の2つのBは忘れ去られた存在となってしまいました。バウンドはバランスのための準備運動に使われるくらいです。

しかし、バウンドボールは全身を動かしながら実施できる運動で、有酸素運動だけでなく、普段の運動では強化しにくいインナーマッスルを刺激することができるうえに、無酸素領域の運動もできる特徴のある運動器具であり、これを活用した運動法となります。

バウンドボールは、ボールに乗っても全体重をあずけても破損しない強度と弾力があるボールで、素材としては主には塩化ビニル樹脂が使われます。ボールに体重をあずけることは不安定感があることからバランス感覚が磨かれ、姿勢の矯正、身体の柔軟性向上、筋力強化の効果も認められています。

大きさ(直径)は45〜80cmが通常で、用途や身体の大きさによって使い分けられます。バウンドボールとしては直径が55〜65cmが主として使われます。また、ボール内の空気の量を調整することによって硬さを変え、身体にかかる負荷やバウンドの状態を調節することができます。

ボールに腰掛けて、膝の角度が90度になる大きさを選び、空気の量によって微調整を行うことで、個人の状態に合った運動プログラムを提供することができるメリットがあります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

機能性表示食品として消費者庁に届け出するには科学的な研究結果の裏付けが必要ですが、これさえ使っていれば比較的簡単に名乗れるようになる、と言われているものがあります。それは難消化デキストリンで、「食後の血中中性脂肪値や血糖値の上昇を緩やかにする機能があることが報告されています」と機能を表示して販売することができます。

「〜の機能があります」と表示するには、製品を使って独自に研究試験を実施して初めて有効性を確認することができるのですが、これに対して「〜と報告されています」という表示は研究論文を裏付けとして提示するだけで可能となっています。

多くの製品は「〜と報告されています」との表示となっていますが、それは素材のメーカーが試験を実施して、得られた成果を提供しているからです。

難消化デキストリンは天然のでんぷんを原料として作られた水溶性の食物繊維で、難消化性という名のとおり、消化されにくい特徴があり、食品に含まれる中性脂肪やブドウ糖を吸着して吸収されにくくしています。このことをもって、脂肪と糖に作用するWの効果をうたっているのです。

難消化デキストリンを使用した機能性表示食品の中には、「おなかの調子を整える効果があることが報告されています」と表示されたものもあります。製品によって、前出のWの効果に加えて、おなかの調子を整える3つの効果を表示しているものもあります。

機能性表示食品は病気の人を対象に試験をすることができなくて、使用する論文でも対象者に病気の人がいるものは採用することができません。おなかの調子を整える効果については、健常成人もしくは便秘傾向にある成人を対象としたもので、排便回数と排便量が増えたという結果が示されています。病気レベルまで進んだ便秘の解消の研究はされていないということです。

難消化デキストリンに他の機能性成分を加えて、その成分が機能性表示を許可されているような印象で販売しているものもあります。これは制度上許されていることではないのですが、難消化デキストリンには吸着作用があるので、せっかくの有効成分も吸収されなくなってしまいます。

広く健康に関わる記念日について紹介します。

10月11日 カエタステクノロジー(東京都千代田区)が手(10)にいい(11)の語呂合わせで「ハンドケアの日」と制定。シミックCMO(東京都港区)が足の指はトウ(toe)から10と11で足爪にいいと読み、足爪を休めてケアをする日として「爪休みの日」と制定。三重県漁業協同組合連合会がスポーツの日の前身の体育の日が10月10日であったことから体育の日=タイ(イ)クの日=鯛喰う日の言葉遊びで「鯛の日」と制定。毎月11日は「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)。

10月12日 日本豆乳協会が豆(10)乳(12)の語呂合わせで「豆乳の日」と制定。毎月12日は「育児の日」(神戸新聞社)。

10月13日 日本血栓止血学会が血栓症の言葉を作ったドイツの病理学者ルドルフ・ウィルヒョウの誕生日の1821年10月13日にちなんで「世界血栓症デー」と制定。全国豆類振興会が陰暦の9月13日は十三夜の名月に丸い豆をそなえる豆名月の風習があったことから新暦の10月13日を「豆の日」と制定。日本加熱食品協会が温かい食べ物がほしくなる10月とピ(1)ザ(3)まんの語呂合わせで「ピザまんの日」と制定。森永乳業がコーヒーの日が10月1日、豆乳の日が10月12日であることから足して「森永乳業・ソイラテの日」と制定。毎月13日は「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)。

10月14日 焼うどん発祥地の北九州市小倉の小倉焼うどん研究所が2002年10月14日に焼うどんバトルを実施したことにちなんで「焼うどんの日」と制定。ドクター・プラーナビー(神奈川県横浜市)が、いい(1)お(0)塩いい(1)し(4)おの語呂合わせで「塩美容の日」と制定。フルタ製菓(大阪府大阪市)が、いちばん(1)お(0)い(1)しい(4)の語呂合わせで「フルタ生クリームチョコの日」と制定。毎月14日は「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)。

10月15日 きのこの健康効果の普及のために日本特用林産振興会が10月はきのこが最も多く扱われる季節で、その中日の15日を「きのこの日」と制定。すき焼き愛好家のすき焼き連が、すき焼きに関する書籍『すき焼き通』が2008年10月15日に発行されたことから「すき焼き通の日」と制定。九州あご文化推進委員会が、あご(トビウオ)の漁が10月初旬まで続くことと、五十音の初め(1)があ、ご(5)の語呂合わせで「九州あご文化の日」と制定。JA全農ひろしまが広島県民米あきろまんが農林水産省に品種登録された1996年10月15日にちなんで「広島県民米あきろまんの日」と制定。JA全農おかやまが収穫最盛期の10月第3土曜日を「おかやま米の新米記念日」と制定。中性脂肪学会が10月第3土曜日に学術集会を開催することから「中性脂肪の日」と制定。

10月16日 国連食糧農業機関(FAO)が1945年の10月16日に設立されたことを記念して「世界食料デー」と制定。日本臓器移植ネットワークが臓器移植法が制定された1997年10月16日に由来してシンボルカラーに合わせて「グリーンリボンDAY」と制定。毎月16日は「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)。

10月17日 秦野名水ロータリークラブ(神奈川県秦野市)が設立日の1987年10月17日にちなんで「秦野名水の日」と制定。毎月17日は「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)。

果物の皮には栄養成分が多く含まれるというので、皮ごと食べようと言われたこともあります。また、皮の栄養成分を取り入れるために、皮ごと絞ったアウトクラッシュのジュースのほうがよいとされたこともあります。しかし、今は安心して飲むことができるジュースは、皮を剥いて、中身だけを絞ったインクラッシュだということが随分と知られてきました。

海外で栽培された果物を材料としたジュースのうち、国内で販売されているものは、原産国で販売されるパッケージにして輸入されるものと、濃縮して輸入して国内で還元するものがあります。圧倒的に多いのは、後者の濃縮還元ジュースです。濃縮は水分を蒸発させて抜くことで、重量が少ない状態で輸送して、国内で水を加えて同じ濃度に戻す還元が行われます。

濃縮還元はミネラルが含まれる水を抜いて、還元のときに加えられるのは普通の水なので、同じものに戻るわけではない、ということが言われます。しかし、そのほうが安心できます。というのは、輸入された果物には防カビ剤が使われて、カビが生えないようにして腐敗も防いでいます。南半球から運ばれる果物は、高温多湿の赤道を通過してくるので、防カビ処理がされていないと売り物にならなくなります。

防カビ剤の原料は農薬で、カビは根を張ることから浸透性が高い特性がある農薬が使われています。輸入された果物には、使用されている防カビ剤の種類が表示されています。しかし、どのような特性があるのかは書かれていないので、自分で検索することです。

そのオレンジ、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類に表示されている防カビ剤は、イマザリル、TBZ(チアベンダゾール)、OPP(オルトフェニルフェノール)、ベノミルなどです。イマザリルには急性毒性が、TBZ、OPP、ベノミルには発がん性が認められています。

そんなものが、なぜ使われているのかというと、輸出する国の人は食べることがなくて輸入した国の人だけだから、ということではありません。柑橘類は皮を剥いて食べるものだからです。皮を剥けば大丈夫との認識ですが、実際には浸透性が高い農薬なので、中身にも残ることがあります。

だから、皮を剥くだけでなくて、刃物を使って、皮を厚く剥く(中身も少し切る)ことが必要になります。柑橘類なら、それでもよいのですが、防カビ剤はアメリカンチェリーにも使われています。皮を厚く剥いたら、アメリカンチェリーは種だけになってしまうので、あえて食べる必要があるのか、よく考えてもらいたいと話をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

ダイエットのための食事は基本的には腸内環境を整えるためにプラスになるものです。ところが、若い年齢層で、運動をしている人の場合には肉の摂取量が多いことから、その量を大きく減らすことはありません。肉といってもダイエットを目指しているので脂肪が少ない部分を選ぶ、脂肪をカットして食べるということをしています。

腸内細菌の悪玉菌は、脂肪と動物性たんぱく質を主な栄養源(エサ)としているので、肉の食べすぎは悪玉菌を増やす原因になります。脂肪を減らしても、肉は動物性たんぱく質であるので、悪玉菌を増やす要因になります。腸内細菌は総数がほぼ決まっていて、悪玉菌が増えると善玉菌が減っていきます。逆に善玉菌が増えると悪玉菌が減ります。

善玉菌を増やすために乳酸菌が含まれた乳製品を食べることを心がけても、悪玉菌を増やす食生活をしていたら、なかなか善玉菌は増えてくれません。そこで善玉菌の栄養源を増やすことになりますが、それは糖質と乳製品の乳糖、食物繊維です。食物繊維は胃では消化されないものの、大腸内では腸内細菌によって分解されて、善玉菌の栄養源となります。

ダイエットに効果があるとして実施される糖質制限では、どうしても栄養源が不足して善玉菌が増えにくくなります。

肉よりも魚のほうがダイエット効果があるように思われても、脂肪のエネルギー量は1gあたり約9kcalと、1gあたり約4kcalの糖質の2倍以上のエネルギー量になっています。脂肪が多いものは肉でも魚でも同じエネルギー量です。動物性たんぱく質ということでも同様です。その点、植物性たんぱく質の大豆・大豆製品(納豆、豆腐、豆乳など)には脂肪も少なめで、善玉菌の栄養源として適しています。

こういった腸内細菌のことも踏まえて、ダイエットのための食事の内容を考えるようにする必要があります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

有酸素運動の代表といえばウォーキングですが、季節や気温、天候、時間によっては外出できないこともあり、歩くための準備や終わってからの着替えや汗の処理など自由に行うことはできません。日本ウオーキング協会の前身である日本歩け歩け協会のときに、「いつでも、どこでも、どんな格好でも」というスローガンを掲げましたが、“いつでも”“どこでも”とはいかないのが実際のところです。

運動としてウォーキングを実践しているのは年齢が高めの人が多く、高齢者は筋力や膝関節の状態によって、生活習慣病の改善のための指示されたとおりに歩けないこともあります。その生活習慣病も患者や予備群が増えてきて、年齢を重ねるほど生活習慣病が多くなる傾向があることから、生活習慣病の改善に役立つはずのウォーキングが身体の負荷を強めて、かえって危険なことにもなりかねません。

生活習慣病患者・予備群が多い高血圧、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)は、どれも血管にダメージを与える疾患だけに、歩くことによって血流が盛んになることが心疾患(心臓病)や脳血管疾患を引き起こすことにもなります。

ウォーキングの有効性を認めて、その普及にも努めている立場としては、このようなことを書くのもどうかとは思うのですが、それよりも手軽に実施できて、コントロールが効きやすく、効果が出やすい有酸素運動があれば、そのほうがよいという方も少なくありません。

そんな希望に合わせて短い時間でも実施できて、気が向いたときに始めて、結局は長時間できる有酸素運動として私たちがすすめているのは「バウンド運動」です。これは一般にバランスボールと呼ばれているものを使った、バウンドによる有酸素運動を指しています。
(バウンド運動のきっかけについては次回に紹介します。)
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

インターバル方式の運動は、無酸素運動と有酸素運動を繰り返すもので、短い時間で繰り返すものはショートインターバルと呼ばれます。これに相当するのはサーキットトレーニングで、無酸素運動としてのマシン運動と有酸素運動としてのジョギングを繰り返します。ジョギングといっても多くのところは足踏み程度です。

それぞれの運動は30秒間ずつが原則となっています。これは無酸素運動を30秒間続けると疲労物質の乳酸が発生するからですが、その後の有酸素運動を30秒間に限る必要はありません。それでも30秒ずつで繰り返すのは、無酸素運動と有酸素運動を同じ時間にして、「マシン運動→足踏み→マシン運動→足踏み」と繰り返すようにするためです。

マシンを使わなくても、歩くだけでも無酸素運動と同じようにする方法があります。それは走り出す直前の速度で歩く超速歩で、この速度では最大酸素摂取量の70%を超える強度となります。最大酸素摂取量は1分間で最大の力を発揮する運動で、走る場合には全力走(100%)となります。

この無酸素領域のウォーキングでは酸素不足を補うために体内への酸素の取り込みが多くなり、筋肉にも酸素が多く送り込まれるようになります。その酸素を使って、次の段階の普通歩行を行います。これは有酸素運動となります。時間的には超速歩は30秒間以上、普通歩行は3〜5分間を目指します。

若い人では、このインターバルウォーキングを行っても、なかなか筋肉が増えにくいのですが、体力が低下している高齢者の場合には筋肉への負荷が強くなり、筋肉を強化して、筋肉量も増やすことができるようになります。

有酸素運動ではウォーキングだけでなく、バランスボールを使ったバウンド運動も効果的な有酸素運動となります。バウンドの速度は1秒間に1回ほどが有酸素運動ですが、1秒間に2〜3回の速度でバウンドすると、やはり筋肉に多くの酸素が取り込まれて、その後のバウンドでのエネルギー代謝(脂肪代謝)が高まります。

これによって全身の細胞で発生したエネルギーが、筋肉を増やすために使われます。体脂肪を減らして、筋肉をつけるための運動として活用できるのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

バナナの食べ方といえば、軸の部分をポキッと折って、皮を剥いて、中身を先の方からパクッと食べるというのが普通の方法ですが、これはよくない食べ方です。安全のためのバナナの食べ方は、皮を剥いたら軸側の部分を3cm、先の部分も3cmをカットして、この部分を捨ててから中身を食べるという方法です。

小ぶりのバナナだと3cmずつ、合わせて6cmもカットしたら、随分と食べられる部分が少なくなってしまうのですが、なぜカットするのかというと、この部分から農薬が入り込むからです。軸は房の付け根の部分で、栄養成分を運ぶための穴があいています。先のほうは花が咲くところで、ここにも穴があいています。軸の穴に比べたら穴は小さいので、もう少しカットする部分を短くしてもよいのではないかという考えもあるかと思いますが、安全確保のためには長めにカットすることがすすめられます。

ここでいう農薬というのは、栽培のときに使われる農薬ではありません。また、プレハーベストと呼ばれる収穫直前に使われる除草剤でもありません。ポストハーベストと呼ばれる収穫後に使われる農薬のことです。ポストは後、ハーベストは収穫を指します。

日本ではポストハーベストは認められていませんが、海外から輸入される農作物にはポストハーベストが使われます。これは輸送中にカビの発生や腐敗を防止するための防カビ剤です。防カビ剤というと食品中に残ることがあるため、食品添加物に分類されています。

食品添加物といっても材料は農薬で、しかもカビは根を張るため、そこまで届くように浸透性が高い農薬が使われます。収穫後のバナナは防カビ剤の農薬のプールに浸けてから出荷されます。

農薬が残留するといっても、皮にだけ残るもので、皮を剥いて食べるから問題はないと言われることもあるのですが、軸と先の穴から通過しているので、この部分は食べてはいけない部分なのです。このことがあまり知られていないのは、バナナには防カビ剤の表示が免除されているのが原因です。バナナに使われている防カビ剤はフルジオキソニルといって、肝臓や腎臓への影響が指摘されています。

安全なバナナはないのかというと、価格は高くなるものの有機JASマークがつけられたものは、栽培時の農薬もポストハーベストも使われていないものです。これなら皮を剥いたバナナを、そのまま子どもにアーンさせて、食べさせることもできます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

オーディオは、すべての装置のレベルが高く保たれていなければ最高の音質を確保することはできません。どんなにアンプやスピーカーが高品質でも、初めの読み取り装置の質が高くなければ、最初の精度が保たれていなければ、最も低いところのレベルとなってしまいます。今のCDのデータの読み取りはレーザーの反射光を受け取る形であるので、それほどの差はなく、劣化も起こりにくくなっています。大事なことは読み取り装置の表面の汚れを取ることになっています。

CDの前の時代のレコードでは、読み取り装置といえばレコード針で、その精度は重要で、使うほど劣化しやすいことから、取り替えのタイミングは重要でした。クラシック音楽界の取材を長らくしてきたことから、レコード針の職人とも付き合ってきました。最高峰のレコード針を開発しようと閉じこもって仕事をして、とうとう完成させたときには時代が変わってCDの時代になっていたということがありました。

そのようなことがないように、という例として使われることが多い話ですが、今やCDの読み取り装置の精度も音楽配信の時代になると関係なくなってきています。時代の変化に右往左往させられることがないようにと、音楽の世界にいても新たな成長分野を目指す人が増えました。コロナ禍の影響を受けて、リアルな音楽表現の世界が手痛い被害を受けている中にあって、音楽配信の世界に移ってよかったという人にも多く会いました。

健康面でもクラシック音楽は注目されていて、モーツァルトの楽曲は3500〜4500Hz(ヘルツ)の高周波音で、脊髄から脳にかけての神経系を効果的に刺激することから、高血圧や糖尿病などの改善が難しい疾患への音楽療法にも活用されています。この世界にいち早く移った人からも、よい結果を聞いています。クラシック音楽であればリラックスできる、健康面でよいことがあると単純に考えるのではなくて、裏付けをもって導いていく案内人も必要になると考えています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)