カイジ菌糸体エキスの取材で訪れた中国の大病院では、西洋医学と東洋医学の融合について聞くことを楽しみにしていました。中国の医療の基本は、私たちの感覚の西洋医学で、そこに伝統的な東洋医学の発想や手法を組み合わせていることは以前から知っていました。
発想というのは、西洋医学の医薬品も東洋医学の中医薬(日本でいうところの漢方薬)も同じ位置づけで、それぞれの人の体質に合わせたものを使用するということです。
中医薬は、効果があるものであると同時に、有害にもなるという考え方が基本となっています。例えば、身体を温める性質があるものは、冷える体質の人には有効であっても、身体が温まりすぎる人には身体のバランスを崩すものとなります。
体質は、基本的なものだけでも3〜5パターンがあり、治療などによっては9パターンということもあります。それぞれ中庸がよいという考え方で、その状態に導くのが中医薬の役割です。
だから、中庸から離れることになる体質と合わないものは危険であるという考え方であり、それは西洋医学の医薬品でも同じことです。
日本では、医薬品を使うときに体質を考えることはなくて、この医薬品は身体を冷やすのか温めるのかという基本中の基本でさえ検討されたことはありません。
西洋医学の医薬品と中医学を使うときは、さらに詳細な体質判定が必要になります。このことは中国に向かう中で、いろいろとレクチャーされましたが、基本的に知っていたことと大きくは違っていなかったことです。
槐耳(カイジ)を原材料にした医薬品は、がん治療の抗がん剤、放射線治療、手術と併用して使うことから、体質を乱すようなことがない開発がされてきたわけですが、それでも抗がん剤の内容によっては体質に変化を起こすことがあるとの考え方をしています。
抗がん剤を第一にして(最も強いものを選択して)、その補助にカイジ菌糸体エキスを使うというよりも、全体の治療法からみて、体質と合う抗がん剤を使うのか、それとも別の方法を選択するのか、という日本では考えられないような手法となっています。
このようなことができるのも、実際の患者に使用して結果が得られる体制があるからのことですが、それを可能にしている理由は次回(日々邁進39)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






