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サプリ概論190 睡眠の質の向上の意味

1本に乳酸菌が1000億個入った乳酸菌飲料の人気が高すぎて、欲しくても購入できない、転売が起こるという大人気になって、気になったのは、そんなに優れた効果なのかということです。この飲料は消費者庁による機能性表示食品で、「ストレス緩和」と「睡眠の質向上」の機能を表示して販売することが許可されています。 機能性表示食品は研究成果を提出するもので、個別の商品で審査を受けたものではありません。研究成果と同


Medical Diet111 脂肪代謝のEPOC効果

運動をし慣れていない人は、同じだけの運動をしても、運動をし慣れている人に比べると酸素を取り込んで有効活用する能力が低くなっています。また、運動をし慣れた人に比べると、同じ負荷の運動であっても最大酸素摂取量が高まりにくくなっています。 最大酸素摂取量というのは、1分間に体重1kgあたり取り込むことができる酸素の量で、一般には全力で運動をしたときの酸素量を指しています。 最大酸素摂取量は、ただ運動


あくまでも噂話48「オーバーブッキング」

ダブルブッキングは二重に予約を入れることですが、自分の予約を優先させてくれるなら、ダブルブッキングであってもトリプルブッキングであっても構わないことです。ところが、予約をしていても、ダブルだトリプルだといってキャンセルさせるほうにしたら、たまったものではありません。 わざわざ時間調整をして、時間と金をかけて出向いたのに、ブッキング相手と現場で鉢合わせして、自分が選ばれなかったときはショックでした


エネルギー代謝5 代謝促進物質の重要性

脂肪と一般に呼ばれるのは中性脂肪で、貯蔵型の脂肪のことです。人間の身体の脂肪細胞の中に蓄積されているのは中性脂肪で、動物食品に含まれる脂肪も中性脂肪です。中性脂肪はグリセリドという脂肪に、脂肪酸3個が結びついた形をしています。 食品で摂った中性脂肪は、そのままの形では小腸から吸収されることはありません。そのため消化液によって脂肪酸に分解されてから吸収されます。体内でエネルギーとして使われなかった


発達栄養37 口中調味を可能とする炊飯

日本人は今でこそ世界中の料理を食べられるようになっていますが、基本となるのは米食です。ご飯さえあれば、世界中の料理を食べられます。これはご飯によって料理を好みの味わいに変えることができるからです。ご飯には微妙な味はあっても、白米の場合は、ほとんど味がないのと同じです。 これに対してパンにも麺にも味がついています。主食に味があると、すべての料理に合わせるわけにはいかなくなります。ご飯に合うおかずを


脳の健康寿命84 体内時計を調整する早起き朝ごはん

1日は24時間ですが、人間の体内時計は、それよりも長くなっています。一時期は体内時計は25時間と言われ、今でも多くの書籍でもネット情報でも25時間と書かれたものが多くなっています。しかし、実際には多くの研究によって24時間11分だということが明らかにされています。 以前のように25時間と1時間も長いとなると、24日で24時間になるので、このズレは大きいという印象がありました。それに対して11分だ


サプリ概論189 L‐カルニチンのLの意味

代謝促進成分のL‐カルニチンのLはLevorotatoryの頭文字で、左旋性の意味があります。物質を通過する光の振動面を左に回転させる性質を表しています。これとは逆の右旋性もあって、立体異性体としてL型とR型に分けられます。立体異性体というのは、構造式は同じだが、原子の立体配置が違っているものを指しています。 カルニチンのL型、つまりL‐カルニチンには代謝促進成分として脂肪酸と結びついて細胞の中


Medical Diet110 歩かないと代謝は高まらないのか

子どもは「意味もなく走る」と言われますが、意味もなく走っているわけではありません。その意味と理由を当人はわかっていなくて、周囲の人もわかっていないことから、意味もなく走ると言われているだけです。この理由として、感覚統合が使われることがあります。子どもは全身を使って、刺激を受け、神経を発達させていますが、その刺激を得るために走っているのだという説明が広まっていて、テレビ番組でも放送されていました。


あくまでも噂話47「六十の三つ子」

いろは歌留多の“い”といえば、「犬も歩けば棒に当たる」ということに一般的にはなっていますが、これは江戸歌留多で、大阪では「一を聞いて十を知る」、京都では「一寸先は闇」と、三者三様です。もとは「色は匂へど散りぬるを、我が世誰ぞ常ならむ、有為の奥山今日越えて、浅き夢見し酔ひもせず」という涅槃経の仏教精神を和文で表したもので、いろは歌留多は京都で生まれました。 そこから大阪、名古屋、江戸と伝わっていっ


エネルギー代謝4 体熱産生のメカニズム

全身には60兆個以上の細胞があり、細胞はエネルギー源を取り入れて、エネルギー代謝を行って、生命維持のためのエネルギーを作り出しています。細胞の中で作り出されたエネルギーは、その細胞の中だけで使われます。そのエネルギーが、電気のように他の細胞に流れていって使われることはありません。 神経伝達は一つの神経細胞から隣の神経細胞に伝わって、全身に情報が伝達されています。この場合もエネルギーが電気のように