
最新情報
ツイン・ウォーク37 ノルディックウォーキングの基本
ノルディックウォーキングは、2本のウォーキングポールを用いて歩行するものを一般に指していますが、ポールの使い方によってポールの先端のゴムパッドとグリップの形状が異なった2つのタイプに分かれています。 1つは発祥地フィンランドのノルディックウォーキングの流れを忠実に継いでいるもので、ポールを(進行方向)後方の地面に突いて押し出し、推進力を生み出して運動効果を増大させるウォーキングで、ゴムパッド
発達支援推進34 基本を知って正しい情報を選択
ネット時代を反映して、情報は溢れかえるほどあり、情報収集をするのも簡単になりました。情報は簡単に手に入っても、その中から正しい情報、自分に合った情報を探すのは、増える一方の情報の渦の中にあっては、かえって困難なことになりました。 何が本当の情報なのか、役が役立つ情報なのかがわかりにくくなり、検索サイトの中に、自分が知りたい情報の選び方を教えてくれる別の検索サイトが必要という声は、以前に増して
健康食品 敵か味方か2 法律コンサルタントのきっかけ
6年前に東京から岡山に移住してからは、健康食品に関する法律講習は、講習テキストも関連資料も箱に収めた状態を続けていました。東京にいたときも、最後の数年は消費者庁の健康食品の規制に関わる部門のサポートをしていたために、法律講習をすると規制する側の情報を漏らすことにもなるということで自主規制をしてきました。 また、その部門の仕事をすることは、違反事例を見つけたときには報告する義務があったので、健
健康食品の法規制2 健康食品業界の特性
厚生労働省から「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方」という通知が出されたときに、その審議の席に参加していました。今から20年前(2002年)のことです。そのときに入手しておくように求められたのが健康食品販売会社のリストでした。 これは健康食品の業界紙が年鑑として発行していたもので、当時は約5000社の販売事業者が掲載されていました。これを借り受けるときに編
発達栄養91 食物アレルギーによる極端な偏食
食物アレルギーがあると、それを少しずつ摂取することで克服させようとする指導がされることがあります。定型発達(発達障害でない)の子どもであれば、アレルギーが出ても大きな影響がない量を摂取することで抵抗力をつけていく方法が有効になることもあります。そして、アレルギーを起こす物質が含まれている食品でも、徐々に摂取していくことで、食品の栄養成分によって抵抗力をつけることも可能となっています。 ところ
代謝と糖尿病20 ストレスで血糖値が上昇
ストレスは血糖値を上昇させる要因であることが知られています。その要因を簡単に説明すると、ストレスを起こすような状態から逃げ出すためのエネルギー源として、多くのブドウ糖が必要になるからです。詳しいことは最後に示しますが、その前提としてのメカニズムを紹介します。 副腎皮質刺激ホルモンは、インスリンの拮抗ホルモンでもあり、過剰な分泌によってインスリンの分泌が低下することで血糖値(血液中のブドウ糖の
健康食品 敵か味方か1 消費者の利益のための活動
「健康食品は敵なのか味方なのか」と聞かれることがあります。聞いているほうが知りたいことは2つあって、1つは有効性で、もう1つは法律に関することです。 有効性ということでは、研究に基づいて開発された健康食品には健康効果があり、それは健康面ではプラスになっているという認識があります。その一方で、危険性もあって、有害性がある物質の混入、有効成分の摂りすぎ、医薬品との飲み合わせといったデメリットもあ
健康食品の法規制1 複雑すぎる規制の法律と通知・通達
健康食品は、通常の一般の食品とは違って、販売に関して、さまざまな規制がかけられています。それは健康食品には法的な定義がないからです。医薬品以外の経口的に摂取される(口から摂る)もので、健康の維持や増進に役立つことをうたって販売されたり、そのような効果を期待して摂る食品全般を指しています。 定義がないのは健康食品に関する単独の法律がないからで、複数の法律を組み合わせて、さまざまな規制が行われて
サプリ概論243 健康食品の規制の改定4
景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)と健康増進法による健康食品の虚偽誇大表示についての規制は、「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法の上の留意事項について」に掲載されています。この留意事項の改訂版が消費者庁から公表されたことから(令和4年12月5日)、その改定された部分について、景品表示法上と健康増進法上の表示について解説をしています。 顧客を誘引するための手段として行う広告その他
健康・火の用心46 端羊羹の発想
健康づくりの活動をしていると、おいしいところ、つまり目立つこと、成果が出やすいこと、他人から褒められることを率先してやろうとする人が出てきます。誰しも、同じ時間をかけて、同じ労力をするなら、よりメリットがあることをしたがる気持ちがあることは認めます。そういったメリットに対するモチベーションがあるから積極的に取り組んでくれるというのは間違いがないことです。 しかし、みんながおいしいところを求め





