
最新情報
感染拡大から考える免疫抗体の種類と働き
新型コロナウイルスの感染拡大がメディアで伝えられる中で、免疫についての情報発信もあり、免疫を司っている免疫細胞のB細胞と抗体の関係について、多くの人が知るようになりました。B細胞の役割はウイルスを攻撃する抗体を作り出すことで、B細胞は武器工場とも武器を作る職人とも認識されています。PCR検査では多くの人の感染状況を調べることができないことから、これとは別に抗体の有無を調べる抗体検査が注目されていま
歩くことによるエネルギー産生
有酸素運動をすると、細胞内のミトコンドリアというエネルギー産生の小器官の中にあるTCA回路でブドウ糖と脂肪酸をエネルギー源として、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作られます。ATPからリン酸が1個離れてADP(アデノシン二リン酸)になるときにエネルギーが発生します。身体に負荷が高まるウォーキングをするとADPから、さらにリン酸が1個離れてAMP(アデノシン一リン酸)になるとAMPキナ
感染拡大から考える免疫強化の正しい半身浴
新型コロナウイルスの感染拡大から免疫力を高める方法への関心が高まり、誰でも簡単にできる方法として入浴法が注目されています。温かなお湯に入るのだから、入浴をすれば身体が温まって、体温上昇によって免疫が上昇することから免疫が高まることは普通に理解できることです。とはいっても、長く入浴すると脳が温まりすぎることによって一気に血液が脳に運ばれるようになり、血圧が一時的に下がるようになります。これが“のぼせ
自閉症の障害の状態の把握2
文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、自閉症のある子どもの指導に当たって、自閉症の概要として基本的な障害について示しています。前回に続いて、自閉症の障害の状態の把握について紹介します。 ③知的機能の状態 知的機能の程度を評価するには、知能検査の効果的な利用が必要となりますが、自閉症の子どもについて知的機能の状態を把握する場合に必要な配
感染拡大から考える免疫強化の入浴法
新型コロナウイルスの感染拡大の予防に直接的な効果があるのかということでは確信をもってすすめられないのかもしれないのですが、体温が上昇すると免疫力が高まるというデータがあり、たった1℃の上昇で6〜7倍にも高まるということが伝えられています。そのことからいうと免疫強化のためには体温を高める効果がある入浴は、できるだけ毎日続けたいものです。 とはいっても、入浴の温度によって効果が異なり、体温を上昇させ
歩く目標は1日に1万歩なのか
ウォーキングの目標歩数は、かつては1日に1万歩と言われました。前回の東京オリンピックの年(1964年)に歩け歩けの会(日本ウオーキング協会の前進)が設立され、翌年に日本初の歩数計である万歩メーターが開発され、1日1万歩運動が始まりました。その当時の1日の歩数は平均して7000歩ほどでしたが、運動不足と食事の摂取エネルギー量の増加によって、300kcalほどのエネルギー量過剰となっていました。これを
感染拡大から考える感染の確率
命に関わる新型コロナウイルスと、その感染拡大防止のために営業自粛を強く求めないと感染クラスターになりかねないパチンコ店を並べて述べることが正しいことなのかと顰蹙を買うことは承知で、あえて感染拡大のためにパチンコの大当たりの確率から話を始めることとします。 パチンコの大当たりの確率は、福引きの確率と同じように勘違いされているところがあります。福引きのガラポンでは300個の中に1個だけ大当たり(特等
自閉症の障害の状態の把握
文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、自閉症のある子どもの指導に当たって、自閉症の概要として基本的な障害について示しています。今回は自閉症の障害の状態の把握について紹介します。 自閉症の状態の把握に当たっては、行動上の諸問題、それに関係する生育歴、医療歴、生育環境、家庭や学校における生活の状態、集団参加や学習の状態、知的機能の状態などを
感染拡大から考える運動による免疫力
運動をすることは免疫力を高めると言われています。新型コロナウイルスの感染拡大に対して緊急事態宣言を首相が発出したときには、防止のために自粛するべきことを列挙したのに続いて、散歩とジョギングは制限されないとされました。これを受けて、医学や運動の研究者は運動の重要性をあげ、人が密集していなければ大丈夫ということを発信しました。 運動がすすめられるのは、単に運動不足の解消だけではなくて、免疫力が高まる
歩くほど健康によくないこともある
歩くことは健康の維持によいことは普通に知られています。ここでいう健康は身体の健康とともに、脳の健康も含まれていて、歩くことによって認知機能が高まり、認知症の予防にもつながることが知られています。歩くことは健康によいといっても、全国各地で開催されているウォーキング大会の参加者を見ると、健康的な歩き方ではない人も多く、このままの姿勢で歩き続けると身体を傷める危険性があるのにと思われる人を目にすることが





