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平成の30年間で砂糖の消費量が大幅に減った理由

塩分の過剰摂取は血圧を上昇させて、高血圧の要因になるので、塩分を減らすことを厚生労働省が音頭をとって実施したのですが、塩分摂取は思ったようには減ることはありませんでした。ところが、糖尿病の要因となる糖質を減らすことのほうは、大きな成果をあげました。成果という言葉を使うと、反論をしてくる人もいるのですが、糖質の代表格とされる砂糖の摂取は大きく減りました。大きく減ったといっても、何かのきっかけで突然に


事件報道に発達障害と書かれないか心配する日々

なんでこんなことを起こすのだろうかと考え込んでしまうような事件が増えています。発達障害を理解するメディアの方が増えるのはよいことで、発達障害についてメディアを通じて発信する機会が増えているのもよいことだと認識しています。それは間違いがない気持ちなのですが、余分な情報として発達障害が取り上げられることについては、疑問を感じているというか、困った出来事だと思っています。 元官僚トップの子どもに対する


糖尿病は糖分の摂取を減らせば治ったことになるのか

塩分制限と糖質制限の、どちらが大変なのか、という問いかけがメディア関係者からありました。どちらも大変といえば大変なのですが、高血圧で塩分を大幅に減らすように指導されている人なら、塩分制限と答えるかもしれません。糖尿病で糖分を大幅に減らすように指導されている人だったら、間違いなく糖質制限と答えそうな感じですが、そう考えるのは糖尿病は糖質制限をする必要がある、逆の考え方をすると糖質を制限すれば血糖値が


発達障害と勘違いされるHSCは医師が判断できるのか

HSC(Highly Sensitive Child)は、生まれつき非常に敏感な感性があり、自分が受けた刺激に過敏に反応するだけでなく、他人の辛い出来事も自分のこととして受け取ってしまい、それで苦しんでいることが少なくありません。HSCは医学用語ではなく、病気でもないことから医学的には治す対象とはされていません。しかし、HSCは5人に1人もいて、この傾向は世界的に同じであるとされています。 この


レジスタントスターチは自然便秘薬だけの役割なのか

テレビ番組で、レジスタントスターチが第二の自然便秘薬と紹介されてから、それが含まれるヤマイモの人気が一気に高まっています。第一の自然便秘薬は食物繊維で、水溶性食物繊維が便を軟らかくして、不溶性食物繊維が腸壁を刺激して便通をよくする機能があります。レンジスタントスターチというのは、消化されずに大腸まで届くデンプンのことで、消化も吸収もされないというところは食物繊維と同じ性質ですが、普通の食品として毎


発達障害は空気が読めない存在なのか

「空気が読めない」というのは発達障害の人に限らず、また若者だけでなく、社会全体に広がっていることです。発達障害の特性として、空気が読めないということがあげられることが多く、発達障害は10人に1人とされていることを考えると、空気を読めない人が社会全体に広がってきているのも感覚的には理解できるところです。 発達障害は本人のせいでも親のせいでもないとされることから、他人との交流がうまくいかない人は、自


おいしい牛肉は脂肪酸の種類が違っている

身体は食べたものによって作られています。そのために、健康を維持するためには、それぞれの栄養素は一定量が必要で、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では糖質、脂質、たんぱく質のバランスのほかに、ビタミン、ミネラルなどの摂取の基準が定められています。栄養素のバランスが取れていればよいということではなくて、どんな食品から摂取しているかも重要となります。 和食が中心であった時代から、洋食


背中から太ると年齢を感じさせる

テレビコマーシャルでは、顔のシワやたるみを減らせば“若みえ”になる、ということをテーマとしています。この“みえ”は見えると見栄の両方の意味で使われているようです。若くみえるということは、実は若くないということを示していて、若いように見せるためにシワを減らそう、たるみを減らそうということを主張しているわけです。 シワやたるみを減らした化粧品や美容法で、こんなに美しくなったということを示しています。


アメリカでは発達障害児の教育はプロが担当する

発達障害児の進学について議論されるときに、私立小学校は無理だという当事者の親の発言が紹介されることがあります。私立学校の中には、発達障害児の親に、高校まで、もしくは大学までレールが敷かれているということで進学をすすめるところもありますが、これを受け入れられる家庭は多くはないはずです。 発達障害児の親が公立小学校の選択するのは、かかる費用の問題もあるのですが、知的の遅れがなくて発達障害の特性が強く


頭がよい子どもの発達障害は軽いのか

子どもの犯罪を恐れるあまりに殺害まで走ってしまった親が高級官僚だったという報道を受けて、その子どもが軽い発達障害であるということがネット情報で流されていました。その根拠としてあげられていたのは、「レベルの高い大学に合格していたから」ということでした。学力が高くて、偏差値が高い大学に合格するだけの能力の持ち主であったら、発達障害ではない、もしも発達障害であったとしても低いレベルしかないという考えから