
最新情報
日々修行339 高齢者ケアのセカンドステージ
『地方創生2.0基本構想』が2025年6月13日に閣議決定され、これに基づいた「高齢者向けシェアハウス」が注目されています。その注目の理由は、新たな制度の必要性が高まり、これから現実化のための方策が次々と出てくることが期待されていることです。 これまで高齢者支援を実施しようとしても、さまざまな規制があり、たった一つがクリアできなかったために実現が不可能ということがあったのも事実です。それを改
セカンドステージ63 ウォーキングの次のステージ
一時期は全国のウオーキング大会には1年間に220万人が参加していて、健康づくりへの貢献度も、マーケティングの機会としても高い評価を受けていた時代がありました。 それはコロナ禍が始まる前までのことで、ウオーキング大会が始まったのは1964年、前の東京オリンピックが開催された年のことです。 初めこそ小さな規模の大会(歩け歩け会規模?)で、その始まりは東京都内だけでしたが、オリンピックで芽生
業苦楽37 原作者のゴーストライター
ドラマでも漫画でも原作者という立場の役割があります。小説では原作者というのは、あまり聞いたことはなくて、映像の世界では当たり前に存在しています。 原作者がペンネームを使っていたり、共同ペンネームという形で複数の原作者がいる場合もあるのですが、原作者が実は書いていないということはほぼありません。 原作者が存在していないということもなくて、もしも原作者がいないとしたら、わざわざ原作者の名前
健康デザイン28 50代の女性の負担の実情
日本は世界一の長寿国(男性81.09歳、女性87.14歳)であり、平均寿命が年々延びる中にあって、少子化も急速に進み、国民の平均年齢は49.9歳と、これも世界一の水準にあります。日本の女性は半分が50歳以上という状況です。 この「女性の半分が50歳以上」という状況だけでも大きな問題とされています。日本人の健康度を表す指標は数々ありますが、その中でも注目度が高まっているのは生涯医療費です。これ
8月3日の記念日
「はちみつの日」日本養蜂はちみつ協会と全日本はちみつ協同組合が、はち(8)みつ(3)の語呂合わせで制定。 「八丁味噌の日」八丁味噌協同組合(愛知県岡崎市)が、八(8)丁味(3)噌の語呂合わせで制定。 「サガミの八味唐がらしの日」サガミホールディングス(愛知県名古屋市)が、八(8)味(3)の語呂合わせで制定。 「はもの日」徳島県漁業協同組合連合会が、鱧(はも)は以前は、はみと呼ばれ
日々修行338 日本版CCRCの位置付け
2025年6月13日に閣議決定された『地方創生2.0基本構想』に出てきた「日本版CCRC」が、7月12日に「高齢者向けシェアハウス」としてメディア報道されたことについては前回(日々修行337)書きました。 CCRCは、Continuing Care Retirement Community(継続的なケアが提供される高齢者コミュニティ)の略称で、中高年者が健康で自立した社会生活を送ることができ
学習特性サポート74 尺貫法について少し知っておこう
学習障害の算数障害の理解の一環として前回は尺貫法について触れました。この尺貫法を学習障害の困難さを紹介するために使ってみたいという声があり、もう少し尺貫法について説明させてもらいます。 尺貫法は、中国で発展した計算法で、中国から文化が伝わってきた古墳時代には尺貫法で建物や道路、古墳なども作られたと伝えられています。尺貫法は律令制度によって定着していきますが、長さの1尺(しゃく)はメートル法で
食事摂取基準73 健康の保持4
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から健康の保持と欠乏の回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」について紹介します。 ◎推定平均必要量、推奨量の策定方法 〔基本的な考え方〕 たんぱく質の必要量(推定平均必要量)は、「(推定平均必要量)=(維持必要量)+(新生組織蓄積量※小児と妊婦のみ)」と表されます。 また、推奨量は「
食事摂取基準72 健康の保持3
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から健康の保持と欠乏の回避の「指標アミノ酸酸化法」について紹介します。 ◎指標アミノ酸酸化法 近年、指標アミノ酸酸化法によって必要量を測定する研究が進んでいます。 それらによって得られた値をまとめると、窒素出納法を用いて、得られた必要量よりも一様に高く、そのため、窒素出納法によって求め
健康デザイン27 THP活動は健康デザインの発想
厚生省と労働省が統合されて厚生労働省が発足したのは2001年のことで、厚生労働省の英語表記は「Ministry of Health,Labour and Welfare」です。これは健康に(Health)、働き(Labour)、安心して生活を送る(Welfare)との厚生労働行政の考え方を示しています。 統合しての取り組みは厚生労働省となってから始まったわけではなく、1988年に労働安全衛生





