日々邁進53 社名の後付け由来その5

「アシックス」は、1949年に鬼塚喜八郎が神戸に設立した鬼塚商会から始まり、同年に鬼塚株式会社と改称して、学童用のズック靴の製造販売を始めました。

最初のヒット商品はバスケットボールのシューズで、蛸(たこ)の吸盤の形をヒントにして、グリップ性の高いシューズが誕生しました。足の機能を高めることがテーマとされていて、初めのブランド名は“オニツカタイガー”でした。

社史によると、初めは虎印にしようとしたところ、既に登録されていたことからオニツカタイガーになったといいます。

社名はオニツカを経て、1977年にはアシックスと改称されました。

現在では、スポーツパフォーマンスブランドはアシックス、スポーツファッションブランドはオニツカタイガーと使い分けられています。

アシックスは、今でこそ多彩なスポーツウエアを手掛けていますが、スポーツシューズの印象が強く、陸上競技の世界ではトップブランドの座を占めて続けています。

私のウォーキングシューズはアシックスです。歩くことに特化した構造と、デザイン性だけでなく、日本ウオーキング協会の事業に参加していたときに、足元を見られる(悪い意味ではなくて)ことが多く、アシックスであることがわかると見た人の態度が違うことを感じていました。

社名がアシックスになったときのニュースリリースには、古代ローマの詩人のユベナリスの言葉「Anin Sana in Copore Sana」(健全なる体に健全なる精神あれかし)の頭文字をとった「asics」であると説明されていました。

なぜ、その言葉に着目したのかは明らかではなくて、“足”のイメージがあって、それにちなんだ言葉を探したのではないか、と言われています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕