脂溶性の性質のコエンザイムQ10は、油脂に溶けてから吸収されることから空腹時に摂ると素通りするだけということを前回(サプリの不都合な真実8)紹介しました。
コエンザイムQ10は、以前は医薬品の成分であったところから、食品の成分として使用することが厚生労働省によって許可されたことから注目されていましたが、これが人気テレビ番組で特集紹介されたことで、売り上げが大きく伸びました。
コエンザイムQ10は、日本のカネカが酵母を原材料として発酵技術によって開発しており、これが2001年に日本で食品として使用することが許可されました。
その許可のための資料はカネカが提出していていますが、カネカはコエンザイムQ10の製造に関しては国内シェアの約9割、世界シェアの約8割を占めています。
コエンザイムQ10の医薬品はユビデカレノンといい、軽度な心疾患によって起こる動悸、息切れ、むくみなどを緩和させる働きがあります。
コエンザイムQ10の食品としての使用は、心臓疾患の予防や治療に携わる専門医などが望んでいました。医薬品は使用量が限られていますが、多く使用することによって効果が高まることが知られていました。
コエンザイムQ10がサプリメントとして使用することが可能になると、患者の状態に合わせて、より効果的な対応ができることになり、実際に循環器や心臓リハビリテーションなどの医師が盛んに使用するようになりました。
コエンザイムQ10のサプリメントは、ミトコンドリア内のエネルギー代謝の最終段階でエネルギーを発生させるときに重要な役割をしていて、さらに血管の老化に影響する活性酸素を消去する強い作用があることから予防効果も期待されていました。
2001年のコエンザイムQ10の食品としての使用の許可に続いて、2002年にはL-カルニチンが、2004年にはα-リポ酸が許可されて、代謝促進成分が揃いました。
これらの三大代謝促進成分は医薬品として使われてきたことからエビデンス(科学的な裏付け)が確認されていますが、欧米では食品から抽出・合成することができるようになり、これが食品としても使用することが許可された要因となっています。
それにも関わらず、これを否定する医療関係者が数多くいて、それがサプリメントの正しい使い方を推進する人にとっての不都合として存在となっているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






