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免疫の性差と腸の働き

免疫の強さは、免疫細胞の数と活動能力が重要となりますが、それだけだけで決まるものではありません。男性と女性を比べると、がんで亡くなる人の数は男性では女性の1.5倍ほどになっています。その理由の一つとして性ホルモンの違いがあげられます。女性ホルモンは免疫細胞のリンパ球のB細胞が抗体を作る力を高めるのに対して、男性ホルモンは逆に抗体を作る力を弱めていくことが知られています。 男性はストレスに弱いこと


3種類の発達障害のうち多いのは学習障害か

発達障害は自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、学習障害に大きく分けられています。発達障害を取り上げた書籍でもテレビ番組でも、自閉症スペクトラム障害と注意欠如・多動性障害に割かれることが多く、学習障害はついでのような扱いをされることがあります。しかし、教育現場で特に大きな問題となっているのは学習障害です。 学習障害の割合が高くなっているとしたら、それに自閉症スペクトラム障害と注意欠如・多


免疫細胞の種類と働き

免疫は軍隊にたとえられることが多いのですが、強い軍隊であっても外敵と味方の区別ができないのでは、的確に外敵だけを攻撃することはできません。そこで免疫を有効に働かせて外敵と戦うためには、まずはレーダーに当たる外敵と味方を識別する能力が必要になります。免疫のレーダーの役目は自律神経や、ホルモン調整などを行っている中枢神経が担っています。 免疫を司っているのは免疫細胞と呼ばれる白血球とリンパ球で、白血


腸内環境の理解のための免疫の基礎知識

人間は亡くなると、そのまま放置すると腐ってしまいます。生きている人間が腐ることがないのは、生きている間は免疫によって、細胞が病原菌などによって破壊されないように守られているからです。怪我が治るのも、がんやウイルスなどによって身体が侵されないようにしているのも、すべて免疫が働いている結果です。 免疫は「病気と戦う力」であると一般には理解されていますが、正確には「身体にとって必要なものと不必要な有害


発達障害のグレーゾーンは予備群なのか

発達障害は自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、学習障害の3種類が代表的なものとされています。それぞれ単独で現れるとは限らず、重なって現れることがあります。この重なりは○(円)を3つ描いて、少しだけ重なるように表現されることがあり、この表現だと3つの○の外側がグレーゾーンとされています。しかし、これではグレーゾーンを的確に表していないと感じている人もいます。 グレーゾーンというと、生活習


過敏性腸症候群の仕組み

便秘も下痢も検査によって原因が明らかにされるので、それに適した治療を行うことによって改善することができます。ところが、検査をしても原因がわからず、腹痛や腹部の不快感があって、便秘や下痢が続くことがあります。この状態は過敏性腸症候群と呼ばれます。 過敏性腸症候群は主に大腸と小腸の運動と分泌機能の異常で起こる病気の総称で、略称としてIBS(Irritable Bowel Syndrome)とも呼ばれ


発達障害の感覚過敏は慣れるものなのか

発達障害の自閉症スペクトラム障害では、五感の感覚が特異な状態になる感覚過敏と感覚鈍麻がみられることがあります。注意欠如・多動性障害では感覚過敏と感覚鈍麻はないと考えられていますが、注意欠如・多動性障害で感覚過敏などがみられることがあり、そのことによって注意欠如・多動性障害と自閉症スペクトラム障害の両方の特性があったことがわかったという例もあります。 感覚過敏のうち聴覚過敏は、耳から入ってきた情報


便秘はタイプによって原因が異なる

便秘は、便通は2~3日おきにしかない状態のことと思われがちですが、排便回数が少ないだけでなくて、便がとても硬くなり、腹痛がある場合や排便のときに苦痛を感じる状態を指しています。便秘には十二指腸潰瘍や腸閉塞といった病気によって起こる急性便秘と、特に病気がなくても起こる慢性便秘があります。一般に多くみられる便秘には、弛緩性便秘と痙攣性便秘があります。 過敏性腸症候群によって自律神経の調整が乱れること


発達障害児には優れた才能が隠されているのか

自閉症スペクトラム障害の中には、集中力に優れていて、関心があることには徹底的にこだわって取り組むことができる才能があり、これを活かすことによって他の人とは違った才能を開花させることができる、という主旨のテレビ番組がNHKによって多く放送されました。それは事実であって、番組に出演した芸能人やアナウンサー、作家、漫画家などが、普通は弱点と思われていることを逆転させて、素晴らしい活躍をしていることが紹介


最大の大腸のトラブルは下痢なのか

消化・吸収・排泄の一連の流れがスムーズに行われていれば、便通もスムーズになります。ところが、腸は非常にデリケートで、温度や湿度などの環境、身体の冷え、ストレス、腸内細菌の状態などによって、腸の病気にまでは進まないまでも、さまざまなトラブルが引き起こされます。そのトラブルの代表的なものは便秘と下痢です。 下痢は、便に含まれる水分が多くなりすぎて、軟便や水様便となって出るものをいいます。下痢は、腸管