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目指すのは無病息災か未病息災か

日本メディカルダイエット支援機構は、効果的なダイエットについても健康づくりについても「無理なく無駄なく」をモットーとして、誰もが取り組める方法を研究して提供しています。目指すところは、これによって病気にならないまま過ごせる幸せな生活で、これを「無病息災」として掲げています。しかし、これについては異論の声も寄せられています。私たちが情報提供している中にある“未病”のほうがよいのではないかという声もあ


好転反応は良い反応なのだろうか

身体の状態がよくなるときに一時的に起こる現象は好転反応と呼ばれます。瞑眩(めんげん)反応とも呼ばれますが、一時的に何が起こるかは気になるところです。良い反応の前に、それを予兆させる良いことなら歓迎すべきことかもしれませんが、あまり良いとは言えないような反応も起こります。よく例に出されるのは体内の毒素が排出されて健康状態になっていくときに、一時的に皮膚の状態が悪化することがあります。その悪化はかゆみ


次々と健康法を変えていくと、どうなるか

“別れても好きな人”という歌謡曲がありますが、“別れたら次の人”というギャグもあって、替え歌にも使われています。このギャグのような行動はよくあることで、“次の人”ではなく“次の方法”という例はダイエット法でも健康法でも見られることです。一つの方法に心酔して取り組んだものの、期待するような効果が得られなかったら、急に恋人との別れのようにスッパリと諦めて、次を求めるということですが、やめて次を求めても


子供は健康食品の対象者なのか

健康食品というと、テレビコマーシャルにしても健康雑誌にしても高齢者が登場する頻度が高いことから高齢者が使うものという印象があります。健康食品は医薬品ではなく、食品に分類されるので年齢制限はありません。健康食品の中には科学的根拠のエビデンスが得られている特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品、栄養機能食品は、試験を実施した対象者が限られていて、その対象者に有効であったというデータに従うなら、それ以


夜バナナダイエットは睡眠にも有効なのか

このコーナーで少し変わった切り口の話を紹介すると、必ずといってよいほどメディア関係者から関連した情報の問い合わせがあります。何もメディア関係者からの問い合わせを期待して掲載しているわけではないのですが、睡眠とアルコールの関係について紹介したら、コーヒーとの関係についての問い合わせが多く来たのですが、その中に夜バナナダイエットと睡眠についてという、あまり想定していなかった問い合わせがありました。睡眠


アルコールは睡眠に有効なのか

医薬品嫌いの人は確かにいます。医薬品には副作用がある、一度飲んだら一生飲み続けなければならない、という理由をあげている人もいます。医薬品が怖いから、医薬品と同じような効果があると期待される健康食品を摂っているという人も増えてきています。健康食品の利用者が増えているのは何も高齢者を対象としたテレビのコマーシャルで派手な内容を繰り返し流しているせいだけではないのです。 ちなみに、医薬品では「飲む」、


糖尿病の人が短命の理由

糖尿病の人は平均寿命が短い理由を知りたいという依頼が、テレビ局のプロデューサーからありました。番組制作会社のディレクターからの依頼なら、すでに放送が決まっていて、そのままアドバイスが放送されることが多いのですが、プロデューサー、それもテレビ局本体のプロデューサーとなると企画段階のことが多いのが通常です。しかし、これは“種まき”としては有効なことなので、積極的に協力をさせてもらっています。 今回の


「コーンスターチ」と「コーン・スターチ」

コーンスターチはビールの副原料として使われています。原材料の表示を見て、麦芽、ホップに続いてコーンスターチと書かれていれば、麦芽とホップの他にコーンスターチが使われていることがわかります。ビール通の人は麦芽とホップ以外が使われたものを「こんなのはビールじゃない」と言うこともあります。ドイツにはビール純粋令というものがあって、大麦の麦芽、ホップ、水、酵母だけを使って醸造したものがビールと認められます


粉茶でポリフェノールを摂ってもよいのか

これまで、このコーナーでも抗酸化の話の中でも繰り返し茶葉と粉茶の違いを紹介して、粉茶の選び方を間違ったら大変、自宅で茶葉を粉茶にするのはやめたほうがいいという話をしてきました。これはメディア関係者には、本来のテーマと違うことで会っても、安全性を絡めて必ず伝えてきたので、そろそろテレビでは違う伝え方がされてもよいはずなのに、よく知っているディレクターが所属しているプロダクションが制作している番組でも


認知症と認知症もどき

“もどき”というのは本物ではない偽物を指す言葉です。がんもどきというと一般には、豆腐に野菜を混ぜて油で揚げたもののことで、雁(がん)の肉に味が似ているところから名付けられたとされています。実際に雁の味に似ているかどうかには異論もあるところですが、もどきには似て非なるものという意味の他に、今では匹敵するものというプラスの意味でも使われるようになっています。 医科学の世界では“もどき”というと別の「