サプリの不都合な真実20 テレビでの有効性の発表

サプリメントや健康食品のコマーシャルは、テレビ番組やインターネットのように映像を見ることができるものでも、雑誌の記事などの文字で見るものでも、医薬品的な効能効果を一般に知らせることできません。

これは医薬品と勘違いされるようなことを禁じている法律があるからですが、テレビ局のコマーシャル枠で、医薬品の有効性を示すような映像が流されることがあります。健康機能がある(とされる)商品の宣伝で、有効性を見せてもよいのかと思われる映像が存在しているのは、ちゃんと区分けがされているからです。

その区分けの例としてあげられるのは、乳酸菌の機能を伝えるテレビのコマーシャルです。

画像では、悪玉菌の中に善玉菌の乳酸菌を入れることで、乳酸菌が悪玉菌を駆逐していくようなシーンが映し出されています。その乳酸菌の名称が表示されていますが、あくまで乳酸菌の名称であって、その乳酸菌が使われている機能性表示食品の名称が、どこにも出されていません。

このようなコマーシャルが放送されている一方で、その乳酸菌が使われた機能性表示食品のコマーシャルが別に(放映時間をかなり離して)放映されています。こちらでは機能性表示食品で許されている範囲のことしか伝えていません。

前者のコマーシャルは、会社の研究成果を伝えるための画像で、後者は会社が販売する商品の宣伝そのものです。

その違うコマーシャルを、消費者が勝手に結びつけて、研究成果の画像で見たことが、乳酸菌を摂ることで身体の中で起こっていると思い込んでいるだけ、ということです。

このようなことができるのも、資金的に余裕がある会社だからこそできることで、勝ち組が、さらに勝ち組になる仕組みと批判されても、仕方がないという状況なのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕