そこが知りたい76 知ってからどうする?

「そこが知りたい」のタイトルで書いてきた連載コラムですが、知りたいという問い合わせがあっても、裏付けが取れない(取る時間がない)ということで、先延ばしにきてきたことがあります。

あと2回をもって一旦休むことにしたタイミングで、書いておくことにしました。継続して裏付け取りをするための備忘録のような感じです。

それは、小さな島なのに大島と呼ばれる島が、地域で比較的人口が多いところの海岸から近いところに存在している理由です。

大島(おおしま)だけでなくて、青島(あおしま)、淡島(あわしま)、粟島(あわしま)といった似たような発音の島も同じような存在条件となっています。

教えを乞うてきた言語学者から聞いたのは沖縄に同じような条件のところがあって、そこは「あふ」と呼ばれているとのことでした。

琉球の古い言葉では「は」は「ふぁ」と発音され、羽(はね)は「ふぁね」となります。

「あふ」は逢う意味していて、亡くなった人と逢うことができる島であり、死者を祀る島ということで、「あふぁ」島となり、これが「あわしま」(淡島や粟島)、青島、大島となったという説の裏付けを探し続けています。

今回のお題の「知ってからどうする?」は、今回の疑問点の解決については先々に何をするかは特に考えられることではないのですが、知っておくべきことを先延ばしにしたら、時間がもったいない、早く知っておけば対応ができたということも少なくありません。

そういった意味で「そこが知りたい」というタイトルで続けてきたので、今回の話も解決できたら、きっと何か役立つことがあるのではないか、という考え方をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕