異字同訓28 たま〜つく

〔たま〕
「玉」宝石。円形や球体のもの。
玉を磨く。玉にきず。運動会の玉入れ。シャボン玉。玉砂利。善玉悪玉。

「球」球技に使うボール。電球。
速い球を投げる。決め球を持っている。ピンポン球。電球の球。

「弾」弾丸。
拳銃の弾。大砲に弾を込める。流れ弾に当たって大けがをする。

〔つかう〕
「使う」人や物などを用いる。
通勤に車を使う。電力を使う。機械を使って仕事をする。予算を使う。道具を使う。人間関係に神経を使う。頭を使う。人使いが荒い。体力を使う仕事。

「遣う」十分に働かせる。
心を遣う。気を遣う。安否を気遣う。息遣いが荒い。心遣い。言葉遣い。仮名遣い。筆遣い。人形遣い。上目遣い。無駄遣い。金遣い。小遣い銭。

〔つく・つける〕
「付く・付ける」付着する。加わる。意識などを働かせる。
墨が顔に付く。足跡が付く。知識を身に付ける。利息が付く。名前を付ける。条件を付ける。味方に付く。付け加える。気を付ける。目に付く。

「着く・着ける」達する。ある場所を占める。着る。
手紙が着く。東京に着く。船を岸に着ける。車を正面玄関に着ける。席に着く。衣服を身に着ける。

「就く・就ける」仕事や役職、ある状況などに身を置く。
職に就く。役に就ける。床に就く。緒に就く。帰路に就く。眠りに就く。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕