「日本人が時計を時間を計るものに変えてしまった」というのは、初めはスイスで言われ始めたことで、それは時計の有名メーカーがある各国に広がっていきました。
時計は時間(時刻)を計測・表示する機器・装置であるので、時間は正確であることが求められることから、デジタル化が進みました。
ゴージャスな装飾的な腕時計が徐々に衰退していく中で、液晶の時計が増えていって、時刻を知るだけであったら低価格で(百均でも)買える時代になりました。
「時間を計るものに変えた」というのは、電波時計(標準電波を受信して誤差を自動修正)が登場する前(1993年)のことですが、それ以前は時刻は“だいたい”の感覚でよくて、時間を正確に表示することは一般の人には不要とも考えられていました。
腕時計をつけている人がピッタリの時間に行動するというのは、電波時計だけでなくて、デジタルツールのスマートフォンやタブレット端末が当たり前になった時代には、あまり疑問を抱かずに行動している人も少なくありません。
時間は長さを示す用語で、時刻は時の流れの中の一点を示す用語です。時間は、ある時刻から時刻までの長さで、時刻は何時(10時30分)というデジタルの数字、分針や秒針で示されるものです。
時計は、通常は時刻を知るもので、時間を計る(時計)ものではないというのはデジタル式では当たり前の感覚で、時間の長さを計るときには数字で示されるとわかりにくくなってしまいます。
デジタルの時計では時間の流れは感覚としてわかりにくいのに対して、アナログの時計では針の間隔で、どれくらいの時間があるのかが判断しやすいものです。
このアナログの時計の感覚(間隔)が、今回の伝えたいこととフィットしています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕






