日々邁進41 巨大病院の待ち時間

病院の待ち時間が長いのは普通のことで、大きな病院になるほど待たされるのは当たり前という感覚になっています。

かつては「30分待ち、3分診療」と言われた時代もありました。これは待たされる時間が診察・診療時間の10倍にもなっていることを揶揄した表現でした。ところが、大病院では「3時間待ち、3分診療」も極端な例ではなくなってきています。

「予約をしたのに、こんなにも待たされるのか」と文句を言った患者に対して、“全員が予約患者”と医師が答えたということは、一時期は笑い話ではあったのですが、今では笑えない話になっています。

医療ジャーナリストの肩書を使っていた時には、このようなことを書いたら病院に出入り禁止と言われかねなかったのですが(実際に何回か言われたり、1回は病院に入ることを拒否されたことも)、東京から離れた今では、“安心して”(?)書くことができそうです。

前回(日々邁進40)は中国の取材時の超高層ビルの大病院のエレベータ事情の一端を書きましたが、診察時間の前に病院の入口に長蛇の列ができていたのも、診療科に行くためのエレベータの混雑を考えれば当たり前のことだと感じました。

診療科の階まで辿り着けば、そこから先の待ち時間は短いのに、その前のエレベータの待ち時間が長いということで、階段で高層階(一般には20階以上)に上っていく患者を見るのも珍しくはありません。

私が取材した時には、外来診療前の時間にエレベータを利用して高層階に行くことができたのですが、取材後に下まで降りようにもエレベータが、いつ来るかわからないということで、20階分を階段で、荷物を持ったまま降りることになりました。

それでも途中階から(全部で40階以上の超高層ビルの半分)で、下りだったので、まだ楽だったのですが、待ち時間と移動時間のバランスを考えさせられる実体験の機会でした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕