地球の有限な資源は、地球が誕生した約46億年前から固定されたものではなく、環境の変化によって蓄積されてきたものです。
重要なエネルギー源となってきた石炭は、数千年前から数億年前の植物が腐敗する前に湖底や海底に埋もれ、長年の地圧や地熱の影響によって石炭化したものです。
最も多いのは石炭期と呼ばれる2億4千万年前から3億年前に湿地帯の森林を構成していたシダ類と考えられていて、その時代の植物化石といえます。
石炭は産業革命(18世紀半ばから19世紀)から20世紀初頭まで最重要のエネルギー源として使われてきました。石炭を掘り、これをエネルギーとして活用できた国や企業が大きな力を握ることができた時代です。
石油は、植物性プランクトンや藻などの死骸が高温・高圧下で油母(ケロジェン)という有機化合物に変わり、液体の炭化水素に変化したものと考えられています。
その時期は恐竜が栄えていた今から約2億年前の中世期・ジュラ紀から約6千万年前の白亜紀にかけてとされています。
石油が石炭に代わってエネルギー源の主流となったのは第一次世界大戦(1914年〜1918年)前後のことで、エネルギー量が石炭の約2倍と効率性で勝っていることから使用量が大きく増えました。
天然ガスは、液体の炭化水素がガス化したもので、これを液体化させた状態の液化天然ガス(LNG)としてタンカーで輸送されます。LNGに製造する際に硫黄などの不純物が取り除かれます。
天然ガスは燃焼する際の二酸化炭素の発生量が少なく、酸性雨や大気汚染の原因とされるNOx(窒素酸化物)の発生量も少なく、SOx(硫黄酸化物)が発生しないことから、クリーンなエネルギーとされています。
これには、液化天然ガスに変換する際のエネルギー、タンカーで遠くから輸送してくるときに使われるエネルギーは計算に含まれていません。
〔小林正人〕






