健康スポーツは、生涯に渡って継続できることを目的としていることもあって、地域の事情に合わせて参加方法や競技方法を変えることができるという利点があります。そのことを初めから織り込んで実施方法や競技規則を定めているところがある一方で、基本を変更することを認めていない団体もあります。
生涯スポーツという大目的があって、健康維持や交流の重要性は認めていながらも、全国規模での大会を実施している場合には、それぞれの参加者でルールが違っていたら、統一した競技実施ができなくなることから変更が認められないということは理解できなくはありません。
しかし、そういった方針を変えられないことで、参加人数が減っていくこと、増やそうと頑張っている割には増えていかないということが起こっています。
もちろん全部の競技団体でみられることではなくて、一見すると別々のルールでやっているようでも、地域の大会、全国大会の場では統一ルールでスムーズに実施できているところもあります。
それは基本を守りつつも、各地域の実情に合わせてアレンジすることを許可している柔軟姿勢であり、初めからルールに盛り込んでいるということがあるからです。
どこまでアレンジを認めるかという姿勢と、譲れないところは譲れないという姿勢の、どちらを取るべきかということではなくて、そのバランスこそが重要であり、まずは各地域の活動を認めながら、次のステージを考えての活動となっています。
中央の仕組みに従ってばかりではいけないというのは、多くの業界でみられることではあるものの、こういった柔軟性こそが個々の活動を盛んにして、それが結集した広範囲や全国の活動を盛んにしていくということが言えます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕