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発達栄養85 牛乳が苦手な子どもの対応法

牛乳が苦手で飲めない子どもに対しては、通常は冷たいものに抵抗があるなら温めて、熱いものに抵抗があるなら冷やしたままか常温で飲ませるようにするところから始めます。これで効果が得られなかったら、味覚に問題があると考えて、子どもが好きなココア味やイチゴ味にする、牛乳と他の飲み物で牛乳の味を弱める、といったことが指導されます。 ところが、発達障害では特有のこだわりがあり、さらに自閉症スペクトラム障害


脂肪代謝促進研究59 肉食にL‐カルニチンをプラス

たんぱく質が多く含まれる食品は、良質なたんぱく質を多く摂るためにも、やせホルモンと呼ばれるGLP−1を増やすためにも重要なことです。GLP−1は食欲を抑える効果があり、糖尿病の治療薬としても使われています。 体内でGLP−1を多く分泌させるためには肉を多く食べることがよいとされていて、糖質制限をして肉を多く食べてもGLP−1が多く分泌されることから太りにくいとされています。 肉は重要な


サプリ概論237 逆転の発想のマグネシウムその2

マグネシウムは、骨や歯を構成して、筋肉や肝臓、血液に多く存在していることから身体の基本となるミネラルですが、それと同時に全身の細胞でエネルギーを多く作り出し、筋肉を働かせるためにも欠かせない役割をしています。 マグネシウムが身体の機能に大きく影響を与えているのは、酵素を正常に働かせるための補酵素の役割をしているからです。酵素は補酵素が補われることによって、酵素本来の働きをすることができます。


ツイン・ウォーク26 肩こり対策の歩き方

ウォーキングは“背筋を伸ばして腕を大きく前後に振って歩く”というイメージがありますが、実際に歩いている人の姿勢を見ると、初めのうちは胸を張って肩を大きく動かしていても、疲れてくると徐々に首が曲がって、頭が前に出てくる人がいます。これは年齢を重ねた人に多く見られます。 頭が前に出ると首のカーブが大きくなり、上体も前屈みになり、肩も狭まってきます。これは書類やパソコンの作業を長く続けているときに


発達支援推進22 レベルの変化への対応

発達障害児を理解して、その対応を考えるときに、“ストライクゾーンの変化”ということをあげています。野球は普通なら9分解されたストライクゾーンに投げ込めばストライクと判定されます。しかし、発達障害児の場合にはストライクゾーンが極端に狭くて、通常ならギリギリと判断されることのないような余裕をもったストライクのはずが、ボール判定をされることがあります。 これは正解とされる範囲が通常の予測を超えて狭


DNA趣意12 発達栄養の講習の内容1

〔発達栄養アドバイザー趣意書より改変〕 DNAは発達栄養アドバイザー(Developmental Nutrition Adviser)を略したもので、特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構による認定資格です。 発達支援推進協議会を日本メディカルダイエット支援機構内に設け、発達栄養アドバイザー養成講習(資格認定講習)を実施します。資格認定者の増加に合わせて、発達支援推進協議会を法


DNA趣意11 講習の特性:発達栄養とエネルギー代謝

〔発達栄養アドバイザー趣意書より改変〕 DNAは発達栄養アドバイザー(Developmental Nutrition Adviser)を略したもので、特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構による認定資格です。 発達栄養学のベースとなっているのはエネルギー代謝科学で、臨床栄養学でも中心的な課題とされてきたことです。エネルギー代謝は、全身の細胞にあるエネルギー産生の小器官のミトコン


Medical Diet158 食後の運動は脂肪が分解されにくい

メディカルダイエットの手法として、運動と食事のタイミングとしては、先に運動をしてから食事をすることをすすめています。その理由として、空腹時の運動は血糖値が下がっていることから、筋肉に保存されているグリコーゲンが分解されて、血液中にブドウ糖が放出されることで、肝臓での脂肪合成が抑えられるという仕組みを紹介しています。 グリコーゲンは貯蔵型の糖質で、多くのブドウ糖が結合した形となっています。運動


脂肪代謝促進研究58 腸内環境とL‐カルニチン

脳細胞を除いた全身の細胞でエネルギーを作り出すために欠かせないL‐カルニチンは、細胞内のミトコンドリアに脂肪酸を通過させる働きがあります。L‐カルニチンは体内で合成されるものの、合成のピークが20歳代前半で、年齢が進むほど脂肪酸の代謝が低下していくことから、年齢を重ねたら同じ食事量、同じ運動量では太っていく要因となっています。 だから、全身の代謝を高めて、健康を維持するために、サプリメントと


DNA趣意10 発達障害児支援の現状

〔発達栄養アドバイザー趣意書より改変〕 DNAは発達栄養アドバイザー(Developmental Nutrition Adviser)を略したもので、特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構による認定資格です。 発達障害がある子どもは、それだけで発達障害児となるわけではありません。発達障害者支援法には、「発達障害者」とは発達障害がある者であって発達障害及び社会的障壁により日常生活