

最新情報
脳トレ5:脳が刺激される文字変換ミス
今にしてみれば大昔の話になりそうですが、印刷するには金属製のハンコを一つずつ選んで、これを並べることで、まさに一文字ずつ拾って埋め込むという方法が使われていました。そんな時代の出版物の文字校正は、文字の特性を知っておくことが重要で、どれくらい文字の違いを知っているかが編集者や校正者の能力の一つの基準ともなっていました。どれくらい前の話かというと、ワードプロセッサー(ワープロ)が登場したのが1978
発達障害の自閉症スペクトラム障害は血液中の脂質が少ない
発達障害の自閉症スペクトラム障害は、脳の機能の一部の障害が原因として考えられていますが、それ以外の原因がないのか、他の原因と合わさって起こっているから予防も改善もできるのではないということは以前から言われてきました。しかし、実際に何が原因なのかを見つけることは困難で、自閉症スペクトラム障害の子どもの検診が繰り返されてきました。その原因の一つとして、福井大学などの研究チームが発表したのが低脂血症です
脳トレ4:テレビ番組の間違いも認知機能を刺激する
テレビのニュース番組で、新しい公園のオープンを伝えていて、そのときに「こけら落とし」という言葉を使っていました。これには違和感を感じるというよりも、誤った使い方で、アナウンサーの教育の中で習わなかったのだろうかと思うことがあります。 「こけら」は漢字では杮と書きます。この漢字を「柿」(かき)と読んでしまったら、もしも「杮落とし」と書かれていたら「かきおとし」と読んで、木になっている柿の実を落とす
L‐カルニチンは余分な脂肪を効果的にエネルギー化する
L‐カルニチンというと今ではダイエットのためのサプリメント成分として知られるようになっていますが、2001年までは医薬品の成分でした。L‐カルニチンが不足しているために代謝が低下する人だけが使えるものでしたが、使われているのは肉に含まれているアミノ酸で、食品成分であることから食品として認めるべきではないかと外資系の製薬会社が働きかけ、2002年に食品成分として認められています。その後はサプリメント
脳トレ3:歩いて脳トレ&筋トレ
歩くことによって身体の健康度が高まり、医療費が抑えられることと、認知機能が高まることは多くの研究機関で確認されています。普通に歩くだけでは筋肉が増えるまでの身体負荷はないものの、高齢者の場合には早歩きをするだけで最大酸素摂取量の70%に達しやすく、その状態を続けることで年齢を重ねるにつれて低下する筋力を保持することができるというので、これに取り組む自治体も増えつつあります。 歩くのは健康づくりの
ブドウ糖の代謝で免疫細胞のT細胞が活性化
糖尿病患者は外敵と戦う免疫が低いことは以前から言われてきました。その理由として、血液中のブドウ糖が多くなる、いわゆる血糖値が高い状態では血管の中が混雑して、免疫細胞の白血球とリンパ球の流れが悪くなることがあげられています。混雑していると免疫細胞が駆けつけるのが遅くなり、免疫細胞をパトカーにたとえるなら暴漢を抑えるのが遅れ、消防車にたとえるなら消火が遅れるのと同じことで、いくら免疫細胞の能力が高くて
発達障害の極端な偏食に使えるサプリメント
発達障害の自閉症スペクトラム障害には極端な偏食がみられます。自閉症スペクトラム障害には感覚過敏がみられ、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚の五感の一つもしくは複数が過敏であるために、五感が使われる食事に影響が出てしまいます。苦手な調理だけでなく、食べられない食品も多く、栄養のバランスを、いかに取るかということに料理を作る人は悩まされています。 栄養バランスというと6つの食品群(1群:魚、肉、卵、大豆、
脳トレ1:認知機能は脳トレで高められるのか
脳トレをテーマにした雑誌や書籍は、これでもかというくらいに数多く出版されています。「脳を使うほど機能は高まっていく」というわけにはいかなくても、年々低下していく脳の機能を維持することを期待して、テスト問題や記憶問題、塗り絵などに励んでいる人もたくさんいます。こういったものを活用して脳を刺激していれば認知機能は維持されるのかというと、そうはいかないことは認知症の人と、認知症の予備群とされる軽度認知障
ウコンは肝臓の働きをよくしてくれるのか
肝臓に効果があるサプリメントといえばウコンとオルニチンが双璧とされています。メインのウコンについては後で説明しますが、オルニチンはシジミに含まれるアミノ酸成分で、アンモニアを尿素に変換する肝臓の尿素回路を正常に働かせることが知られています。オルニチンが重要な働きをすることからオルニチン回路とも呼ばれています。オルニチンのサプリメントに「シジミ◯個分」と書かれているとシジミを凝縮して作られたのかと思
免疫向上にマヌカハニーは役立つのか
新型コロナウイルス感染拡大対策としてロックダウン(都市封鎖)を行ったオーストラリアが再び感染拡大となっているのに対して、お隣のニュージーランドはロックダウンが成功して市中感染ゼロを記録しました。その原因を探ることをテーマにしたテレビ番組で、ニュージーランド特産のマヌカハニーを取り上げていました。本格的なニュース番組で、このようなことを取り上げることはなく、どちらかといったらバラエティー型のニュース