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継続のための“無理なく無駄なく”

私のモットーというか、私が関わった団体のモットーは「無理なく無駄なく」をテーマに掲げています。そのような考え方をしている団体としか付き合わなかったということでもあるのですが、“無理なく”を怠けること、“無駄なく”をコストカットという考えで、儲けが最優先になっているところとは、初めから波長が合わないので、巡りあうこともありませんでした。 どんなに素晴らしいことをしていても、それをボランティア精


Medical Diet176 噛まないと代謝酵素が不足する

しっかりと噛んでから飲み込むのは消化をよくするだけでなく、全身の細胞で行われる代謝にも大きな影響を与えることになります。これは消化酵素と代謝酵素の関係から説明することができます。 消化酵素は唾液と胃液が中心になりますが、十二指腸で分泌される胆汁も含まれます。代謝酵素というのは、細胞の中で生化学反応を起こすための酵素で、これが充分にあることによって細胞の働きが正常に保たれるようになります。


Age free岡山6 医療費を減らすために医療機関を利用する

医療機関にかかる回数を減らすことが一時期、多くの健康保険組合や自治体で検討されたことがあります。重病になって多くの医療費と治療の期間をかけることがないように、早期発見、早期治療を心がけるということで、積極的に医療機関を活用するということでした。 ところが、中には何か勘違いをしたようなところもあって、医療機関に行くことを控えるかのような推奨がされたこともありました。 早期に発見できれば重


理想実現のための代謝促進19 肝機能を高めるエネルギー代謝

肝臓には、さまざまな働きがあり、それは一つずつの肝細胞が担っています。肝臓の働きとしては解毒が有名ですが、ブドウ糖からグリコーゲンを合成するのも、脂肪酸から中性脂肪を合成するのも、アミノ酸からタンパク質を合成するのも肝細胞の働きです。合成されたタンパク質から全身に必要な酵素やホルモン、神経伝達物質などを合成するのも肝細胞です。 細胞の中では酵素が働いて、それぞれの生化学反応を起こしていますが


健康あない人49 伝統の維持のための健康レベル

健康づくりのための伝統というと、食文化を継承している日本食、その調理をする料理人というのが一般的なイメージかもしれません。この伝統的な食は、もちろん健康を維持、増進させる安心、安全な食品であり、調味料なども厳選されたものを期待するところです。 それを作る料理人も、その店で働く人たちも、健康のための食であるなら、自身も健康であってほしいと願っています。その食品を作る人も、産地から料理店に運ぶ過


発達障害支援6 99%の支援では不足しているのか

99%という言葉を使うときには、あと1%、たった1つをプラスするだけで100に達するという意味で使われることが多くなっています。これは100が100%、100点というわかりやすい目標を示すために使われるからですが、99%ではいけないのか、99%でも充分な支援になるのではないか、ということを考えるために、わざと使うことがあります。 99%では意味がないということを伝えようとする人が使う例に、9


あくまでも噂話112「一生懸命か一所懸命か」

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではないのですが、みんなが誤用すれば、それが本当の意味になるというのは用語の世界では当たり前に起こっていることです。テレビ番組で「すごいおいしい」とコメントしても「すごく」とテロップが出るのは、まだ誤用と見られているからですが、「全然おいしい」との発言に「断然おいしい」とテロップが出ないのは、すでに誤用が「みんなで渡れば〜」状態になっているということです。


健康食品 敵か味方か36 摂取タイミングで変わる吸収率

健康食品は、医薬品と勘違いされないために、摂取タイミングを表示することは許可されていません。医薬品と勘違いするような表示をすると、本来なら医薬品を使わないといけない状態であるのに健康食品を使って、これが病気を悪化させることにもなりかねないというのが、その理由とされています。 摂取タイミングというのは、いつ摂るかということで、医薬品の使用の際に示される食前、食後、食中という表示が相当します。医


健康食品の法規制36 ナチュラルメディシン・データベースの活かし方

健康食品と医薬品の相互作用についてと、それをまとめた世界データベースの「ナチュラルメディシン・データベース」(natural medicine database)について前回、紹介しました。これは健康食品と医薬品の飲み合わせによって起こることの情報が世界的に集積されているとともに、健康食品の機能性の評価が行われています。 簡単に説明すると、それぞれの健康食品に使われる素材は、医薬品のように効


理想実現のための代謝促進18 エネルギーロスから考えるエネルギーの重要性

エネルギーロスというと、食事で摂取したエネルギー源が失われていくことを指していて、前回は三大エネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質が、そのままエネルギーになるわけではないという説明をしました。 糖質から変化したブドウ糖、脂質から変化した脂肪酸、たんぱく質から変化したアミノ酸は、細胞のミトコンドリア(エネルギー産生器官)に取り込まれてから、高エネルギー化合物のアセチルCoAになり、これがTCA回