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ポストコロナ「安物がいいの銭失い」2
コロナ禍で営業自粛続きだった外食店は、収束となって自粛が終了になれば客足が戻ってくる、以前と同じような商売ができる、売り上げも戻ると期待するのは当然のことです。しかし、今後の感染の防止を考えると、以前と同じように大人数で飲めや歌えというわけにはいかないので、客足が戻らない店も少なくありません。それは営業形態によるだけでなく、店で飲み食いするのではなくて、自宅飲みや路上飲みする人が増えたこと、店で高
記念日7月13日〜19日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 7月13日 丸協食産(長崎県佐世保市)がナ(7)イ(1)ゾウ(3)の語呂合わせで「もつ焼の日」と制定。毎月13日は「一汁三菜の日」(一汁三菜ぷらす・みらいご飯)。 7月14日 内視鏡医学研究振興財団が、な(7)い(1)し(4)の語呂合わせで「内視鏡の日」と制定。日本ゼラチン・コラーゲン工業組合がゼラチンはフランス菓子と料理によく使われることからフラン
クラシック音楽専門紙が音楽健康指導につながった
社会人としての初めての仕事は厨房業界の月刊機関誌だったというのが公式記録ですが、その前に学生時代から編集の仕事をしていました。ある作家の先生の最後の弟子として大学から歩いて通っていましたが、先生の長男が有名な音楽専門誌の編集長で、アルバイトで新曲のドーナツ盤をレコード会社を回って集めてきて、記事にするという単純な仕事から始めました。この話を若い人の集まりでしたときに、ドーナツ盤という言葉も通じなけ
発達栄養学138 食育推進基本計画の基本
食育基本法に基づいて実際の活動を推進するために、国の食育推進会議では、これまでの食育の推進の成果と食を巡る状況や諸課題を踏まえて、食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進していくため、5年おきに食育推進基本計画を作成しています。現在の第3次食育推進基本計画は平成28年度から平成32年度までの5年間を期間としています。 第3次食育推進基本計画では、重点課題として5項目を掲げています。 *若い世代
ポストコロナ「安物がいいの銭失い」1
コロナ禍で明らかになったのは、価格を下げないと売れない、下げたほうが売れるということが感覚的にわかってきたということです。日本は先進国の中では唯一、実質賃金が上がらず、かえって下がっているということを先に紹介しました。賃金が下がっているから安いものを買う、だから商品やサービスの価格が下がってきて、企業は儲けが出ないために賃金を上げるどころか下げないといけなくなるというデフレスパイラルになっています
なぜL‐カルニチンは日本人には効くのか
次世代に重要なことを伝えようとすると、どうしても訓示や説教のような中身になりがちですが、些末なこととも捉えられるようなことから話をすることがあります。些末と言われたら怒る人がいそうですが、話題に出すのはL‐カルニチンです。 L‐カルニチンは体内で合成されるエネルギー代謝成分で、細胞のミトコンドリアを脂肪酸が通過するときにはL‐カルニチンと結合する必要があります。L‐カルニチンが充分にあれば脂肪酸
学習障害137 消化の仕組みと役割1
飲食したものを分解して吸収される形にする消化は胃で行われ、腸で吸収されるのが一般的な印象ですが、消化は小腸と大腸でも行われています。小腸では小腸液のほか、膵臓からの膵液、肝臓からの胆汁と混じり合い、小腸でも消化は続いています。消化された粥状液から栄養素が吸収され、残りが大腸に運ばれていきます。 胃で分泌されるのは糖質とたんぱく質の消化液だけで、完全に消化されるまでに糖質(主食:ご飯、パン、麺類な
ポストコロナ「石橋を叩いても渡らず」4
石橋を叩いてから渡る慎重さは誉められることではあっても、叩いた結果として不安が先走って結局は渡らなかったということが続いた結果が、これまで触れてきた日本の物価が先進国に比べて低くなっていること、その原因は賃金が日本だけが下がっていることにあるということを説明しました。 コロナ禍にあって、インバウンドに期待してお金をかけすぎたホテル、飲食業界などに初めの被害が起こり、これを支えようと国をあげてキャ
給食には心をつなぐ意味がある
給食というと大量に作った料理を小分けにして、それを所属する人で一緒に食べることを指しています。学校給食や保育園給食・幼稚園給食、産業給食、病院給食、福祉給食、自衛隊給食まで給食業界は多岐に渡っています。中には街頭給食という炊き出しまでありますが、同じものを一緒に食べるのは、ただ栄養素を補給するだけでなく、精神的な部分も大きくて、中でも宗教の給食施設を取材したときには、改めて食事の重要性を感じさせら
発達栄養学137 食育基本法の基本
食育というと、地元の食材を活かしたメニューを提供するイベント的なことが注目されがちですが、その範囲は非常に広いもので、活動の裏付けとして食育基本法が定められています。食育基本法は、食育の基本理念と方向性を明らかにするとともに、食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために平成17年に施行されました。 その前文には、「子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何より





