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学習障害37 感覚と運動系に課題がある場合の読み書きの困難さ
文が読めない子どもで、感覚と運動系に課題がある場合には、リズミカルに話すことや文字を覚えるのが極めて困難で、知的な発達に遅れがないにも関わらず、読めない文字が多く、正しくかける文字が少ないという特徴があります。不器用さが目立ち、力を抜きながら身体や心(気持ち)をコントロールすることが難しく、それが日本語の話し言葉のリズムがうまくできないということがあります。 漢字の習得では、書くことに強い抵抗感
同じだけ食べても栄養素が補えなくなっている
有機・無農薬での栽培が一般的であった時代には栄養が豊富であったことから、農薬も化学肥料も使わずに栽培すれば栄養成分も消化酵素も豊富な野菜が栽培できる、と考える人も少なくありません。しかし、品種改良で以前の種類と異なるものが主流となっているものも増えてきています。 消化酵素が多い食品としてはジアスターゼが豊富な大根があげられます。ジアスターゼは、唾液に含まれるアミロースと同じ糖質の消化酵素です。大
発達栄養学37 発達栄養学とメディカルダイエットの関係
メディカルダイエットは医学・科学に基づいたダイエット法と認識されることが多いのですが、ここでいうダイエット(Diet)はやせるという意味ではありません。もともとDietには政策、方針、戦略などの意味があり、そこから転じて正しい方針どおりの生活をすることになり、太っている人の場合にはやせるような食事や運動がダイエットになりました。やせている人の場合には食事と運動によって健康的に太る(体重を増やす)こ
記念日12月22日〜28日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 12月22日 日本スープ協会が温かいスープをより温かく感じることができる冬で、1つ(12)もフーフー(22)とスープを飲むという語呂合わせで「スープの日」と制定。ジェネリック医薬品協議会がジェネリック医薬品承認のための科学的根拠を厚生労働省が定めた1997年12月22日にちなんで「ジェネリック医薬品の日」と制定。毎月22日は「禁煙の日」(禁煙推進学術ネ
消化酵素が含まれる食品で代謝酵素を増やす
酵素は細胞の中で化学反応を起こす成分で、酵素が正常に働くことで細胞の働きを活性させ、消化・吸収・循環・代謝・排泄などの機能を正常に保つことができます。体内の酵素はタンパク質であり、肝臓でアミノ酸から合成されていますが、合成量は40歳を過ぎたころから減少していきます。 酵素は、動物の細胞にも植物の細胞にも含まれていますが、それらの食品を食べれば、それが体内の酵素となって働くわけではありません。しか
学習障害36 感覚と運動系の課題の困難さ
感覚と運動系の課題が見られる子どもでは、知的な発達は高く、知能検査の結果でも落ち込んでいる領域が見られず、身体を動かす遊びは好きではあるものの、縄跳びなどリズムや協調性が必要となる活動では不器用さが目立つという特徴があります。感覚統合検査の結果では、左右の協調運動、体性感覚(触覚・固有感覚)・運動の継次的処理が必要とされる検査に難しさがあるものの、極端に低いスコアが見られないということがあります。
日本人は牛乳に弱い
牛乳を飲むと、お腹が張る、ゴロゴロする、下痢をするという状態が現れることは乳糖不耐性と呼ばれています。これは乳製品に含まれる乳糖(ラクトース)を分解する乳糖分解酵素のラクターゼの分泌が低下しているために起こるものです。赤ちゃんのときにはラクターゼが分泌されないと母乳から乳糖を取り込むことができないために、分泌量は多くなっています。歴史的に乳製品を多く摂ってきた欧米人は、乳糖分解酵素の分泌量は赤ちゃ
発達栄養学36 塩分を減らしても味覚を育てるためのヒント
味覚を正常に保つための方法として塩分を減らした食事がすすめられます。しかし、塩分を減らすとおいしさを感じにくくなり、これが食欲を低下させ、栄養摂取にも影響を与えるようになります。 食塩を減らしても野菜や魚類などから摂った出汁(だし)が多ければ、汁物や煮物などは薄味になってもおいしく食べられるようになります。また、塩分を減らした代わりに、他の味でカバーすることができます。これは高血圧の食事療法にも
日本人は糖質を分解して活用しやすい
胃と腸から分泌される消化液の種類は国民によって異なることはないのですが、分泌量は違っています。日本人は歴史的に米食中心で糖質を多く摂ってきたことからアミラーゼの分泌量が多くなっています。これによってエネルギー源となるブドウ糖を多く取り込むことができる体質とりました。これは低栄養の時代には有効な仕組みでしたが、栄養過多の時代には血糖値を急上昇させる原因になっています。血糖値が上昇すると肝臓で合成され
学習障害35 聴覚系に課題がある場合の読み書きのアプローチ
聴覚系に課題がある場合には、見て、聞いて、声に出すという読み書きの基本となる音読が困難になっています。集団で音読をするときには周りに合わせて進められるものの、個人での読み書きとなると聞いたことを言葉にすることがスムーズにいかず、中でも長い文を読むことが難しいことがあります。そのようなときには、短く区切って、それを読むことから始めて、徐々に長い文に慣れるようにしていきます。 覚え間違いをしていると





