強み8 サプリメントとの長い関わり1

私の臨床栄養の師匠である山本辰芳先生(管理栄養士)が日本臨床栄養協会の設立時の副会長を務めていた関係で、厚生労働省が保健機能食品のアドバイザリースタッフ養成について検討する委員会を設けたときに、私も委員として参加しました。

山本先生が所長を務めるH.D.S.研究所では主任研究員を務めていました。大病院出身の管理栄養士、医学博士などがいる中で、通常の医学、栄養学では存在価値がないだろうとの考えから、サプリメントの研究を独自に進めていたことがきっかけでした。

1年間の検討期間ののち、2002年4月に「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的考え方について」と題する通知が厚生労働省から出されました。

この通知を受けて、複数の団体が養成に名乗りをあげました。日本臨床栄養協会がサプリメントアドバイザー制度を立ち上げることとなり、副会長の山本辰芳先生が制度立ち上げを担当して、そのサプリメントの教育内容の担当として私も参加しました。

これに続いて国立健康・栄養研究所は、NR(Nutritional Representative:栄養情報担当者)制度を立ち上げました。制度の委員会では同研究所の田中平三理事長(医学博士)と一緒であった関係でNRでは法律講師を務めました。

NRは後にサプリメントアドバイザーと合併してNR・サプリメントアドバイザーとなり、現在は日本臨床栄養協会が運営しています。

続いて、健康食品業界の日本健康・栄養食品協会は食品保健指導士制度を立ち上げました。同協会の山東昭子会長(当時は参議院議員)は、同じ紹介者を通じて私も同じ団体で役員を務めたことがある関係で、食品保健指導士制度にも関わりました。

個人的には、サプリメント(健康食品)情報を週刊誌に98回、月刊誌に80回にわって連載をしてきました。医療・健康関係者向け専門誌(「健康日本」「New Diet Therapy」など)でもサプリメントの執筆・編集を担当してきました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕