学びの伴歩26 違う世界からの学び

学びの世界に身を置いていると、その中での考え方、評価が重要であり、目指すことが狭まっていく可能性が高くなっていきます。

狭まっていっても評価が大きく変わらないと、それを継続しがちですが、いつまでも同じことが続く、安定して続けられるということが、今の時代では期待しにくくなっています。

これまでに想像していなかった事態が、いつ起こるかわからない大変革の時代、激動の時代には、一定の世界にだけ浸っていること、ワンパターンな行動は、リスクを高めるだけということにもなりかねません。

違う世界の人を招いて、講師を務めてもらうというのは、今では学びの世界では当たり前のようにみられるようにはなっています。

雰囲気を変えるため、たまには息抜きをするということではなくて、同じ学びの場にいる人や教えの場にいる人であって、教え方や伝え方が違う人、同じことであっても異なる立場にいる人(教師でなくても教育に関わる人など)を招聘することを指しています。

これは伴歩する側にとって重要なことで、寄り添い続け、寄り添う相手が求めることに応え続けていくためには、さまざまな状況に対して対応可能な技術と技能、考え方を身につけておくことが求められます。

伴歩は寄り添う人が決められていることがあって、そこに新たな講師なりを呼んで、講習をしてもらうということは少ないかもしれません。そのような場合には、異なる世界に学ぶ立場として参加してみる、これを伴歩に役立てる方法を考えながら参加するということで、伴歩の質を高めることができるようになってくるというメリットもあります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕