糖尿病の倫理20 私が糖尿病だと言われた日

糖尿病の家系であるのに、努力によって糖尿病とは無関係で今まで過ごしてきた、と書いてきていますが、一度だけ医師に糖尿病と言われたことがあります。

それは知り合いのクリニックでのことで、血糖値は時間を置かずに結果がわかるということを売りものに(自慢?)していました。

血糖値は空腹状態で血液検査を受けることが当然だということは、医療ジャーナリストの肩書も使っていたので熟知していたつもりです。これまでの私の状態は、その医師も把握していたはずです。

それなのに血糖値が基準値を大きく超えていたので、医師は大慌てで「何かあったのですか?」と聞いてきました。

糖尿病の血液検査を受けるときには絶食が原則です。血糖値は食後に血糖値が上昇しやすいことから、空腹状態で採血されます。

空腹状態というと、食事をした後ではないということで、食事の直後でなければよいだろうと考える人もいて、朝食を食べて、午前中に検査を受けるというのは普通にあることです。

これは健康診断などの通常の血液検査では、「朝食を食べたのは何時ですか」と聞かれます。食事をしてから、どれくらいの時間が経過しているのか、どれくらい食べたのかを聞かれます。そして、問診結果と血糖値を見比べて、糖尿病の危険性があるかが判断されます。

このやり方は、あくまで健康診断(健診)のやり方で、特定の病気の早期発見を目的とした検診とは違います。検診では、前日に夕食を食べてから12時間以上絶食した(食事を控えた)状態で血液検査を受けます。

驚きの血糖値であったら、血液検査の前に血糖値を上昇させるようなものを食べたか、飲んだかを聞くべきですが、そうではない対応を医師がしようとしました。

その結末については、次回に書くことにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕