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認定講習の諺もじり3「絵に描いたモチベーション」その1

資格認定講習は受講者が学びたいと思える内容と資格の名称が大事で、内容と名称こそがモチベーションを高めるものとなります。資格認定流行りの時代だけあって、こんな内容でよいのかと思えるものがあり、内容的には優れていても資格名に疑問があるというものもあり、さらに教えっぱなしで資格を与えてよいのかと思えるようなものを目にすることがあります。 そんな疑問を感じたときに頭に浮かぶのが、今回のテーマの「絵に描い


“偽”と“儲”の真意その1

メディカルダイエット講習のときに、「自分のためだけでなく、周囲の人のためにも役立ててほしい」ということを話しています。それは当たり前のことで、その人のためにしか役立たない情報を伝えているつもりもないし、受講している人も他の人に伝えることを目的にしている人がほとんどです。 私たちが行っている講習の多くは資格認定講習で、しかも3段階方式(初級、中級、上級)にして、上位資格認定者が下位講習(中級資格認


サプリ概論143 エネルギー代謝に必要な水溶性ビタミン

全身の細胞のミトコンドリアに取り込まれたブドウ糖と脂肪酸は、ともにアセチルCoAに変化してTCA回路と呼ばれる代謝経路に取り込まれます。 ブドウ糖がアセチルCoAに変化するときにはビタミンB₁、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸が必要になります。これらの一つでよいということではなくて、すべてが必要になります。脂肪酸がアセチルCoAに変化するときにはビタミンB₂、ナイアシン、パントテン酸が必要にな


Medical Diet72 太るための夕食での脂肪摂取

エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)が吸収されやすい時間帯があります。栄養素はそれぞれ吸収率が示されていますが、そのほとんどは平均値であって、吸収率がよい時間帯もあれば、あまりよくない時間帯もあります。それに関係しているのは、消化と吸収の生理的な効率の変化で、最も影響を与えているのは自律神経です。 自律神経には興奮系の交感神経と、抑制系の副交感神経があり、副交感神経は夕方以降から朝までに働きが


発達障害サポーター38 遺伝原因説の伝え方

発達障害の原因は何であっても、今さら対応することができないのだから、“原因を追求するのは意味がない”という考え方をする人がいます。実際に発達障害児の毎日の生活、改善支援をしている施設の職員にとっては原因追求をしている時間があるくらいなら、目の前の対応に注力したいという気持ちは当然のように理解できることです。 発達障害の理解を進めるための普及活動では、“発達障害は親のせいではない”ということを保護


学習支援53 18歳での契約成立への不安

日本の成人年齢が20歳だということは民法に定められて、明治時代から140年間も続いた国民的な常識でしたが、民法が改正されて、2022年4月1日から18歳からが成人となりました。成人になると選挙権が得られて、さまざまな契約も親の承諾なしにできるようになりました。権利が得られる反面、義務も生じます。これまでなら未成年であることを盾にとって法廷後見人の承諾なしに結ばれた契約は簡単に取り消すことができる“


どんな種類の素材かで研究成果は変わる

食物繊維が血糖値を安定させるのによい、という研究成果は以前からあったのですが、食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維によって性質が異なるので、どちらを使ったのかは当然に知っておかなければならないことです。種類が異なる研究成果を、自分が想像する食物繊維に当てはめてしまうと、とんでもない間違いを犯すことにもなります。 食物繊維は消化も吸収もされない性質があり、食物繊維が多く含まれていると、そのほか


認定講習の諺もじり2「身から出たサービス」その2

新型コロナウイルス感染症の拡大で、「よかったことを一つだけあげろ」と言われたら、常に情報を更新しないと対応できないことがあるのを知ったことと、リモートで情報発信をしても違和感がなくなったことです。一つではなくて二つになってしまいました。 このような話を資格認定講習ですることがあります。肝心の内容ではなくて、ギャグのように言った「一つではなくて二つ」のほうが記憶に残る人も少なくありません。これをほ


Medical Diet71 やせるための食事にかける時間

早食いは太る原因になるのなら、ゆっくりと時間をかけて食べようと考えても、朝食は短時間で済ませることが多く、昼食も学業や仕事の合間では時間を長くとることはできません。せめて夕食くらいは時間をかけて食べてほしいところですが、全体で30分以上の時間をかけることは少なくなっています。夕食後にも仕事や勉強(だけでなくて遊びも)があると、短時間で済ませることが多くなりがちです。 食べすぎを抑えるためには、満


脳の健康寿命60 仕事が趣味ではよくないのか

「仕事が趣味」ということを働きすぎの言い訳ではなく、本気で言っている人もいます。仕事を生活のための稼ぎ、嫌なことでも給料のために頑張っているということではなくて、趣味のように楽しんでいる人がいます。できることなら定年退職をしたくない、“一生の趣味”として働き続けたいと願う人もいます。 その願いがかなえられればよいものの、多くの会社は定年延長をしても70歳までしか雇えないというのが現状です。それで