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DNA Answer36 サポーターでもあり、アドバイザーでもある
発達障害児の食の偏りを改善するためには、栄養の知識の前に発達障害の特性を知ることから始める必要があります。発達障害児によく見られる極端な偏食については、どのようなことが起こっているのか、どこが問題になるのかということを説明しています。 そこから講習に入ってもよいと考えられがちですが、あえて発達障害の知識からが入り、続いて発達障害の食事の困難さ、そこから栄養摂取の重要性、実態の把握、改善の方法
エネルギー代謝62 機能回復のエネルギーその1
加齢や疾病によって低下した全身の機能を正常に保つためには、全身の細胞の中で作り出されるエネルギーの量を一定に保つことが必要です。しかし、医薬品の使用によってはエネルギー量を減らす結果になるものもあります。その例としてあげられるのはエネルギー産生のTCA回路の最後の仕上げであるコエンザイムQ10の産生を低下させるスタチン剤です。 スタチン剤はコレステロールの体内合成を抑えることによって動脈硬化
健康食品の法規制14 規制される食品の健康保持増進効果
消費者庁が実施しているインターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示に対する改善指導は3か月ごとに結果が発表されています。2022年10〜12月の消費者庁による監視では、230事業者の231商品の表示が健康増進法(第65条第1項)に違反するおそれがある文言があったとして、販売事業者に改善指導が行われました。 機能性表示食品として一般の食品も裏付けを示して届け出して、機能性を表示して販売する
ツイン・ウォーク42 2つの歩き方で健康効果アップ
「歩きましょう」と言われて、いきなり速歩で歩き出す人は少ないと思います。普通歩行と言われるウォーキングの速度は時速5kmほどで、これよりもゆっくりと歩く人はいても、逆に速く歩く人を見かけることはありません。 長く歩くほど、つまり長い距離を歩く、長い時間をかけて歩くということでは、頑張りすぎると長続きしないので、普通歩行の速度になるのが普通のことです。 歩くことによる健康効果というと心肺
発達支援推進39 1人の発達障害児を何人の高齢者が支えるのか
高齢化と少子化が進む中、1人の高齢者を支える人が急速に減ってきています。支える人を現役世代(15〜64歳)として計算すると、いかに厳しい状態になっているかがわかります。 1965年(高齢化率6.3%)には現役世代が9.1人で高齢者1人を支える“お神輿型社会”でしたが、2010年(高齢化率23%)には現役世代が2.8人で高齢者を支えなければならない状況になって、これは“騎馬戦型社会”と呼ばれま
発達栄養94 早食いは何が悪いのかを知ってからの指導
早食いをする子どもは、それなりの理由があります。味わって食べることを学んでいなくて、ただ食べればよいと考えている(もしくは教えられてきた)子どもはいるものの、それは少数派です。中には、親に急かされて、早く食べることしか教えられていないという子どももいるのですが、それも少数派です。 家では、食事を作るのも大変で、食べたあとの片付けにも時間がかかるからと、掻き込むように食べさせられている例もあり
健康食品 敵か味方か13 効能効果を表示しても注意されない会社の手口
健康食品も一般の食品も医薬品的な効能効果を表示することも述べることもできません。ホームページは多くの人の目に触れるものだけに、ホームページに効能効果を載せていたら発見されて、指導を受けると思われるのに、効能効果が掲載されている例もあります。 それは監視の仕組みを知ってやっていることで、効能効果を掲載するページが関係しています。監視対象が増えて、インターネットを通じての検索が大変になってきたこ
サプリ概論246 健康食品の規制の改定7
景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)と健康増進法による健康食品の虚偽誇大表示についての規制は、「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法の上の留意事項について」に掲載されています。この留意事項の改訂版が消費者庁から公表されたことから(令和4年12月5日)、その改定された部分について、景品表示法上と健康増進法上の問題となる表示例の解説をしています。 〔特定保健用食品の許可の要件を満たした
2023/3/15 健康食品と食品の表示規制コンサルタントを再開した理由
2002年は私にとって大変換の年だったということは2023/2/15の「エネルギー代謝研究の始まり」で書きましたが、その年に厚生労働省から「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」という通知が出されました。 この審議の委員会に参加していたことから、アドバイザリースタッフの養成講習が始まったときに法律講師となりました。初めのうちは養成講習で法律講習を行う
2023/3/15 自分にとっての日々の修行の文筆
毎日、コラムの文章を書くのは、それほど苦労ではないと思われがちます。文筆が専門で、社会人になってから、仕事以外でも日記のように800文字の原稿を書いてきました。800文字というのは朝日新聞の天声人語の以前の文字数で、現在は新聞の文字が大きくなったので、それほどの文字数にはなっていません。文筆を目指した中学生のときから、天声人語を書き写すのが日課になっていました。 書いたものが表に出ることもあ





