考えたことが、そのまま文章になるという世界が訪れないかと期待をしていると書いた前回(日々邁進6)に続いて、そうなっても文章書きの仕事ができるかわからない、という話を書いていきます。
それは70歳を超えた今、そのような便利な時代になった時には寿命に達しているのではないか、という話ではなくて、書くのに必要な見る機能が、それまで保たれているかという不安があるからです。
音声文字変換ソフトと生成AIのおかげで、話すだけで文字を打ち込んだのと同じようになり、それを自分で考えたかのように文章が出来上がるという時代であっても、さらに進歩して考えただけでも文章が出来上がるという時代になっても、出来上がった文章を確認するための作業が残っています。
その確認には見て、自分の目で確かめることが必要で、見ることさえできれば可能です。ところが、私には閃輝暗点(せんきあんてん)があり、その状態は年々というよりも、月々(月を超えるごとに)悪化していることを実感しています。
閃輝暗点は、2つの状態を結合した病名で、視界に輝きのようなチカチカが現れる症状が閃輝、視界の一部が暗く感じるようになる症状が暗点です。
主に現れる症状は閃輝のほうで、頭をぶつけると視界に星が飛んでいるように見えるのと同じメカニズムで起こっています。
これが一般的な表現ですが、実際には人によって状態は様々で、どんなに説明をしてもわかってもらえないのがもどかしいところです。というのは、視界で起こっていることが実際に見えているのは本人だけで、他の人は想像するしかないからです。
これは閃輝暗点を経験している医師でも同じことで、なかなかわかってもらえないだけでなく、本人が経験していることを前提として診察・診断をしがちなので、私が見えていることが、見えていない(理解できない)という状態は大きくは変わりません。
閃輝暗点のメカニズムについては次回(日々邁進8)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






