「糖尿病の家系」に続いて「高血圧の家系」について書くのは、私は両方の家系で、糖尿病と高血圧が遺伝している可能性が高いからです。
糖尿病と高血圧は別の疾患であることは間違いがなくて、糖尿病は血液中のブドウ糖が多くなりすぎた状態で、高血圧は血管(動脈)の圧力が高まりすぎた状態です。
あまり関係がないように思われがちではあるものの、ともに影響が出るのは血管で、調べてみると糖尿病になると高血圧が発症しやすくなります。また、動脈硬化のリスクは、糖尿病と高血圧が重なると、大きく高まります。
動脈硬化による心臓病や脳血管疾患の危険性は、健康な人の危険度を1とした場合に、糖尿病で2〜3倍、高血圧で2〜3倍、そして糖尿病と高血圧が重なる6〜7倍になるとの研究報告もあります。
母方の高血圧の家系で記憶にあるのは、祖父はまだ若いうちに(私が小学2年生の時)脳出血で亡くなり、祖母は心臓病、親戚にも心臓病や脳血管疾患で亡くなった方が多くいます。私の母親は90歳を超えてからですが、心臓病で亡くなっています。
父方が糖尿病の家系、母方が高血圧の家系ということで、そのリスクを低くするために、中学生の頃から食事内容には注意してきました。それは、糖尿病は糖質(ご飯や甘いもの)の摂りすぎ、高血圧は塩分(ナトリウム)の摂りすぎという当時の情報に従ってのことです。
それが、今では間違いであると認識されるようになっていますが、その情報収集・分析を研究機関のメンバーとして積極的に取り組むようになった、きっかけの一つではあります。
私は幸いにして、糖尿病も高血圧も無関係という状態ですが、同じ遺伝子を継いでいる家族には両方が出ています。
“氏より育ち”ではないのでしょうが、生活習慣そのものが生活習慣病のリスクを抑えられることを実践してきたということで、ある程度の自信を持って話せるようにはなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






