運を天に任せる博打ではなくて、やるべきことをやったのちに運を天に任せる「人事を尽くして天命を待つ」という言葉を使って、ゲームと玩具の任天堂について前回紹介しましたが、「運を天に任せる」といえば「阿弥陀籤」(あみだくじ)も同様の感覚です。
あみだくじの語源が阿弥陀仏(如来)だということは、定番のクイズネタとされていますが、クイズ番組の企画会議で、出題のリスト案を見たときのことです。
私が答えを言い当てただけでなく、解答の説明編でも用意されていなかった由来を説明したので、会議の雰囲気を崩すことになってしまいました。
どのような崩し方になったのかは別にして、遊びのようなことの中にも、深い意味があるということだけは書き記しておこうと思います。
あみだくじは、その漢字表記からもわかる(推測できる)ように、阿弥陀如来が語源であって、阿弥陀如来の仏像(阿弥陀仏)の光背(後光)のように多くの線があって、そこに横線を書き加えることで、当たりを決めます。
あみだくじは、絶対に重複しなくて、横線が何本あっても、どの線を選んでも必ず別のところに到達するようになっています。
あみだくじは今では縦線と横線で構成されていますが、始まった室町時代には阿弥陀仏の後光と同じように、放射線状の線が描かれて、中央に当たりのもの(お宝)を置いて、参加者が横線を書き加えてからスタートの線を選ぶという形でした。
後光は阿弥陀如来の放つ時間・空間を超越した“計り知れない無限の智慧と慈悲の光”である無量光を表したものです。
あみだ(阿弥陀)くじは、阿弥陀仏の功徳が平等に行き渡るようにという後光の主旨が門徒に伝わることを願って行われるものという考えがあります。
ちなみに、阿弥陀仏を信仰の中心としているのは浄土真宗と浄土宗です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






