T字路と言われると、道案内をされたときも、突き当たりがあって、そこから右に行くか左に行くかだけを知っていればよい英文字のTの文字の形をしている道路だということは、すぐにわかります。
その認識があれば、大阪独特とされる「この道を真っ直ぐ、ドーンと突き当たって、左にガーッと曲がって」という道案内も迷わずに行けるはずです。
道路標識にもTの字が描かれているので、T字路で違和感がない、当たり前と感じるかもしれないのですが、正式名称は「丁字路」です。
丁は、“てい”、“ちょう”、“ひのと”という読み方があるのですが、丁字路の場合は「ていじろ」と読みます。
江戸時代は英文字が普及していなかったので、「Tを丁と間違えた」と考える向きもあるものの、道が三方向に延びる三叉路は道路交通法では「丁字路」と明示されています。
丁(てい)はT(ティー)と発音も似通っているので、混同されやすい用語の一つとなっています。
今回のお題は「丁字路の発想」でもよかったのですが、一般に広まっているT字路のほうを採用して、「T字路の発想」としました。
T字路の発想は、広告業界などでは縦の発想(深化・追求)と横の発想(展開・連想)を組み合わせたもので、方向性が偏らないように縦の深さと横の広がりを持った発想が重要であると示すときに使われています。
その発想で考えを進めていっても、突き当たってしまうこともあります。そんな場合には、左右を見て、Tの字のように展開が開けていないか確認することが大切です。
上司の訓話などは、ここで終わることがあるのですが、確認をしたら縦の発想で突き進むということでは、また突き当たってしまう可能性があります。
そんなときには、前進する中でも、ちょっと立ち止まる、振り向いて見ることも大切で、それを表すにはTではなく、下が止まって跳ねている「丁」のほうが相応しいのではないか、ということを言って、「丁字路」を示すようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






