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新型コロナウイルスの変異種にワクチンは効くのか
ウイルスは、インフルエンザでも明らかなように変異をしていきます。インフルエンザのように長年の対応歴があるウイルスに毎年多くの感染者がいて、ワクチンがあるにも関わらず抑えることができないのは、以前のワクチンの効果がない新型のウイルスに変異をしているからです。 ウイルスは細菌とは違って、単体では生き延びていくことができないために生物(宿主)に寄生する必要があります。細菌は一つの細胞(単細胞)なので、
発達栄養学42 脂肪は燃焼しているわけではない
体脂肪をエネルギー源として使って、余計な脂肪を減らすことというと“燃焼”という言葉がよく使われます。細胞の中でエネルギーが作り出されているときに、実際に燃焼するようなことはないのですが、植物油に火をつけると燃えて、徐々に油が減っていくことから、これをイメージして「脂肪が燃焼する」という言い方がされます。 細胞の温度は体温と変わらないくらいですが、その程度の温度では燃焼することはありません。比較的
高齢者はコレステロールが多くても動脈硬化のリスクは低い
コレステロールは健康によくない悪玉というイメージが抱かれがちですが、悪玉どころか健康維持のために必要なものです。というのは、コレステロールは全身の細胞の細胞膜の成分であり、ホルモンの材料、胆汁の原料となっています。コレステロール不足では健康維持ができないことから、必要な量が肝臓で合成されています。必要以上に血液中でコレステロールが増えてしまうのは、食事によって一時的に多くのコレステロールが増えてし
学習障害41 異音異議語は面白い1
同音異義語は学校教育の中でカリキュラムに従って学ぶことができるものの、異音異義後となると学ぶ機会はほとんどありません。同音異義語は同じ発音で違う漢字で示されるものですが、これに対して異音異義語は同じ漢字で発音が違うものを指しています。 異音異義語については一覧が示される例が少ないこともあり、私たちで教材用にまとめています。まだまだ多くの例があるかもしれませんが、漢字の難しさという考えではなく、面
新型コロナウイルスの検査の違いと結果
新型コロナウイルスの感染を調べる方法として、PCR検査、抗原検査、抗体検査が実施されています。その違いが分ければ、自分にとって、どの検査を受ければよいのかが見えてきます。 PCR検査は、採取した検体の中の新型コロナウイルスの遺伝子配列を増幅させ、ウイルスの遺伝子を検出して感染の有無を調べる検査で、今現在、感染しているのかを直接的に調べることができる検査法です。鼻咽頭の粘液を綿棒で採取する方法と唾
発達栄養学41 運動と睡眠のタイミングでエネルギーを増やす
筋肉細胞は全身のエネルギー代謝の中心的な存在で、筋肉を増やすと身体や脳を働かせるためのエネルギーは、筋肉が多い人ほど多く発生しているようなイメージが抱かれがちです。三大エネルギー源の糖質(ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)が血液中に多いと、筋肉が多いほどエネルギーとして使われるので、太りにくく、やせやすくなるのは間違いがないことです。筋肉で多くエネルギーが作り出されると、それで全身の機能が高まるように思わ
高齢者が肉を食べても動脈硬化リスクが低い理由
「高齢者は脂肪を多く摂ってはいけない」というのは昔から言われてきたことですが、今では「高齢者は肉を食べろ」と、逆のことと思われるようなことが言われるようになりました。肉に脂肪はつきものですが、脂身を削り取っているから大丈夫だという人がいる反面、肉には見えない脂肪が含まれているという人もいます。脂身は見える脂肪なので脂肪を取り除いて減らすことは簡単にできます。ところが、赤身の中にも脂肪は含まれていて
記念日12月29日〜1月4日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 12月29日 紀文食品が正月行事本来の意味を知って福を招いてもらうことを目的に、お正月前の12月、29で福(ふく)の語呂合わせで「福の日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Piknikの日」(森永乳業)、「クレープの日」(モンテール)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)。 12月30日 毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、
学習障害40 小学生・中学生が学ぶ同音異義語プラス
同じ発音で違う漢字で表記する同音異義語は数多くありますが、その中で小学生と中学生が学ぶ同音異義語は、社会生活をスムーズに送るためにも必要になってきます。それに追加をして以下に紹介します。中には、ここまでの漢字を知ることはないだろう、というものも含まれていますが、もっと多く存在しているということを感じることの意味もあることから、あえて取り上げています。 「いがい」意外、以外、遺骸、「いぎ」異義、異
新型コロナウイルスの重症化は血栓が原因か
新型コロナウイルスに感染した人の多くは重症化しないとされているものの、重症化する人の状況を見ていくと基礎疾患と呼ばれる高血圧、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)の人が多くなっています。重症化のリスクが高い人は高齢者に多いとされているのも、基礎疾患を抱えている人が多いことが関係していると考えられています。 新型コロナウイルスに感染すると、白血球のマクロファージが登場し





