コエンザイムQ10が医薬品の成分から食品の成分としても使用することが2001年に厚生労働省によって許可されて、有効な使い方ができるようになったことは、前回(サプリの不都合な真実9)説明しました
2002年にはL-カルニチンが、2004年にはα-リポ酸が許可されていますが、α-リポ酸は医薬品成分としてはチオクト酸といいます。激しい肉体労働時の補給やLeigh症候群(亜急性壊死性脳脊髄炎)、中毒性(ストレプトマイシン、カナマイシン使用)、騒音性(職業性)の内耳性難聴に使われます。これらはチオクト酸を補うことで改善されることが確認されています。
L-カルニチンの医薬品はレポカルニチン塩化物といって、カルニチン欠乏症に使用されます。脂肪酸と結びついて細胞のミトコンドリアを通過させる作用があることから、エネルギー産生を高めることができます。
医薬品の成分としてのL-カルニチンは、サプリメントとしての使用と同様の効果であって、脂肪酸と結合してミトコンドリアの膜を通過させます。
L-カルニチンは体内で合成されるものの、そのピークは20歳代前半で、それ以降は合成量が減少していきます。このことが加齢によってエネルギー代謝が低下する要因となっています。
医薬品として有効性は充分に得られていて、サプリメントとしての有効性は初めから確認されているものでした。
必須アミノ酸のリシンとメチオニンから体内で合成されることから安全性も高くなっています。このような背景もあって、有効性、安全性ともに明らかにされた珍しい存在といえます。
国内のL-カルニチン供給のトップメーカーはロンザ株式会社で、国内シェアの8割を占めています。1987年にスイスに設立された製薬会社のロンザ社(Lonza)の日本法人で、世界35か国に拠点を構えるうちの一つです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






