日々邁進45 キノコの多糖類の働き

キノコが免疫向上に効果があるということは知られていますが、その効果のメカニズムはあまり知られていません。

メカニズムがわからなくても、効きさえすればよい(問題ない)という考えもあるのでしょうが、知っておくことで無駄なことをしないで済む、実際の効果を実感することができるということで、キノコの有効成分について触れておきます。

キノコ類には多糖類が豊富に含まれています。多糖類というのはブドウ糖などの単糖類が長く(ネックレスのように)つながったものです。多糖類なら何でもよいということではなくて、外敵と戦う免疫細胞の栄養源となるものを摂取することで、免疫細胞の働きを高めていくことができます。

これまで紹介してきた槐耳(カイジ菌糸体エキス)も、アガリクスやマイタケなどのキノコ類も免疫細胞を活性化させるのですが、中でもマクロファージという有害物質などを大量に取り込んで処理をする大型の免疫細胞の活性化の効果が認められています。

ここでアガリクスとマイタケについて、私たちのオリジナル講習テキスト(サプリメントスペシャリスト認定講習)の中から紹介します。

〔アガリクス〕
ブラジル原産のハラタケ属ハラタケ科のキノコで、学名はアガリクス・プラゼイ・ムリル、日本名はカワリハラタケです。日本で栽培されているものは姫マツタケとも呼ばれています。免疫細胞のマクロファージの働きを活性化させるβ‐D‐グルカンなどの多糖類が豊富に含まれます。免疫賦活作用、血圧調整、自律神経調整、アレルギー疾患の改善のほか、インスリンの効能を高めるなどの研究成果もあります。

〔マイタケ〕
サルノコシカケ科のキノコで、クリやナラ、シイなどの広葉樹の根株に発生します。多糖類のβ‐グルカンは免疫細胞を活性化させて免疫を強化し、特有成分のX‐フラクションには肝臓でコレステロールを合成する酵素の働きがあることからLDLコレステロール値降下のほか、血糖降下、中性脂肪降下、血圧調整などの作用があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕