「エドウイン」といえばジーンズというイメージが固定されていて、前身のTUNEMIのときにはアメリカの中古ジーンズを輸入販売していて、1961年にデニム生地を初めて輸入して日本人の体型と嗜好に合った国内縫製による国産初のブルージーンズを製造販売しました。
1983年には国内のジーンズ売り上げのトップになりました。また、1985年にはアメリカでの生産への取り組みが始まり、翌年にはMADE IN USAシリーズが誕生しました。
1985年というと、私が東京・原宿に住み始めて、毎日のように竹下通りを歩くようになった年で、それから19年間は原宿でジーンズ業界とジーンズの変化をずっと見てきました。
ブランド名のエドウイン(EDWIN)は、1961年の販売時から使われていて、2006年にはエドウイン(当時はエドウイン・ホールディングス)を社名としています。
「EDWIN」の命名については、以前から伝えられていましたが、社名になってから公式に由来を広く打ち出すようになっています。
EDWINは、「デニム(DENIM)のDとEを逆転させて、NIMを180度回転させた」とのことです。さらに、「江戸が勝つ」という意味も持たせています。
デニムといえば岡山で、そこに東京の会社が勝つという説明もされていますが、岡山県倉敷市児島は国産ジーンズ発祥の地であることは確かなことです。
児島が学生服や作業服の生産の街から、国産ジーンズの街へと変化する初めての年は1965年のことで、当時は輸入デニム生地が使われていました。国内製造に続いて、ベルボトムやカラージーンズを生み出したのは児島のマルオ被服です。
1973年には倉敷紡績が国産デニム生地を開発して、これは各地で国産ジーンズを誕生させることになりました。
この流れからいうと、当時のライバルは岡山ではなくて、アメリカであったことから、「東京の会社が勝つ」というのは後付けだと感じさせられてしまいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






