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学習障害の理解と障害の状態の把握
文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、学習障害の理解と障害の状態の把握について紹介します。 (1)学習障害の概要 学習障害(LD:Learning Disabilities)とは、基本的には、全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示すさまざまな状態を
ウォーキングの効果を高める食事のタイミング
ウォーキングの効果として何を求めるかによって、その効果には違いがあるわけですが、生活習慣病の発症を抑えるために血圧、血糖値、中性脂肪値などを安定させる(高めの人は降下させる)ということでは、いわゆるダイエット効果、特にメディカルダイエット効果を期待することになります。例えば、血糖値を効果させるということでは、歩いて多くのエネルギーを消費することになると、歩くだけで血糖値は着実に下がっていきます。
日本人に国民集団免疫は期待できないのか
国民の多くが感染症に感染すると、国民的な免疫が備わることで、それ以上は感染が広がらない、収束に向かっていくという考えがあります。この国民集団免疫を期待して、経済活動を優先したために、かえって新型コロナウイルスの感染を拡大させてしまった国が国際的に批判されていますが、我が国は国民集団免疫を考える前に、感染拡大カーブが緩やかになり、収束に向かって進んでいく状況になっています。 この結果を見て、感染対
学習障害児の教育の合理的配慮の観点2
文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、学習障害がある子どもの教育における合理的配慮の観点について、前回に続いて紹介します。 (3) 支援体制 ①専門性のある指導体制の整備 特別支援学校や発達障害者支援センター、教育相談担当部署などの外部専門家からの助言などを生かし、指導の充実を図ります。また、通級による指導など学校内の資源の有効活用
次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに効かないのか
経済産業省関連の独立行政法人製品評価技術基盤機構が、新型コロナウイルスに対して次亜塩素酸水の評価が定まっていないことを発表しましたが、他の消毒剤では効果が認められたとの発表をしていることから、何を間違ったのかメディアは次亜塩素酸水には効果がないかのように報道していました。これを見た人から、次亜塩素酸水には本当に効果がないのかという問い合わせがありました。 次亜塩素酸水は塩酸か食塩水を電解(電気分
歩くと疲労物質がエネルギー物質に変わる
運動をすると、余計なものとして体内で発生するのが活性酸素と乳酸です。全身の細胞にはミトコンドリアというエネルギー産生の小器官があり、この中で即座にエネルギーを作り出す材料となるブドウ糖が燃焼して、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作り出されます。この燃焼は、いわゆる完全燃焼のことで、酸素の不足があると不完全燃焼を起こします。この不完全燃焼の結果として発生したのが乳酸です。激しい運動では
便秘を解消すれば免疫力が高まる
便秘は単に排泄がない日が続くことではなく、排泄がないことによって腹痛などの痛みや不快感を伴う状態を指しています。日本人の平均排泄回数は週に7回なので、ほぼ毎日出るのが普通という感覚です。そのために1回でも出ない日があると便秘だと考えてしまう人もいます。しかし、痛みや不快感がない場合には、便秘とは言わないというわけです。 便秘の定義は、実際のことよりも、人それぞれの感覚ともなっていますが、便通がよ
学習障害児の教育の合理的配慮の観点
文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、学習障害がある子どもの教育における合理的配慮の観点について紹介します。 学習障害のある子どもの教育に当たっては、どのような場で教育をするにしても、次のような観点の配慮を検討する必要があります。 (1)教育内容 ①学習上または生活上の困難を改善・克服するための配慮 読み書きや計算などに関して苦手
Withコロナ時代の高齢者の運動
新型コロナウイルスは戦って抑え込んで終息させるものという認識から、感染拡大までは進まない状態で少しは感染者がいるという収束を目指して活動するということに世の中の動きが変化しました。高齢者は感染しやすく、生活習慣病の人も感染しやすく、ということで高齢で生活習慣病がある人の場合には特に感染しやすくなっています。 新型コロナウイルスが存在する社会で、3密を避けながら健康づくりのための活動をするのは大変
歩いて作ったエネルギーで全身の細胞を働かせる
全身の細胞で使われるエネルギー物質は、それぞれの細胞の中で発生します。そして、その細胞の中でだけ使われます。いわば地産地消型のエネルギーで、全身の細胞を活性化させようと思ったら、部分的な運動ではなくて、全身運動が必要となります。その点では歩くことは、首から上は充分には動かせないものの、全身の90%ほどの筋肉は使うことになります。筋肉への刺激は弱めであったとしても使う部分が多く、しかもきつい筋トレと