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健康食品 敵か味方か12 「確認されている」と「報告されている」の違い

機能性表示食品は、研究論文によって機能性が確認されている場合には、それを有効性と安全性として消費者庁に届け出することによって、機能性を表示して販売することができる制度となっています。 特定保健用食品(トクホ)の場合は、実際に販売する商品と同じ内容のもので人間を対象にして試験をする必要がありました。機能性表示食品の場合も、商品を使っての試験をした結果を裏付けとして提出してもよいのですが、論文だ


健康あない人40 喧々諤々の健康議論

タイトルの中の喧々諤々は、「けんけんごうごう」と読むべきなのですが、メディアの司会者や著名人の発言でも「けんけんがくがく」と読まれることが多くなっています。 これは喧々諤々(けんけんごうごう)と侃々諤々(かんかんがくがく)が混じり合った間違った読み方なのです。どうして間違いが起こるのかというと、諤々は「ごうごう」とも「がくがく」とも読まれるので、完全な勘違いです。 タイトルの健康議論は


健康食品の法規制12 規制される食品の健康保持増進効果

消費者庁は、インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示に対する改善指導を行っています。その結果は3か月ごとに発表されています。2022年10〜12月の消費者庁による監視では、230事業者の231商品の表示が健康増進法(第65条第1項)に違反するおそれがある文言があったとして、販売事業者に改善指導が行われました。 個別の指導だけでなく、ショッピングモールに出店している場合には、ショッピン


ツイン・ウォーク41 代謝能力を高めるスクワット

ポールを用いた運動の効果を高めるには、筋肉の種類と特性に合わせた方法で実施することが大切になります。 筋肉は白筋と赤筋に大きく分けられます。白筋は瞬発力の筋肉で、強い負荷がかかる運動で強化(太く)していくことができます。そのエネルギー源となっているのは、すぐにエネルギー化されるブドウ糖です。 赤筋は持久力の筋肉で、軽い負荷が継続的にかかる運動によって強化していくことができます。赤筋のエ


発達支援推進38 発達栄養は発達障害の理解とセットで推進

発達栄養は発達障害児の心身の成長のための栄養を意味しますが、発達栄養を進めるためには発達障害児の身体的な特徴を知り、それに合わせた栄養摂取を進めるだけでは充分な結果は出せないと考えています。 というのは、発達障害には食の困難さが伴い、極端な偏食もあって、他では考えられないような食べることができない理由があるからです。その理由を知り、対応策を考えながら、さらに不足する栄養を補っていくという、非


あくまでも噂話103「すべて仮説の世界」

タイトルの「すべて仮説の世界」というのはVR(Virtual Reality)でもAR(Augmented Reality)でもなくて、医学のことを言っています。医学というと、治療の分野では診察・診断して、その結果に合わせて治療を断定的に行うので、「確定の世界」と思われるところがあります。それは本当なのか、という本題の前に、医師が言うことは本当なのかという疑問から書いていくことにします。 生


健康食品 敵か味方か11 リンクで効能効果を述べる手口

日本メディカルダイエット支援機構のホームページには、「サプリメント事典」というコーナーがあって、132種類の健康食品の素材・成分について簡単に解説しています。その解説というのは素材の特徴と有効性についてで、これが健康食品の効能効果を述べるのに理由(悪用)されています。 それは承知していて、リンクを貼って自社のホームページに掲載すると法律違反となることから、初めのうちは注意をしていました。今で


DNA Answer34 チェックでわかる代替食

食生活チェック表は、1週間に食べている食品の回数を知ることで、何を増やせばよいか、何を減らせばよいかがわかる日本メディカルダイエット支援機構のオリジナルの栄養指導ツールです。ツールだというのは、ただ調査をするだけでなくて、チェックしていくうちに何を食べればよいのか、何を増やせばよいのか、減らせばよいのかに気づくことができるようにしているからです。 これは子どもの栄養バランスを知って、食事指導


母子の栄養11 粉ミルクで母乳を整えるという発想

成長のための栄養素が最も必要になるのは出産後の授乳期で、母乳には、この時期に必要な栄養素が含まれています。それは母親の栄養摂取が充分で、血流が盛んで、血液を母乳に変える乳腺の働きが正常であるという条件が整っている場合のことです。 母親の体内の栄養バランスがよい状態であるというのは、出産後のことだけではなくて、赤ちゃんが胎内で育っているときから重要になります。胎内で成長するためには、妊娠前から


健康食品の法規制11 商品名や社名が違反と指摘されたことがある

健康食品の表示の規制は広告やチラシなどが主なものですが、商品名やキャッチフレーズが違反とされたことが過去にあります。それは2007年5月のことで、大手10社が軒並み違反としてメディアにも発表され、信用を失い、販売が大きく低下することになりました。 それは圧ダウン、圧バランス、健圧、糖ダウン、風なし、アトなし、アレル気サポート、ふしぶし、楽節、健節、もれなし、トイレ減、すっきりサポート、ぜんり