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携帯電話はスマホでなくてガラケーであってもカメラがついているので、いつでも撮影ができる、みんながカメラマン状態です。だから浮気はできない、他人に知られてはいけない行動をするときには周囲にカメラを構えられていることを前提にしなければならない状況です。

襲撃事件に限らずニュースネタになることが起こったら、すぐに周囲の人が携帯電話で撮影しないか確認して、すぐに提供してもらう、買い取りのための現金を持ち歩くというのはメディア関係者の常識となっています。

もしも決定的な瞬間を撮影するようなことになることを想定して、カメラを構えるなら、撮影しやすい位置取りをするのが基本ですが、同じような画像では買ってもらえないこともあるので、他の人がいないところに立つということになります。

ところが、重要人物の立ち位置は、聴衆なりが前にしかいないので、撮影位置が限られてしまいます。後ろには目が届きにくいので、背後は壁というのが大原則です。壁でなくても背後に回りにくい位置取りで、そこに行こうとするだけで止められてしまいます。

襲撃事件が起こって、メディアには個人が撮影した動画が多く登場して、今回も多くの人に提供の協力金が支払われたのだろうと思いましたが、この動画を解説している警護のプロなどのコメントには違和感がありました。

背後への警戒を怠った、防護用バッグ(防弾盾)を持った人が横についていないで離れたところにいた、一発目の音に反応して覆い被さらなかった、防護用バッグをもった警備員が犯人を押さえに行ったということも指摘されていました。犯人を押さえにいく前に周囲を警戒するのは当たり前のことで、集団での犯行であったら次の襲撃に備えるようにするべきです。

背後から撮影されたシーンも報道には出ていましたが、そこに人が入ることができること自体がおかしいことです。海外で撮影する報道カメラマンが口にするのは、カメラは銃と間違われることがあるということです。カメラを持っている人は銃を構えているのと同じように排除されます。

いいシーンが撮影できるところは襲撃しやすい、というのはスナイパーを扱ったコミックで読んだシーンの言葉ですが、そのスナイパーも背後に回られないところに常に立っています。悲劇を起こさないためには背後の安全確保が重要で、背後から何かできるのは何を注意しても安全を確保したとは言えないということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

日本の医療制度では、いきなり大病院に行くのではなくて、地域の医療機関で診察を受けて、大病院を紹介されるのが普通のことです。いきなり大病院を受診すると、特別料金として初診では5000円、再診では2500円が別に請求されます。

紹介状があれば、患者の基本情報や症状、治療と投薬の状況などを知ることができて、一から調べ直すことがないことがメリットとしてあげられています。これを聞いて、疑問も湧いてきます。紹介状がなければ、特別料金がかかるだけでなくて、これまで受けた検査と同じ検査を受けることになり、これまでの検査結果は使えないことになります。

他の医療機関の検査結果を信じていないので、自分のところで実施した検査でなければ信じたくない、という気持ちを抱いている医療機関が存在しているのも事実です。

そのために余計な検査費用などがかかってしまいます。これは検査結果、治療結果は医療機関のもので、患者のものではないという考え方をしているからです。これに対してアメリカでは、検査結果、治療結果はお金を支払った患者のものなので、請求をすれば当たり前のように渡してくれます。

地域の小さな医療機関と地域を代表する大病院の連携といえば聞こえはよいのですが、担当する医師から別の医師に情報が伝わっているだけで、医師による医療が継続するわけではありません。連携する医療機関から、前の主治医が大病院に出向いて治療に参加するというのは、特別な状況でなければ許されることではありません。

これに対して、アメリカでは小さな地域の医療機関の医師が、そのまま主治医となって大病院の施設や医療スタッフを利用して、治療を続けることができる制度になっています。そして、大病院での治療が必要でなくなった段階で地域の医療機関が患者を引き取り、医療行為を続けるということができる仕組みになっています。

専門医が、よく知っている患者の面倒を見続けるという方法で、その制度のために、アメリカでは大病院の周りに各専門クリニックが並んでいるという光景は普通に見ることができます。経験があり、腕のよいベテランの医師が地域のクリニックにはいて、大病院の機能を利用して患者を一貫して見続けられるという、日本では考えられない制度になっているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

歩く機会が極端に少ない状況では、筋肉量も筋力も大きく低下しますが、これを回復するための運動として実施される筋肉トレーニングの目的は主には筋力の強化です。筋力は強い力を発揮させる筋肉の能力ですが、筋肉の能力には筋持久力と筋代謝力があります。筋持久力は筋肉の力を長く発揮する能力で、弱めの負荷であっても長く動かし続けることによって高めることができます。

筋代謝力は、筋肉を動かすことによって筋繊維(筋肉細胞)がブドウ糖や脂肪酸を取り込んでエネルギー化する能力で、歩いて多くのエネルギーを作り出すことを指しています。この筋代謝力を高めることが活動のエネルギー量を増やすことになり、血糖値や中性脂肪値、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を正常に保つことができるようになります。

筋肉は瞬間的に大きな力を発揮する速筋と、大きな力は発揮できないものの長く力を出し続けられる遅筋に大きく分けられます。速筋は白い色をしていることから白筋、遅筋は赤い色をしていることから赤筋とも呼ばれます。筋力と筋持久力は速筋を刺激することで強化できます。また、筋代謝力は遅筋を刺激することで強化できますが、同時に筋持久力を高めることもできます。

ウォーキングによって強化できるのは筋代謝力と筋持久力で、歩くことによって効果的に脂肪酸を代謝させる筋肉を増やすためには、歩いて筋肉を強化する方法がすすめられます。有酸素運動のウォーキングは走ることに比べると身体を傷めにくく、健康効果が高いとはいっても、ゆっくりと歩いていたのでは筋代謝力も筋持久力も強化することはできません。ある程度の負荷が遅筋にかかることで、酸素を体内に取り込んで、効果的にエネルギーを作り出す能力を高めていくことができます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

子どもの味覚は3歳までに形成されて、そのピークは3〜4歳だとされています。3歳までに食べた味が、その子どもの一生涯の味覚を作り上げると言われることがありますが、実際には10歳までの味覚の記憶が味覚の特徴を決定すると考えられています。味覚で受けた刺激は脳に記憶され、食事をしたときの味覚の刺激は記憶に照らし合わされて、過去においしいと感じたものを食べると、安心感、幸福感を感じるようになります。

味覚は舌にある味蕾によってキャッチされています。味蕾の数は生まれたばかりの乳児には1万個以上ありますが、3〜4歳から減り始め、成人では75%ほどになり、高齢者では30%にも減っていきます。

味蕾の数からいうと乳児の味覚は非常に敏感で、母乳の味の変化にも敏感に反応しています。母乳は血液が変化したもので、母親が食べたものの栄養成分が血液中に入り、その血液中の成分が母乳の成分に反映しています。血液には赤血球が多く含まれていて、赤血球のヘモグロビンが赤い色素なので、血液は赤くなっています。それに対して母乳にはヘモグロビンが含まれず、光が拡散するので白い色となっています。ヘモグロビンの有無だけで、血液に含まれる成分が母乳の味となり、これを飲んで育った子どもの味覚にも大きく影響します。

甘いものを多く食べると血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上昇します。脂肪が多く含まれるものを食べると脂肪酸や中性脂肪が増えます。この血液からできた母乳にもブドウ糖や脂肪酸が含まれて、これが味覚に影響を与えることになります。母親がバランスのとれた食生活をしていれば、それが母乳を通じて、子どもの敏感な味覚にも影響を与えることになるということです。

「サプリ概要」を日本メディカルダイエット支援機構のサイトに書き始めたのは、岡山市内の近所(ノルディックウォーキングで歩いて40分の距離)にある大学で、アスリートのためのサプリメント講習を行うことが決定してからです。

これまでの情報を整理する意味もあったのですが、講習内容を考えるときも、講習テキストを作成するときにも、ただ講習用として書くのではなくて、わかりやすく伝えるための“予行演習”のような感じで、先に文章化しました。

大学での講習は、東京にいたときに、公益財団法人日本健康スポーツ連盟の理事として、健康運動指導士の更新教育のサプリメント講習をしていたことから、つながりました。現在の日本健康スポーツ連盟の理事長と、大学の体育学部長が知り合いだったということも、きっかけになっています。

講習の前振りのつもりで始めたことでしたが、ダイエットとサプリメントは関係性が強くて、特に運動をする人には必須アイテムにもなっています。サプリメント・健康食品研究は、日本メディカルダイエット支援機構の前身(健康科学情報センター)のときから手がけてきました。

初めは“敵情視察”のような感じでした。当時は病院栄養管理の研究所の主任研究員を務めていましたが、病院栄養管理(病院給食)にとって健康食品は敵のようなものでした。病院で栄養士・管理栄養士が一生懸命に食事指導をしても、血糖値が下がる健康食品を摂っているからと言うことを聞かないということがありました。

それで血糖値、中性脂肪値、血圧に関係する健康食品について研究をして、たまたま知人が副編集長を務めていた週刊誌にページをもらって、健康食品業界の取材も続けてきました。そのおかげで、一般には伝わらない業界ネタにも随分と詳しくなりました。

そんな中で、有効性が確認されている成分、製品であるのに、有効性が述べられない、それどころか摂取タイミング(いつ摂ればよいか)も述べられないという、せっかくの有効性と使い方が伝わらないために、無駄づかいをしている人が実に多いことを知りました。そして、それを伝える方法として、メディアと講習を活かすことにたどり着きました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

日本メディカルダイエット支援機構は、NPO法人の名称に「メディカルダイエット」とつけていることもあって、「メディカルダイエット」を冠した資格認定を実施しています。勝手に実施しているわけではなくて、NPO法人の認証を内閣府に申請したときに、活動内容を100%公益事業にして、公益事業で収入を得てよいのが教育と情報発信だけに制限され、その代わりにメディカルダイエットの資格認定ができることになりました。

もう15年以上前のことです。資格認定を始めたのは10年前からですが、今年になって岡山で新たに「メディカルダイエットアドバイザー」の資格認定を再開しました。

日本メディカルダイエット支援機構のサイトでは、「メディカルダイエット」のコーナーがあって、300本のコンテンツを掲載しています。そして、新たにメディカルダイエット講習を始めるにあたって、「Medical Diet」のテーマで連載を始めました。今回で142回目ですが、まだまだ続けていきます。

というのは、「Medical Diet」はメディカルダイエットアドバイザー講習の広報と受講者のサポートの意味で始めたものだからです。サイトの構成がよくないので、新たなコーナーを設けることができず、「最新情報」のバックナンバーに詰め込んであります。最新情報には他のコンテンツを入れていて、今の段階で4100本を超えています。

それでは探しにくいということで、必要な方には関心があるところだけをピックアップして見ることができるようにするサービスを行っています。

ダイエットや健康に関わる情報は、更新が早いので、メディカルダイエット講習で学んだことは古くなることがあります。講習で学んだことをベースに日々の生活の中で学ぶことのほうが多いので、情報発信が重要との考えからです。始めたら止まらなくなるのがダイエット講習の宿命と考えて、私の体力と気力が続かなくなっても情報発信が続く仕組みを構築しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

広く健康に関わる記念日について紹介します。

9月13日 毎月13日は「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)。

9月14日 ニュージーランド産のキウイを輸入販売するゼスプリがグリーンキウイフルーツを感謝と健康を気づかう気持ちを込めて贈る日として「グリーンデー」と制定。ホイッスル三好(東京都杉並区)がスーラータンメンの生みの親の三好比呂己代表の母親の三好コト子の誕生日にちなんで「揚州商人スーラータンメンの日」と制定。ホワイトデー(3月14日)から半年後は「コスモスの日」で、愛情、真心、調和などの花言葉のコスモスの花を添えたプレゼントをお互いに贈る日。プレジデント社が、く(9)い(1)し(4)んぼうの語呂合わせで「食いしん坊の日」と制定。毎月14日は「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)。

9月15日 日本ひじき協議会が旧敬老の日を「ひじきの日」と制定。敬老の日は9月20日になったが、健康で長生きを願って、ひじきを食べてもらう日としてPRイベントを実施。フジパンが1975年9月15日に食パンのミミを落として中身をはさんで圧縮したスナックサンドを初めて販売したことにちなんで「スナックサンドの日」と制定。石狩鍋復活プロジェクトあき味の会が石狩で鮭が捕れる時期で、く(9)い(1)ご(5)ろの語呂合わせで「石狩鍋記念日」と制定。日本アクティブコミュニティ協会がレク(09)リエーションかいご(15)しの語呂合わせで「レクリエーション介護士の日」と制定。

9月16日 ブラジルに移住した日本移民がアサイーの栽培に尽力したことから、日本移民が到着した1929年9月16日にちなんで「アサイーの日」と制定。十勝スロウフード(北海道清水町)が牛(9)とろ(16)の語呂合わせで「牛とろの日」と制定。毎月16日は「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)。

9月17日 日本イタリア料理協会がイタリア語で料理を意味するクチーナを917と書き換えて、「イタリア料理の日」と制定。毎月17日は「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)。

9月18日 日本かいわれ協会が、かいわれ大根のPRを始めた9月と、1と8を組み合わせるとかいわれ大根の姿に似ていることから「かいわれ大根の日」と制定。日本心・血管病予防会が敬老の日の前日を「心・血管病予防デー」と制定。毎月18日は「防犯の日」(セコム)。

9月19日 積水ハウスが育児休業を促進するために育児(19)と休(9)の語呂合わせで「育休の日」と制定。JAあいち経済連が、いちじくの出回り時期(7〜10月)で、いち(1)じく(9)の語呂合わせで「愛知のいちじくの日」と制定。毎味水産(愛知県西尾市)が敬老の日に海老を食べる食文化を提案するために「海老の日」と制定。毎月19日は「食育の日」(食育推進会議)、「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)。

バランスのよい食事とは、たんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)が、それぞれ理想的な摂取割合になっていることを指しています。エネルギーを構成する三大栄養素(エネルギー源)のバランスはPFCバランスと呼ばれます。

成人の理想的なバランスは、P(たんぱく質:protein):13~20%、F(脂質:fat):20~30%、C(糖質:carbohydrate):60~70%の範囲とされています。

エネルギーの単位はkcal(キロカロリー)であり、食品のエネルギー量の合計は三大栄養素を摂取した合計ともなっています。しかし、食品の摂取割合は重量(g)で表されることが多く、重量からエネルギー量は把握しにくいところがあります。

たんぱく質は1gが約4kcalに相当します。脂質は1gが約9kcal、糖質は1gが約4kcalとなっています。ちなみに、アルコール1gは約7kcalです。

このため、わかりやすくするために、三大栄養素をエネルギー量(kcal)に換算して、3種類の比率をパーセントにしたものがPFCバランスとなります。

自分が食べている食事量は、100kcalの分量で確認することができます。主食、主菜、副菜、油に分けて、1日に食べている食事量を100kcalに当てはめて、その該当数から1日に食べている摂取エネルギー量を確認します。

主食:ご飯1/2杯、赤飯1/2杯、もち小1個、そば1/3玉、うどん1/3玉、中華めん1/3玉、スパゲッティ1カップ、パン10枚切り1枚、ポテト中1個

主菜:肉1切れ、魚1切れ、卵1個、豆腐1/2丁

副菜:サラダ1皿、野菜1皿、小鉢1個、味噌汁1杯

副菜(乳製品):牛乳1カップ、乳製品1個(ヨーグルト1カップ、乳酸菌飲料1カップ)

副菜(果物):果物1個(リンゴ中1個/かき大1個/みかん中3個/もも中2個)
油:大さじ1杯 ※通常の使用は大さじ1杯として杯数をチェック

(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

食生活チェック表には、より正確な判定と指導ができるように、生活習慣病のチェックも判定項目に入れています。これは生活習慣病の患者や予備群の人にとって、摂りすぎを控えるように指導される食品を示すのが一つの目的となっています。

生活習慣病のリスクを高める食品は減らすのが原則であっても、減らせば解決するということではありません。実際に生活習慣病で治療をしている人の場合には、栄養指導に従って注意をしている結果ということもあるので、そのことについて食事内容と生活習慣病について照らし合わせながら会話ができるツールとしています。

生活習慣病は医薬品を使う段階まで進んだからといって、食事に注意しなくてよいというものではありません。生活習慣病の多くは、食事の改善が治療の前提となっています。中でも糖尿病は食事療法と運動療法が前提となっていて、その両方が実施された上で、まだ数値(血糖値とヘモグロビンA1c)が改善されていないときに医薬品(血糖降下剤)が処方されます。

医薬品を使っているから、もう安心して好きなものを、好きなだけ食べてもよいというわけではないのです。それなのに、生活習慣病の予防のために心がけなければならないことを、医薬品を飲んでいるからと安心して、元の通りの食生活にしている人がいるのも事実です。

血糖値が高めでも治療の範囲まで進んでいない糖尿病予備群では食事療法が実施されていないことはあっても、糖尿病と指摘された人は治療が必要で、食事療法の指導もされているはずです。指導をされて、その通りに実施している人がいる反面、指導をされても実施していない人がいるのも事実です。

食生活チェック表の結果を見ながら、指導をされているのか、指導通りにしているのかどうかなどを聞きながら、実際の食事内容についての指導をすることになります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

結婚して原宿の一族に加わったときに、急に買い物に困ったことを覚えています。それまで住んでいたのは吉祥寺の近くで、大手のスーパーもデパートもあったので、少なくとも着るものを買えなくて困るということはありませんでした。突然に喪服が必要になり、白いワイシャツと黒いネクタイが必要になっても問題はありませんでした。

原宿はファッションの街で、ほしいものは何でもある街だということは聞いていたのですが、実際に住んでみると「服屋がない」と印象でした。もちろん服屋がないということはなくて、近所を歩いても服屋だらけです。原宿の住民になってから、テレビや雑誌のショップ情報が急に増えました。新規オープン、新発売などの情報は毎日のように原宿から表参道などを歩いていたので、最新情報の宝庫でした。

しかし、ファッション関係の店をメディアに紹介するために一緒に行動するときに、普段着ではふさわしくないところもあって、自分の服を買おうとしても、若者向けのショップばかりです。なんとか着られるようなデザインのものはあっても、サイズが若者向けなので合わないということで、隣駅の渋谷、逆方向の2駅先の新宿まで買いに行かなければならない、安めの服を買うにはもっと遠くまで行かなければならないという状況でした。

近所の方に聞いたら、以前は住民のための衣料店もあったとのことですが、すべて若者向けの店に変わっていました。のちになって、エディー・
バウアーのショップがオープンして、アウトドアファッションなのに年齢に関係なく、おしゃれに着られるということで、なんとか上着には困らなくなったのですが、下着の類は遠くに買いに行くという状況が続きました。

東京にいたときにはエディー・バウアーを基本にしていたのですが、岡山に移住を決めたときにも倉敷にショップがあるというのが決め手の一つにはなっていました。ところが、エディー・バウアーが2021年の年末に日本から撤退してしまったので、全国のどこにいても買えなくなりました。輸入するという方法はあるものの、日本のエディー・バウアーは日本人の体型に合わせたもので、海外のものは日本人にはフィットしません。私にとっては「どこにも服屋がない」という状況になってしまいました。

エディー・バウアーが再オープンするという情報に、岡山に店ができるのか、気にして情報収集をしているところです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)