
最新情報
サプリ概論173 健康増進法による誇大表示の対象
「食品として販売に供する物に関して行う健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等の禁止及び広告等適正化のための監視指導等に関する指針(ガイドライン)」では、実質的に広告として判断されるものが記載されています。この内容についても、新ガイドラインが採用された後も継続されています。 1 顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂進させる)意図が明確にあること。 2 特定商品の商品名等が明らかにされていること。
Medical Diet94 コルチゾールのプラス作用
血液中のコルチゾールの量は、朝に目覚めたときに多く、日中、夕方と減り続け、就寝前に最低値を示すのが一般的な推移となっています。これは就寝中にコルチゾールの分泌が増えていることを示しています。 コルチゾールには、睡眠中に脂肪酸を代謝させてエネルギーを産生する働きがあります。睡眠中には活動中に比べて多くのエネルギーは必要がないように思われがちですが、寝ている間にも基礎代謝によるエネルギーは使い続けら
あくまでも噂話29「ヒトよりもカネが大事の判断」
昔から事業のために必要なものとして、ヒト・モノ・カネと言われてきました。このうちヒトが一番先にくるのは人材が一番大事だから、とよく言われるし、それを口にする経営者も多くいます。これが本音ならよいのですが、経営者や経済学者などの書籍にゴーストライターとして関わってきた昔の話だけでなく、インタビューや取材をしている今でも「実際のところは、どうですか?」と水を向けてみると、「やっぱりカネだね」という人が
認定講習の諺もじり17「渡る世間に鬼は外」その2
発達障害に関わる講習をしているときに、理解しやすくするために、諺(ことわざ)をもじった言葉を使うことがあるのですが、そのときに言い方、伝え方、もっという受講者のリテラシーに合わせた言葉の選択をしないと講習がギクシャクしたものになりことがあります。諺もじりは会場を明るくするために始めたことなのに、逆効果になることもあるのです。 中でも注意をして使わなければならないのが、今回のテーマの「渡る世間に鬼
学習支援64 喜んで通いたくなる学習の場
学習障害の子どもたちを受け入れる塾に、初めから自分から行きたいといって入塾する子どもは多くはありません。中学生くらいまでは親が入塾を決め、仕方がないという気持ちのまま通っている子どもも多く、送り迎えを親がして、行きたくない気分の日であっても連れてこられてしまうということもあります。 その子どもが、どのような気持ちで通っているのか、塾での学習を楽しいと思っているのかということは、なかなか気持ちを打
発達栄養20 微量ミネラルの役割3
9種類の微量ミネラルのうち前回の4種類に続いて残りの3種類について紹介します。 ◎モリブデン 微量元素の必須ミネラルの一種で、肝臓と腎臓に多く存在し、体内の過酸化物質を分解する酵素の成分であり、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。造血作用、尿酸の生成、有害物質の排出などに必要な成分であり、肝臓や腎臓の酵素の活性、糖質と脂質の代謝、鉄の吸収率の向上などの働きがあります。食品では、そば、豆類、レ
あくまでも噂話28「断捨離と片付け上手の違い」
“断捨離”というと余計なものを処分する片付け上手のような印象があるのですが、もともとの意味は違っていて、2009年に発行された片付け術の書籍のタイトルに“断捨離”とあったことから一気に広まりました。 初めて書籍で断捨離が紹介されたのは1976年のことで、ヨガの解説書でした。断捨離はヨガの行法の断行(だんぎょう)、捨行(しゃぎょう)、離行(りぎょう)の三つを指していて、新たに手に入りそうな不要なも
脳の健康寿命71 20年後に認知症患者は減るのか
東京大学が、20年後の日本では高齢者が増えるにも関わらず、認知症患者の総数は減るという予測を世界で初めて発表しました。東京大学では、健康状態や学歴が年々向上している近年の高齢者データをもとにして、健康・機能状態の毎年の変化を推計して、2043年まで追跡するシステムを開発しています。 これを使って60歳以上の認知症とフレイル(虚弱)の有病率と医療介護費について将来推計を行いました。その結果、認知症
サプリ概論172 健康増進法による誇大表示の禁止
健康増進法というと、以前の栄養改善法に代わるものとして定められたもので、基本的には栄養改善法の条文が踏襲されています。健康増進法が発表されたときには、メタボリックシンドロームの予防を目的とした健診事業や受動喫煙の防止などが注目されていましたが、栄養表示の延長で健康食品についても規制する法律となっています。 健康増進法には、健康食品の広告規制をする第31条を新設して、誇大表示の禁止について、次のよ
Medical Diet93 コルチゾールのマイナス作用
ストレスを感じるほど太りやすくなる、いわゆる“ストレス太り”について複数の理由があげられていますが、ストレスホルモンのコルチゾールがダイエットに悪影響を与えることが明らかにされています。 コルチゾールは、ストレスが高まるにつれて分泌が高まっていくホルモンで、ストレスに対抗するためのホルモンとなっています。 コルチゾールは副腎皮質から分泌されていて、主な働きは肝臓での糖新生、筋肉でのタンパク質の





