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学習障害144 腸内環境の改善
腸内細菌の善玉菌を増やす方法は、大きく二つの方法が考えられています。一つは、善玉菌と同じ働きをする菌を摂ることで、これはプロバイオティクスと呼ばれています。腸の機能を高める食べ物としては、ヨーグルトや発酵食品に含まれている乳酸菌が代表としてあげられます。乳酸菌は糖を分解して乳酸を作り出す菌ですが、腸内には乳酸菌は多くは棲みついていません。腸内に棲みつき、増殖をするためには酢酸も必要であり、乳酸と酢
ポストコロナ「猫にこんばんは」2
コロナ禍の講習は、どうしても対面は難しくて、オンライン講習になりがちです。対面の講習でもオンライン講習でも、使っている講習テキストは同じで、目の前に講師がしても画面を通してであっても顔や表情が違うわけでもないし、流れてくる言葉も同じなので、何も変わりがないではないか、と言われることがあります。 しかし、受講している側には、どう感じられているのかはわからないものの、話をしている側にしたら、対面とは
サプリ概論10 有効成分の食品への使用許可2
ビタミン、ミネラルだけでなく、医薬品成分であったものが食品成分としても許可され、サプリメント・健康食品に使われるようになった例もあります。その中でも特徴的なものとして取り上げられることが多いのはコエンザイムQ10、L‐カルニチン、α‐リポ酸の3種類の代謝促進成分です。規制緩和の流れを受けて、2001年にコエンザイムQ10が食品成分として使用することが許可されました。 コエンザイムQ10は細胞の中
病気の“おかげ”でプラスが増えた
テレビを見ていると言葉の使い分けができていないことに腹が立つようなことがあります。本来なら否定語の「全然」が肯定語として使われていて、「そこは断然だろう」ということもあれば、よくない出来事なのに「おかげ」と使われていることもあります。悪いことなら「せい」を使うのが本当のところです。しかし、今回は本来ならよくないことと思われることに対して、わざわざ“おかげ”を使っています。 この話をするときに、「
発達栄養学144 食に関する指導の目標
文部科学省の「食に関する指導の手引」では、学校教育活動全体を通して、学校における食育の推進を図り、食に関わる資質・能力を育成することを目指して、3項目をあげています。 〔知識・技能〕食事の重要性や栄養バランス、食文化などについての理解を図り、健康で健全な食生活に関する知識や技能を身に付けるようにする。 〔思考力・判断力・表現力〕食生活や食の選択について、正しい知識・情報に基づき、自ら管理したり
ポストコロナ「猫にこんばんは」1
コロナ禍によって事業が進めにくく、休みの時間が長くなっているときに、これをチャンスとしている人もいます。一つは仕事をするために必要な勉強をしたり、資格認定を取得することで、以前だったら座学でなければ学べなかった講習がオンラインでもできるようになりました。それもあって、オンラインで受講できる資格認定は急に増えました。以前から実施されていた講習がオンラインで受講できるようになったものもあれば、この機を
サプリ概論9 有効成分の食品への使用許可1
ビタミンもミネラルもハーブも、今ではサプリメント・健康食品の素材として認識されていますが、どれも医薬品にしか使用できない時期がありました。ビタミンを食品に使うことが許可されたのは1997年のことです。1998年にハーブが、1999年にミネラル(12種類)が食品として販売許可されました。これによって、食事で栄養素が充分に摂取できない場合に、自分で購入して摂取し、補うことができるようになりました。
令和の運び屋は何を運ぶのか
ワクチン担当大臣が就任したあとの参議院本会議で「令和の運び屋と言われるように頑張る」と発言しました。“運び屋”という言葉のイメージは、安全なものというよりも危険なものを闇で運ぶ人を指すときに使われることが多いことから、違和感を感じた人も多かったようです。その時点の国民の感覚は、ワクチンは安全なもので、安心のためのものであって国民が早く接種したいと願っているのに、運び屋という言葉が相応しくないと感じ
学習障害143 腸内細菌の働き2
腸内の状態はトイレで、自分で確かめることができます。善玉菌が多い人は腸内での発酵が進むために、便の色は黄色くなり、臭いも弱くなります。また、便の量も増えて、便も軟らかくなります。それに対して悪玉菌は腸内での腐敗を進め、アンモニアや硫化水素、スカトール、インドールといった有害物質を多く作り出します。便の色が黒く、臭いが強く、便の量も少なく、便が硬くなります。また、悪玉菌が多いと便秘や下痢を起こしやす
ポストコロナ「オンをオフで返す」3
新型コロナウイルス感染症が終息とはいかなくても、収束に向かっていることが明らかになって、新たなことを始めるときには、2回に渡って書いてきた「オンをオフで返す」を例にあげて進めていきたいと考えています。その一つは、新たな変異種の拡大や新たな感染症が発生したときに、オン(ON)をオフ(OFF)で返す方法の検討です。もう一つは、感染症の拡大によって低下してしまった健康度を高めるための方法の検討で、この場