
最新情報
発達栄養講習3 発達栄養講習の基本的な考え
栄養摂取は生命維持の基本であり、成長にも身体の機能を正常に働かせていくためにも重要なことです。 栄養摂取というと一般には誕生後の授乳、生後5〜6か月の離乳食、そして離乳後の通常の食事から始まるものと考えられがちです。しかし、受精直後から胎盤を通じて母親から栄養成分を受け取ることによって、身体と機能を正常に発育させるための細胞レベルでの生命維持活動が始まっています。 その細胞を増殖させ、
脂肪代謝促進研究26 羊肉はL‐カルニチンが多いから太らないのか
「羊肉は太らない」と言われて、人気になったことがあります。それは羊肉に多く含まれているL‐カルニチンの量が関係していました。L‐カルニチンは細胞のミトコンドリアの膜を脂肪酸が通過するときに必要となるため、エネルギー代謝を高めて、そのために太りにくいというのが人気の理由でした。 これは事実であっても、羊肉には脂肪が多く含まれていて、食べ過ぎればエネルギー源の摂りすぎになってしまいます。ミトコン
健康あない人23 「子供・子ども・こども」の違い
信と者を合体させると、信者ではなくて「儲」になるということを書いて、儲けて、それを社会還元するには信じてもらえる人間にならなければならない、信じるに値する講習をしなければならないということを前回書きました。 これだけでも宗教の儲けが社会問題になっているときに、言い過ぎではないかとの意見もありましたが、これにかぶせて(上乗せして)こども家庭庁の話を書いたら、家庭を団体名に入れている団体の影響が
健康情報共有26 乳酸菌は腸内を酸性化させて善玉菌を増やす
腸内環境を整えるために乳酸菌やビフィズス菌が含まれたヨーグルトを食べても効果がない、ということは事実のように広まっています。その理由としてあげられているのは、食品とともに摂取した乳酸菌やビフィズス菌は大腸内では1〜2日しか生き残れないことがわかってきたことで、その後は死んで排泄されるということです。これはテレビ番組で全国放送されてから、常識のように伝播していきました。 乳酸菌が含まれたヨーグ
発達栄養講習2 子どもは走りながら車体を作っているようなもの
栄養学の基本中の基本とされる食品による栄養摂取は、子どもも成人も高齢者も同じものが使われています。それは6つの基礎食品群で、1群はたんぱく質(魚、肉、卵、大豆、大豆製品)、2群はカルシウム(牛乳、乳製品、海藻、小魚類)、3群はビタミンAなどの脂溶性ビタミン(緑黄色野菜)、4群はビタミンCなどの水溶性ビタミン(淡色野菜・果物)、5群は主食のエネルギー源(穀類、イモ類、砂糖)、6群は脂肪のエネルギー源
発達栄養講習1 発達支援の基本の“発達栄養”
“発達栄養”という言葉を見聞きして、「発達障害児のための栄養」「発達障害を改善するための栄養」ということを思い浮かべる人は、それほど多くはないはずです。発達は低い段階から高い段階に向かっていくことを示す用語で、身体や精神について使われるときには完全な状態に近づいていく成長状態を指しています。 この認識からいくと、“発達栄養”は子どもが成長していくための栄養ということになり、栄養摂取そのものの
講習NAVI28 見えない世界でも理解できる説明
他人の話を聞くということは、想像力のレベルが問われます。私たちの講習は身体の機能に関わることが多くて、その内容もエネルギー代謝科学という少し難しく感じるものです。しかも目に見えないことを理解してもらうことを目的としたものです。 目に見えることなら、画像や映像で見てもらうだけで理解することができます。目で見たことが起こっていることのほとんどであれば、見たという事実だけで充分かもしれません。
Diet Designer24 文化性のないダイエットは苦行なり
ダイエットを医療行為のように有無を言わさずに成果を出そうと思ったら、相当の負担をかけることになります。血糖値や中性脂肪値を下げるために食事を大きく制限して、食べたいものも食べられない、空腹を我慢して過ごすということでは通常は長く続くものではありません。運動にしても、血圧、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値を効果的に下げる方法は解明されていることから、プログラムどおりに実施してもらえれば結果
記念日11月8日〜14日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月8日 日本矯正歯科学会が、いい(11)歯(8)の語呂合わせで「いい歯はならびの日」と制定。ユニリーバ・ジャパンが、いい(11)肌(8)の語呂合わせで「いいお肌の日」と制定。佐藤製薬が、いい(11)歯(8)ぐきの語呂合わせで11月8日と9日を「いい歯ぐきの日」と制定。日本矯正歯科学会が、いい(11)歯(8)の語呂合わせで「いい歯ならびの日」と制
脂肪代謝促進研究25 L‐カルニチンで体脂肪は減らせるのか
L‐カルニチンが代謝促進成分であることがわかると、脂肪細胞の中に蓄積されている体脂肪を減らす効果が当然のように期待されます。体脂肪は中性脂肪のことで、貯蔵型の脂肪となっています。脂肪の最小単位は脂肪酸です。3個の脂肪酸が結びついたのが中性脂肪で、結合役をしているのはグリセロールという油脂の構成成分です。 3個の脂肪酸と1個のグリセロールが結びついたものはトリグリセロールといい、この和訳が中性





