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高齢者はストレスで免疫が大きく低下する
ストレスがかかった状態は自律神経の調整を乱します。自律神経は興奮系の交感神経と抑制系の副交感神経があり、自動車にたとえると交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキに相当します。ストレスがかかると、その状態から逃れようとするために自律神経の働きが盛んになります。そのために筋肉や内臓の動きが高まり、脂肪の燃焼が進み、心拍数と呼吸数が増えて、血圧も上昇します。交感神経の働きが抑制になってしまう例外もあり
三大発達障害の他の発達障害2
発達障害の特徴について、「発達障害者支援ハンドブック2020」で解説とともに問題点が指摘されています。前回に続いて三大発達障害以外の発達障害について紹介します。 発達性協調運動障害は、手足に麻痺がないにも関わらず、動きがぎくしゃくとして、さまざまな運動や日常生活動作が困難になる状態です。物をつかむ、ハサミや刃物を使う、書字、自転車に乗るなどの運動技能に拙劣さがあったり、物を落とす、物にぶつかるな
歩いて膝痛対策
膝に痛みを感じているときには、炎症を起こしているので歩かないようにして身体を休めるのがよいと一般には言われています。しかし、膝の構造と特性を考えると、休んでばかりではなく、膝を動かしたほうがよいことがわかってきます。その膝を動かしたほうがよい人の条件は、膝の軟骨がすり減っているために痛みが生じている人です。そして、どのように膝を動かすかというと歩くことです。 膝の骨は軟骨によってカバーされていて
免疫が高まるまでは期間がかかる
免疫を獲得すれば、そのあとは同じ感染症にはかからない、と長らく言われてきました。そのために感染症に打ち勝つための方法として集団免疫ということが言われるようになりました。国民の多くが感染して免疫を獲得すれば、その国は感染症を克服したことになるというわけです。しかし、新型コロナウイルスには通用しなくて、国民的集団免疫を目指した対策をしたために、感染拡大を招いてしまった国もあります。 免疫は同じ感染症
三大発達障害の他の発達障害
発達障害の特徴について、「発達障害者支援ハンドブック2020」で解説とともに問題点が指摘されています。三大発達障害以外の発達障害について紹介します。 発達障害というと自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、学習障害が目立っていますが、この他にもチック障害、吃音、発達性協調運動障害なども増えてきています。 チック障害は何らかの形のチックが反復して見られる症候群のことを指しています。チックは
歩いて腰痛対策
運動をすることで筋肉が強化されていきます。歩くだけでも腰の筋肉が使われ、強化することはできるものの、腰痛が起こりやすい人の場合には、普通に歩くだけでは刺激が不足しています。腰痛は、腰が痛いということで背筋が弱っているものと思われがちですが、腹筋とのバランスが重要で、腹筋も背筋も刺激することが必要になります。 腹筋が弱っていると腹が出た状態になりやすく、歩く姿勢も前屈みではなく、直立か後ろに反るよ
免疫を高める適度な運動
運動は免疫を高めるためにはプラスになると言われているものの、負荷がかかりすぎる運動は、かえって免疫を低下させることになります。適度な運動がよいというわけですが、何をもって適度な運動となるのかは気になるところです。その適度のレベルの話の前に、免疫を低下させる運動について紹介させてもらいます。 運動の強度を示す指標としては最大酸素摂取量が一般に使われます。最大酸素摂取量は全力で走ったときに使われる酸
発達障害の学習障害の併存症と二次的な不適応
発達障害の特徴について、「発達障害者支援ハンドブック2020」で解説とともに問題点が指摘されています。学習障害の併存性と二次障害について紹介します。 学習障害がある子どもは、注意欠如・多動性障害や自閉症スペクトラム障害を合併することがあります。落ち着きがなかったり、友達とのトラブルを起こすタイプの注意欠如・多動性障害や自閉症スペクトラム障害であれば目立つことから、教師や保護者も気がつきます。しか
歩いてむくみを解消
むくみは下半身に水分が多くたまった状態で、実際には細胞の周りにある水分が滞っている状態です。毛細血管から滲み出た水分とともに栄養成分は細胞に運ばれ、細胞から排出された老廃物は水分に溶け込んで毛細血管まで戻ります。この水分は血液の流れがよいことで血液中に入って、老廃物も一緒に運ばれていきます。 下半身の水分を心臓に向かって押し上げて、下半身の水分を減らしていくためには、筋肉のポンピング作用が必要に
精神的ストレスは免疫を低下させるのか
「情けは人のためならず」という言葉があります。その正しい意味は「他人への情けは回り回って自分のためになる」ということですが、「他人への情けは、その人のためにならない」という意味だと勘違いしている人もいます。これが少数派ならよいものの、文化庁の「国語に関する世論調査」によると前者が若干多いだけで、ほぼ拮抗しています。「情けをかけるのは、よくない結果を招くので、情けなんかかけないほうがよい」と考えてい