最新情報

病気の最大の原因は老化か

生活習慣病の検査数値を基準以内に抑えることは若いときには、それほど大きな努力は必要なかったのに、年齢を重ねると基準値を上回らないようにするのに多くの努力、大きな努力が必要になってきます。生活習慣病は、まさに生活習慣が反映されるので、健康づくりを支援する方々が、どんなに努力をしても、健康であり続けたいと願っているすべての人の検査数値を基準内に抑えておくことは不可能とされています。 糖尿病のように発


早歩きの代わりのノルディックウォーキング

高齢者は1日に8000歩を目標に歩き、そのうち20分間は中強度の歩行が健康づくりに効果があるということは今ではそれなりに知られるようになってきましたが、これが発表されたのは中之条研究です。これは群馬県中之条町のすべての高齢者(歩けない人を除く)を対象にした調査の研究成果ですが、中強度の歩行というのは息が弾んでも、なんとか歩行中に会話ができる早歩きのことを指しています。 高齢者の場合には、歩くこと


日本人にとって牛肉は身体に悪いのか

日本メディカルダイエット支援機構の理事が著者の『本当は健康寿命が短かった日本人の体質』(宝島社)の中で、日本人の体質的な弱点について、これでもかというくらいにデータを示しながら説明しています。付き合いのあるメディア関係者に書籍の紹介をしたので、読んでもらった方々から質問や意見が相次いでいます。特に多かったのが「体質の弱点はわかったし、その生理学的なメカニズムもわかったけれど、では何をすればよいのか


上手は「うわて」か「かみて」か「じょうず」か

パソコンのWordソフトを使って文章を作成していると、ひらがなで打ち込んで変換キーを押せば、ちゃんと正しい漢字に変換されます。「うわて」と打てば上手に、「かみて」と打てば上手に、「じょうず」と打てば上手と変換されます。読み方が違っても同じ漢字になるわけで、これが海外の方々から日本語は難しいと指摘される一つの要因となっています。 なんで、こんな話をするのかというと、テレビのディレクターにアドバイス


“わけ”が“和気”に変換される

パソコンのWordソフトで文章作成していると、頻繁に使っている言葉が優先的に変換されるため、よく確認しないまま打ち込んでいると、プリントしてから、ネットにあげてから妙な変換になっていて、慌てて修正することがあります。 これは自分たちが間違ったのではなく、他の人の間違いを発見した例ですが、事件の記事に「お食事券」という言葉が出てきて、食事券を賄賂で渡したというような話なのかと思って記事を読んでいた


寝酒で熟睡できるか

寝る前に飲酒をすると、よく眠れると言われますが、「飲んだら何度も目覚めてしまう」という人がいます。どんなものを飲んでいるのかを聞いてみたらビールとのこと。寝酒はナイトキャップと呼ばれますが、強いお酒、つまりアルコール度数が高いウイスキーやリキュールなどを飲んで、眠気を誘うというのが本来の飲み方で、アルコールが含まれているものなら何でもよいというわけではありません。アルコール度数が低めのビールは量が


生活習慣病に適したウォーキング

通常の速度による歩行と速歩を繰り返す“歩くサーキットトレーニング”について、健康づくりの基本として自治体に提案していることを話した雑誌記者から、生活習慣病によって効果的な歩き方があるのかを聞かれました。これまでにも生活習慣病の種類による運動法の違いについて語ってきたからです。ウォーキングは生活習慣病に対応する運動療法の基本となっているわけですが、それぞれの生活習慣病によって効果が得られる歩行法があ


日本人は長寿なのに老化が進んでいる

日本人の体質とヒトケミカルの関係について、メディア関係者から「しつこい」と言われるほど繰り返し書いてきました。もう、そろそろいいのじゃないか、と言うつもりなのか、「日本人はヒトケミカルが大きく減っているのだから、サプリメントで摂れ」と結論を述べればよいのではないか、とのメールが送られてきました。 サプリメントとして摂ったほうがいい、と言って、そのとおりやってくれて、体質の問題をクリアしてくれるな


いつでもできる身体の中から温める体質改善

身体が冷えやすい体質の日本人は、身体を温めるということでは恵まれた環境にあります。それは温泉が各地にあるということです。温泉は火山の恩恵でもあるので、噴火の不安、地震の不安にも繋がるわけですが、今回は体質の話ということで、温泉のプラス面について触れます。温泉と家庭の風呂では同じ温度での入浴であっても身体が温まる、いわゆる芯から温まるという状態になることについては以前に紹介しました。 温泉に入るの


脂肪は効果的な体質改善のエネルギー源

日本人の体質の特徴といえば、なんといっても冷えやすいことです。日本人は血液の温度が低く、それが体温を低くさせる大きな要因となっています。日本人の血液温度は38℃以下で、欧米人の血液温度よりも1℃ほど低くなっています。そのために本来なら温かい血液が次々に送られてくることで温度が補充され、放熱による温度低下を上回るはずなのに、上回ることができなくなって血液が回りにくい手足などの末端から冷えを感じるよう