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高齢者は目線を上げて歩かないと危ない
高齢者が横断歩道を渡っているのに、なぜか斜めに渡ったり、赤信号になってもゆっくりと歩くということがあって、これが高齢者の交通事故を増やしています。信号がある横断歩道で起こった高齢者の交通事故のうち歩行者に原因があるのは50%を超えていて、多い地域では80%に達しています。これは認知機能が低下していることや、青信号のうちに渡りきれないほど歩行能力が低下していることが指摘されています。一般の横断歩道の
機能性表示食品は病気の人で試験をしているのか
機能性表示食品は、試験結果を示して有効性を消費者庁に届け出ることによって表示できるもので、その試験結果は商品そのものを使った試験である必要はありません。ここが特定保健用食品(トクホ)との違いです。機能性表示食品は商品そのものでの試験でないということであっても、有効性が認められる成分が、有効性が認められるだけの量が含まれていれば、同じ結果が得られるという考えです。 機能性表示食品には血圧、血糖値、
健康効果を大きく見せるための図表のマジック
機能性表示食品は人間を対象にした科学的な研究成果を根拠として健康効果を表示することが許可されるもので、消費者庁によって制度化されています。どれくらいの効果があるのかを数字だけで示されてもわかりにくいことから、販売にあたっては図で示されることがあります。この図は消費者庁に届け出た数字を元にしているので間違いはないはずですが、見ている人が間違えるような示し方がされることがあります。 例えば、血糖値の
ペプチドはコラーゲンよりも健康効果が高いのか
ペプチドはたんぱく質よりも健康効果が高いのか コラーゲンを摂れば肌がツヤツヤになるという話を否定する根拠として、「コラーゲンはたんぱく質だから」ということを言う人がいます。たんぱく質は、そのまま腸から吸収されるわけではなくて、分解されてアミノ酸になります。バラバラになったアミノ酸は吸収されたあとに肝臓まで運ばれて、身体に必要なたんぱく質になります。そのため、コラーゲンを摂っても、体内でコラー
蕎麦はダイエットによい食品なのか
蕎麦(そば)は滋養に富んだ食べ物だというのは昔から言い伝えられてきたことで、確かに代謝に必要なビタミン群のビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂のうち3種類が含まれています。ビタミンB₁₂は動物性食品に含まれるものなのでないものの、代謝を高めて効果的にダイエットするために役立ちそうな気はします。また、ダイエットには食物繊維も必要で、蕎麦には不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶
ポールウォーキングはノルディックウォーキングと違うのか
ポールを用いてのウォーキングは、クロスカントリースキーの夏場のトレーニングとして北欧で発祥した歩行による全身運動で、一般にはノルディックウォーキングと呼ばれています。北欧ではスキーウォーキング、フィットネスウォーキングなどとも呼ばれています。距離スキーのようにポールをついて後方に押し出して推進力を使って前進するのが基本的な歩行法で、我が国ではノルディックウォーキングといえば、この歩行法を指していま
メディカルダイエットとりんごポリフェノール
ダイエットに効果があるサプリメント成分は数多くあります。エビデンス(科学的根拠)を示して機能性表示食品として認められた商品だけでも、数多くの種類が使われています。その中には成分は異なっていても機能が同じものが複数あるのですが、「この機能は、この成分だけ」というものもあります。その中でも私たちが注目しているのは、日本人の体質の特徴に合わせたメディカルダイエットの手法と合致した成分である“りんごポリフ
人の振り見て我が“歩き”直せ
“技術は教えてもらうのではなく盗むもの”ということは昔から言われていることで、このことは技術的なことだけではなく、態度においても同じように言われます。これを諺(ことわざ)的に言うなら、「人の振り見て我が振り直せ」が該当します。健康に関することは教えてくれる“先生”からの情報がすべて正しいとは限りません。中には思い込みや勘違いということもあって、こんなことを信じて実践したら大変なことになると思うこと
「先生に言ってやろう」の出だしの地域性2
いけないことをやった人に対して「先生に言ってやろう」と言うときに、囃し言葉のように使われる言葉を紹介したところ、「関東と関西の違いだけか」とツッコミがありました。 「あ〜らら、こらら」は千葉県、群馬県、埼玉県で使われているとの紹介に、あちらこちらから意見が寄せられて、岩手県、宮城県、新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、山口県、佐賀県、大分県の13地域で使われていることがわかりました。秋田県で
「先生に言ってやろう」の出だしの地域性
「真面目に書きすぎている」と、このサイトの「最新情報」への意見をいただくことがあります。専門的なことでも、できるだけキャッチーに、つまり受け入れられやすい形で表現しようとしていますが、それでも内容的には真面目そのものに徹するようにしています。「真面目に…」と言われるのは、ときどき閑話(無駄話、雑談)を交えていたものの、それが途絶えていて、「実質的な話ばかりになっている」との意見も寄せられたこともあ