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健康ウォーキング61 30分前のカフェイン摂取の効果
ウォーキングを始めて10〜15分はブドウ糖の代謝が先に盛んになり、その後は脂肪酸の代謝が盛んになるということが、エネルギー代謝の特性として一般に伝えられています。その理由としてあげられているのが、脂肪細胞に蓄積された中性脂肪が分解されるまでに、これくらいの時間がかかるからです。運動を始めて、興奮作用があるアドレナリンが放出されると脂肪細胞の中の中性脂肪の分解が始まります。 アドレナリンの放出を早
発達栄養学213 体育、保健体育での食に関する指導・小学校7
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは体育、保健体育の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 〔主な学習内容・活動〕 *体を発育・発達させるための食事について調べ、発表する。 〔指導上の留意点〕 *献立表や、「元気な体に必要な食事」などの資料から、成長期に必要な食品を選択し、なぜ必要かをわかりやすく友達に説明できるよ
ポストコロナ「鬼の片棒」3
すべてを鬼のせいにされたら、鬼が可哀想になるような結果、ということを前回は書きました。鬼のせいにするのは平安時代からあったことで、平安という用語が使われていても、鬼を登場させないと仕方がないような不安が渦巻く時代でした。 鬼の語源は隠(おぬ)で、元来は姿が見えないもの、この世に存在しないものを意味しています。そこから転じて人の力を超えたものの意味となり、人に災いをもたらすものという意味が定着しま
脳の健康寿命19 運動による認知機能改善のメカニズム
脳細胞に取り込まれたブドウ糖は、細胞内でエネルギーを作り出す小器官のミトコンドリアに取り込まれます。ブドウ糖はエネルギー源であって、これを材料にしてミトコンドリアの中でエネルギーを作り出す必要があります。そのために必要なのが、ブドウ糖をミトコンドリアに取り込むと同時にミトコンドリアの中での代謝を高める働きがあるαリポ酸です。α‐リポ酸は体内で合成されるものの、20歳をピークに合成量が減り続けます。
サプリ概論110 カルシウムとマグネシウムは下痢の原因にもなる
カルシウムは小腸からの吸収率が30%ほどで、吸収されなかった分は大腸まで届けられます。カルシウムには腸壁を刺激して蠕動運動を起こす作用があります。そのため、サプリメントとしてカルシウムを摂ることによって便通が促進されるものの、多く摂りすぎることによって下痢や軟便を起こすことがあります。 カルシウムは血液凝固、筋肉収縮、神経系の調整のほか細胞内外のカルシウム濃度の調整によって細胞の機能の調整、ナト
学習支援12 学習障害の特性①識字障害9
視覚情報処理が正常な状態ではないことから充分に学ぶことができない子どもにタブレットを活用する方法については前回触れましたが、そのことを周囲の子どもたちにも伝えておくことが必要です。見え方が違っているのが一人だけでという場合だけではなくて、見え方が違っている子どもが複数いても、それぞれ見え方は異なっているので、説明がないと理解されず、そのことが識字障害のある子どもに大きなプレッシャーを与えることにも
ポストコロナ「鬼の片棒」2
鬼を新型コロナウイルス感染症に例えた話を前回しましたが、コロナ禍で被害を受けている人に、追い討ちをかけるように経済的に立ち行かなくなるようなことをした人は、まさに「鬼の片棒」を担いだと非難されても仕方がないことです。 機能性がある食品を輸入して販売している会社が、国内シェアのトップとなり、販売価格の決定権も握って、営業社員を増やしてデパートなどで試食を繰り返して販売量を大きく伸ばし続けていました
NPO法人なのにセミナーを無料で実施しない理由
日本メディカルダイエット支援機構は特定非営利活動法人です。14年前に内閣府によって認証されました。特定非営利活動法人はNPO法人と略して呼ばれます。NPOはNon Profit Organizationの頭文字をとったもので、直訳すると利益を得ない団体ということになります。とはいえ、利益がなければ活動はできないのが世の常で、そのために特定非営利活動法人であっても収益活動をすることができます。 特
健康ウォーキング60 ウォーキング×栄養×休養による認知機能改善
ウォーキングは認知機能を改善する方法として実践されていますが、その効果を高めるために歩くことだけでなく、栄養との組み合わせ、休養との組み合わせによる方法を採用して健康ウォーキングとして実践しています。この組み合わせの手法は、メディカルダイエットの研究に基づいたもので、エネルギー代謝を高めるために始められたものです。 *ウォーキング×栄養 脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖は、通常は膵臓からイ
発達栄養学212 体育、保健体育での食に関する指導・小学校6
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは体育、保健体育の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 〔主な学習内容・活動〕 *前時までの学習(体の発育・発達、思春期の心と体の変化)について確認する。 〔指導上の留意点〕 *前時の学習を想起することによって、体の発育・発達や思春期の心と体の変化について再確認し、成長することへ





